商品紹介
AVANTGARDE VINYL SERIES
マウリシオ・カーゲルの《アクースティカ》(1968-70)は、実験的音響生成装置とスピーカーのために作曲された作品で、彼のキャリアの中でも最も野心的かつ急進的な作品の一つです。WDR電子音楽スタジオで制作されたエレクトロアコースティック・テープ素材と、およそ200枚のグラフィック・スコア・カードに基づくアコースティック・パフォーマンスを組み合わせたこの作品は、カーゲルの提唱した「器楽的演劇」の理念を体現しています。そこでは音、身振り、そして演奏者の存在そのものが一つの演劇的・音楽的行為として融合しています。発明された楽器や楽器以外の物を用いることで、伝統的な演奏慣習から音を解放し、音楽の領域を広げる可能性を探究しています。アヴァンギャルドの革新性を超えて、《アクースティカ》はカーゲルの無秩序さとともに深く人間的なヴィジョンも映し出しています。その多様な世界各地の音源が織りなす響きは、ブエノスアイレスで育った彼の多文化的な背景を反映し、混沌を遊び心ある秩序へと変換しながら、集合体の中における各演奏者の自立性を際立たせます。ユーモラスであり官能的でもあるこの作品は、イデオロギーを拒み、自由、個性、そして共有される表現、つまり生命そのものを称える音楽的“アナーキー”を支持しています。《アクースティカ》を通して、カーゲルはヨーロッパのアヴァンギャルドに対する、ラテン・アメリカ的な独自の答えを作り出しました。それは、発明性と人間性のある、鮮やかで対等な音の世界なのです。
内容
《AVANTGARDE VINYL SERIES》
熱狂的なファンを持つDGの「アヴァンギャルド」シリーズに基づくLPの新シリーズ 3タイトル
約60年前にドイツ・グラモフォンからリリースされた、クラシック音楽の画期的な時代を辿った「アヴァンギャルド」シリーズは、当時最も先鋭的かつ大胆な音楽を紹介するものでした。カーゲルからケージまで、大編成のオーケストラ作品から室内楽、独奏曲、電子音楽、即興音楽に至るまで、幅広いレパートリーが含まれています。熱狂的なファンを持つ、この革新的なシリーズが今回の新シリーズ「AVANTGARDE VINYL SERIES」でその多くのタイトルが初めてとなるヴァイナル盤で復刻されます。さらに今回は、作曲家90歳の誕生日を記念したスティーヴ・ライヒの《ドラミング》の史上初となるオール・アナログ・ヴァイナル盤のような、20世紀レパートリーを代表するレファレンス録音も含まれます。
オリジナル・アートワークを採用し、新たにデザインされて美しく作成されたこだわりのスリーヴケース仕様。エミール・ベルリナー・スタジオにて、ライナー・マイヤールとシドニー・C.マイヤーがオリジナル・アナログテープから直接マスタリング&カッティングし、180g重量盤のヴァージン・ヴァイナルでプレスされました。再現された当時のライナーノーツに加えて、ロンドンのライター、ブラッドフォード・ベイリーによる新たなエッセー(英語)も掲載されています。シリアルナンバー入り、限定盤。プレミアム・パッケージ仕様。
「この音楽は、これまでテープに記録された“組織化された音”の中でも、最も驚異的で、画期的かつ思考を刺激するものの一つである。過去の革新はやがて未来の伝統となる運命にあるという意見もあるかもしれない。しかしこれらの作品は、50年以上を経た現在においてもなお人を驚かせ、鼓舞する力を失っていない」――音楽サイト「uDiscoverMusic」
曲目
[LP 1]
● Side-A
マウリシオ・カーゲル:アクースティカ
1
第1部
Teil 1
● Side-B
1
第2部
Teil 2
[LP 2]
● Side-A
マウリシオ・カーゲル:アクースティカ
1
第3部
Teil 3
● Side-B
1
第4部
Teil 4
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