『王舞学園卒業式』オフィシャルライブレポート

2026.03.13 TOPICS

圧倒的なパフォーマンスはもちろん、飛び抜けたバラエティ能力で日々様々なバズを生み出しているOWV。彼らの人気企画として開催されている“王舞学園”の卒業式が、3月5日に豊洲PITにて開催された。

 この卒業式では、事前に『旅立ちの日に』の合唱が行われることが告知され、公式YouTubeでは浦野秀太によるソプラノ、アルト、男性パートによる練習動画が公開。2024年に初の試みとして開催された合唱が大きなバズとなったからこそ、今回のさらなる気合いを感じられる。

 

 

 開演時間を過ぎ、チャイムがなると、おなじみの学生服を着た佐野文哉、中川勝就、浦野が登場。その後「起立! 卒業生、入場」というアナウンスのもと、客席の後方から卒業生の本田康祐が感無量の表情で登場すると、QWVからは大きな拍手が沸き上がっていく。この時点で「卒業…?」「合唱…?」と大きな疑問がたくさん上がってくるがそんなものは王舞学園には不要。全力で楽しもうとしているQWVの愛を受け止めながらステージに上がり、在校生による送辞がスタート。

 

 この送辞は、本田を気持ちよく送り出すために、佐野、中川、浦野の3人が得意なことで本田と勝負するという対決企画。中川は“真剣白刃取り”。しかしふたりともまったくうまくできず顔に棒がガンガン当たる泥仕合を繰り広げた後、リアルな偽の日本刀に変え、スピードをおさえるというルールにやんわりと変更されると今度は二人とも成功し、結局はじゃんけんで中川が勝利。

 

 

 続いて佐野は“大縄跳び”を選び、背中合わせで飛び始めるも、余裕のある佐野のジャンプに対し、最初からフォームが崩れ気味の本田が足をもつれさせ失敗。佐野は「体力まだ使ってない」と言うも、本田は倒れ込んで疲労困憊!

 

 

 ラストは浦野との“腕立て対決”が開始。実は3年ほど前の浦野は腕立て伏せが2,3回ほどしかできず悔しい想いをしていたんだとか。これには中川も「普通に考えたら本田くんが勝ちそうよな」と期待を感じるも、キレイに腕立て伏せを何回もクリアしていく浦野に対し、辛そうに腕立てをし続ける本田は14回でギブアップ! 浦野が佐野のように「俺、まだ筋肉使ってないよ」と言うと本田はうつ伏せになり「え~ん!」と泣く仕草を見せQWVは大爆笑。本田は「腕も上がらないですし、足も震えていますし…」と弱弱しく言った後、「でも、これで王舞学園は安心だよ!」と卒業生らしいクールなコメントを残し大きな拍手で包まれた。

 

 

 その後、答辞として、本田がSMAPの『オレンジ』のカバーを1曲まるまる歌唱。赤いペンライトがゆれ、会場がひとつになるなか、本田はとても気持ちよさそうな笑顔を浮かべていた。

 

 そしてこのイベントの大目玉でもある合唱がスタート。マイクスタンドの前に佐野、中川、浦野が立つなか、本田が指揮棒の代わりにペンライトを持ち、サッとふりあげると、何の打ち合わせもしていないのにザザッと音を立て肩幅に足を開くQWVと3人。義務教育で習った合唱への姿勢がしっかりと反映されている。いざ『旅立ちの日に』のイントロが始まると、QWVの表情はガラッと変わり、大きな口を開けて歌い出していく。その歌声はものすごく美しく、OWVの4人は笑いそうになるもしっかりと立て直し歌っていく。2年前はソプラノとアルトだけ、しかも女性が多いからこそソプラノが多く、終演後にSNSには、次の大阪公演のためにバランスをとるようにソプラノとアルト、どちらも練習すると意気込むQWVがいたのが印象的だったが、今回はソプラノ、アルト、男性パートといいバランスで音声が成り立ち、本当にキレイに仕上がっている。…と、ここまで熱く執筆していても、なぜこんなにみんなが合唱に打ち込むのかと疑問が浮かぶが、これが王舞学園なのだ。しかも、この1回目の合唱で本田の指揮があまりうまくいかなかったということで2回目の合唱が行われ、今度こそという想いなのか、初回を上回る合唱が行われ、曲の終わりには大きな拍手が上がり、みんなが今までにない達成感に包まれていた。

 佐野が冷静に「じわじわきちゃった」と呟く通り、間違いなくじわじわくるおもしろさと感動に包まれる中、浦野は「練習の成果が発揮できた気がする!」ととても満足気。

 

 

 

 そして最後に本田が「今日は卒業式なのにひとりでやって、お前らと何もしてないなって思って…歌わせて下さい!」「最後にお前らと最高の想い出作らせてくれよ!」と言い、『Swish』『UBA UBA』を披露。これまでの姿とは全く違うクールなパフォーマンスのギャップに会場は大盛り上がり! 

 MCで浦野は「ライブコーナーはどういう位置づけ?」と聞くと、本田は「王舞学園での人気者グループがOWV」と説明。その設定を守りながら本田は「王舞学園で曲を歌うのは最後だから、俺らの雄姿を記憶に残してほしい!」と叫び、『What you waitin‘ for』『SORENA』『LOVE BANDITZ』とたたみかけ、佐野は本田に「勝負自体は俺らの全勝でしたが、これから先の未来で何か勝てるものが見つかるはずなので勇気を出して外の世界に飛び立ってください」と最後の最後まで大イジリ(笑)。

 

最後には在校生の3人から花束が授与。すると浦野は「康祐さんがいなくなる学校なんて考えられないっす!」と声をかけると、本田は「お前らは大丈夫! 俺の背中なんて見るな!」と声をかけ、感動するなか、客席後方の扉まで練り歩いていく。するとQWVから「おめでとう!」「頑張って!」という声をかけられ退場。本田の姿が見えなくなると3人は、先輩の圧から解放されたかのように「よっしゃ!」「遊びに行こうぜ!」と大はしゃぎ(笑)。最後の最後まで小芝居を忘れない姿は感動さえ覚えるほど。そして、卒業式は、無事大成功のまま幕を閉じた。

 

3月14日には大阪公演では『王舞学園2026 終業式』が開催される。こちらでは『栄光の架橋』が課題曲として歌唱されるので、合唱したい方、そしてOWVが気になる方はぜひ参加してもらいたい。

文/吉田可奈

 

 

『王舞学園卒業式』セットリスト

M1. Swish

M2. UBA UBA

M3. What you waitin’ for

M4. SORENA

M5. LOVE BANDITZ

▼YouTube PLAYLIST

https://youtube.com/playlist?list=PLvqFnx-1nhehERMsz08hK-iHEjpaCX-2Y&si=x_rJ_79zz16cKblL

 

▼OWV|王舞祭2024 東京公演ダイジェスト

https://youtu.be/ai7TeTaoVKc?si=1PH7zhXWYONhScZl