【オフィシャルライブレポート】OWV OFFICIAL FANMEETING -POST TOWN- 2022年4月10日@ 東京・豊洲PIT

2022.04.15 TOPICS

2022年4月10日、東京・豊洲PITにて【OWV OFFICIAL FANMEETING -POST TOWN-】が開催された。本公演は翌11日に結成2周年を迎えるOWVによるファンへの感謝イベントで、昼・夜の二部構成。本記事では二部の内容をレポートする。

 

豊洲PITは昨年OWVの初ワンマンライブが開催され、ファンの前で初めてパフォーマンスが披露された思い出の会場だ。本イベントの司会は、YouTubeでもOWVとのコラボ企画を多数披露している吉本興業の大先輩・バンビーノのふたり。会場が和やかな空気に包まれたところで、OWVの4人が続々と登場。それぞれメンバーのキャラクターを活かしたスタイリングだが、佐野文哉の衣装はデコルテが大きく開いたインナーに、バスローブのような紫色のガウンを羽織ったスタイル。これにはバンビーノからも「エロ紫!」とツッコミが入り、客席からも笑い声があがった。

オープニングトーク後は、OWVらしい低音が印象的でクールなダンスナンバー「Sound the Alarm」とアップチューン「What you waitin’ for」を連続歌唱。満員のお客さんに緊張するどころか、リラックスしているようにも見える4人は、いつも以上に伸びやかな歌声を披露した。

合間のトークでは佐野による振り付けで、バンビーノの持ちネタ・「ダンソン」のリミックスバージョンを全力でパフォーマンスしたところで、ゲームコーナー「ダウトダンス」がスタート。メンバー4人のうち、1人だけイヤモニからまったくテンポが異なる楽曲が流れている。ひとりだけ違う曲を聴きながら踊っているメンバーが誰かを客席から当てるクイズ形式の企画。1回目は佐野が吉本新喜劇のテーマ を聴きながらも「Ready Set Go」を見事に踊りきり、ファンやメンバーをも騙しきると「だって、俺が間違えるわけないでしょ」と会場を沸かせた。

 

2回目は振り付けを忘れ、メンバーも大混乱しながら「Slam Dog」をパフォーマンス。会場のQWVにあっさり見破られてしまった中川が罰ゲームとして「胸キュン台詞」を披露することに。「待った? 白馬で迎えに来たよ」と決め顔でコメントし、中川が次のフレーズを口にしようとしたところで浦野のツッコミがかぶってしまう。罰ゲームを邪魔した罰として浦野と、ムチャブリを受けた佐野もそれぞれ「どうしたんだ? みんな子猫みたいな顔して。俺にどうされたいんだ?(浦野)」「待った? これから俺んち来ない?(佐野)」と胸キュン台詞をやりきった。

ここで浦野から「思い出に残ることをしましょう」という提案と共に、「QWVと一緒にセットリストを決めようコーナー」の説明がされた。TwitterとInstagramのアンケート機能を使い、「So Picky」と「Get Away」のどちらのパフォーマンスが観たいか、その場で投票を促すメンバー。票が多かった方の曲を歌うことを約束し、アンケートを集計する間、写真・動画撮影OKタイムとして、「TALK TALK TALK」をたくさんのスマホカメラを向けられながら笑顔で歌いきった。

ネクストナンバーは、投票の結果「So Picky」に決定。デビューシングル収録曲で、振り付けを本田が担当していることもあり、ファンにとってもとくに思い入れが強い楽曲。

 

メンバーが一旦ステージから退場すると、ヴィジョンに「抜き打ち!メンバーのカバンの中身チェック」の収録映像が映し出される。自称ミニマリストの中川の持ち物は、小ぶりなチェーンバッグに、財布とイヤホン、コンタクトレンズに点鼻薬だけ。財布の中には運転免許のほか、JO1のドキュメンタリー映画『未完成』のムビチケやOWVがデビューして初めて撮った思い出のチェキが入っていた。

 

小旅行に出かけられそうなくらい大きな浦野のトートバッグからは、練習着と歯ブラシ、のど飴、香水、そして付箋がたくさん貼られた『すごい名言100』という本が飛び出す。さまざまな偉人の名言を暗記するほど愛読しているとのこと。現在も実家ぐらしだという浦野は、母による手作りの「浦野秀太のキャラ弁」も登場し会場から思わず笑いが溢れた。

佐野のバッグからは、OWVのちびぐるみと、12個ものりんご飴が登場。佐野の大好物で、この日の楽屋には、本田の家族からもりんご飴が差し入れられていたそうだ。

 

本田のバッグの中身はすべて今回のPOST TOWNのオリジナルグッズ。VTRでグッズ紹介が行われ、そのままステージに再び登場したメンバーからファンへのプレゼント企画がスタート。サイン入りTシャツの抽選会に、ファンも大興奮だった。

ここで、改めて3年目に向けた意気込みと、QWVに向けた感謝のメッセージが述べられた。中川は「みなさまが盛り上がってくれている気持ちと、僕たちがステージでパフォーマンスしている気持ちはリンクしていると思っています。みなさんが楽しんでくれたら僕たちも楽しいし、僕たちが楽しめば、みなさんも楽しんでくださる。3周年に突入しても、そういう気持ちで一体感を持ちながら、盛り上げていきたいと思います。今日は最後まで笑顔で、日々の嫌なことを忘れて、楽しんで帰りましょう。ありがとうございます!」と、穏やかな顔つきで挨拶。

 

浦野は「ファンミーティングということで、ライブよりも体を張った1日になりました(笑)。みんなが笑ってくれたら、それが心の糧になります。これからOWVが成長するにあたっては、抵抗も出てくるかもしれません。けれど、QWVのみんながいるからOWVは上に上がっていけますので、よろしくおねがいします。ここで一言。『飛ぶためには抵抗がなければならない』」と、彫刻家マヤ・リンの名言を引用してコメント。最後には「俺が間違えるわけないでしょ!」と、本日の佐野のコメントを引用して会場を笑わせた。

 

佐野は「今日は暑い中、お越しいただいてありがとうございました。ありがたいことに僕たちのライブ、今のところ全部晴れているということで。この記録をこれからも更新していきたいです。そのためには自称・晴れ男のリーダー本田康祐の力を拝借します」とコメント。

 

その後も佐野は晴れやかな顔で「こういったご時世でも、今月も来月もありがたいことにパフォーマンスの機会があるということで、これからもどんどんクオリティを上げて、みなさんにお届けしていきたいと思います」と宣言した。

 

2021年4月、同会場で行われた初ワンマンのMCでは「この状況下なので、次にみなさんと集まれるのがいつになるかが僕らもわからないんですけど……」と神妙な顔つきでコメントしていた佐野だけに、ファンと会える機会が続々と決まっているこの状況が、うれしくて仕方ないようだ。

 

本田は「会場に来てくださったみなさんも、来れなかったり、用事があってオンラインで観てくださっている方もたくさんいると思いますが、ありがとうございます。みなさんに楽しんでもらえるようなファンミーティングになったんじゃないかなと思っています。本日撮ってもらった動画も、『OWVというグループがここにいるんだぞ!』と、どんどんハッシュタグをつけてSNSに投稿して、明日で2歳になるOWVをもっともっと広めて行きましょう! よろしくお願いします」とコメント。続いて、7月にニューシングルをリリースすることが発表されると、会場からも大きな拍手が上がった。

 

ここで会場に「Happy birthday to you」のBGMが流れ、明日27歳の誕生日を迎える本田の誕生日ケーキがサプライズで登場。本田は感謝の言葉を述べた後、会場いっぱいに光る真っ赤なペンライトをろうそくに見立て、上手から下手までフーッと消してご満悦だった。

 

「今日、ひとりだけやっていないことありますよね?」という浦野のフリから、本田も胸キュン台詞を披露することに。「何歳になっても、一緒にいような」と、堂々とした表情でやりきった。

 

会場の空気が和んだところで、一部に続いて「一番ツイてるラッキーボーイを決める」という名目で、クリームシューターが登場。一部では本田が引き当ててクリームだらけになったが、第二部ではすべてが「アタリ」で、なんと全員にクリームが勢いよく噴射。これには会場も大爆笑だった。

最後は全身クリームまみれのまま、定番曲「PARTY」を披露。最後は「まだまだみなさんと駆け上がっていきたいので、よろしくお願いします!」というリーダー・本田の力強いコメントでイベントは幕を下ろした。

7月にリリースされるシングルの詳細は、今後公式サイトなどで明らかになるので、楽しみに待とう。

 

レポート: 小沢あや(ピース株式会社)

 

【OWV OFFICIAL FANMEETING -POST TOWN-】

M1. Sound the Alarm

M2. What you waitin’for 

企画コーナー・ダウトダンス

M3. TALK TALK TALK

M4. So Picky

企画コーナー・プレゼント抽選会〜「一番ツイてるメンバーは誰だ!?」

M5. PARTY