BIOGRAPHY

辻󠄀井伸行


2009年に米国で行われた第13回ヴァン・クライバーン国際ピアノ・コンクールで日本人として初優勝して以来、国際的に活躍している。11年にはニューヨークのカーネギーホール主催のリサイタルで驚異的な大成功を収め、以後、毎年のようにカーネギーホールからの依頼公演を行っている。13年にはイギリス最大の音楽祭「BBCプロムス」にBBCフィルとともに出演し「歴史的成功」と称賛されたほか、ウィグモア・ホールやクイーン・エリザベス・ホールでのリサイタルも大成功を収めている。これまでにウィーンのムジークフェラインやベルリンのフィルハーモニーをはじめとする世界の著名なコンサートホールでの公演を成功させており、パリのシャンゼリゼ劇場では17年以降、リサイタル公演を継続的に行っている。これまでに共演してきた著名な指揮者や世界的オーケストラからも高く評価されており、マケラ、V.ペトレンコ等の指揮で、ロイヤル・フィル、ロンドン・フィル、オスロ・フィル、シカゴ響、クリーヴランド管等と共演、欧米の一流オーケストラの定期公演や音楽祭にもたびたび招かれている。22年には創立100年を迎えた著名な野外劇場ハリウッド・ボウルにおいてロサンゼルス・フィルと共演、25年には同劇場で再共演を果たした。23年にはロンドンで「BBCプロムス」に再び招かれ、いずれもスタンディングオベーションを受ける熱狂的な大成功となった。 26年以降もニューヨーク、ロンドン、パリをはじめとする主要都市、世界各地の音楽祭での公演や世界的オーケストラとの共演が予定されており、日本を代表するピアニストとしてさらなる飛躍が期待されている。 また、24年に名門ドイツ・グラモフォンと日本人ピアニストとして初の専属契約を締結。多くのレコーディングが予定されている。 09年、文化庁長官表彰(国際芸術部門)。10年、第11回ホテルオークラ音楽賞及び第1回岩谷時子賞受賞。13年、第39回日本ショパン協会賞受賞。サントリーホール ARKクラシックスのアーティスティック・リーダー、富士山河口湖ピアノフェスティバルのピアニスト・イン・レジデンスを務める。