2023年2月21日は、ニーナ・シモンの生誕90周年。

あらゆる年齢、人種、国籍の聴衆にインスピレーションを与えてきたニーナの音楽。近年、ソーシャルメディアに精通した若者は、ニーナ・シモンに特別な関心を寄せており、ニーナの音楽は、TikTokやInstagramのユーザー生成コンテンツを通じて、6億3,000万回以上聴かれているという。

そんな彼女の功績を称え、Verve Recordsは“Happy Birthday, Miss Simone”と題されたキャンペーンをスタートすることを発表。音楽、ファッションなど様々な分野で彼女の名高いキャリアと永続的な影響を祝うためのものとなっている。

 
まずは、不朽の名曲「I Put a Spell on You」初の公式MVの発表、新編成のベスト・アルバム、ユニバーサルが保有する全カタログの臨場感あふれるドルビーアトモス・ミックス、そして『Wild Is The Wind』のオーディオ・マニア級ヴァイナルなどがこの1年を通してリリースされる。

彼女はそのキャリアを通じて、ファッションを自己表現のツールとして活用し、ステージでも日常生活でも大胆なルックを好んでいた。彼女が身につけた文化的に重要なルックの数々を紹介する「I Put a Spell on You」のMVは、彼女のパーソナル・スタイルが音楽と同様に大胆不敵で妥協のないものであったことを視覚的に思い出させてくれるものとなっている。

 
また、新編成のベスト・アルバム『Great Women of Song: Nina Simone』は、「Feeling Good」から「Don’t Let Me Be Misunderstood」まで12曲を収録し、新しいファンにも熱心なリスナーにも不可欠なキュレーションとなっている。Verveのカタログに登場するミュージシャンの作品に焦点を当てた「Great Women of Song」シリーズ最初のリリースとなり、今後はエラ・フィッツジェラルドやビリー・ホリデイなども予定されているとのこと。現在デジタルと輸入盤CDが発売中で、5月12日にヴァイナル、6月には日本盤SHM-CDも発売される予定。

そして本日より、ユニバーサルカタログ全曲のドルビーアトモスでのストリーミング配信もスタートしている。

『Great Women of Song: Nina Simone』
2023年2月17日 デジタル・リリース

>> LISTEN / BUY

1. Feeling Good
2. I Put A Spell On You
3. Don’t Let Me Be Misunderstood
4. Ne Me Quitte Pas
5. Tell Me More and More and Then Some
6. Lilac Wine
7. Take Care of Business
8. See-Line Woman
9. Four Women
10. Wild Is The Wind
11. I Loves You, Porgy
12. Mississippi Goddam

今年6月には、1966年のニューポート・ジャズ・フェスティヴァルで録音された未発表ライヴ・アルバム『You’ve Got To Learn』をリリースする。ニューポート・ジャズ・フェスティヴァルは彼女にとって特別な場所であり、この未発表録音は彼女のステージでの圧倒的なパワーを示すものである。タイトル曲や「Mississippi Goddam」を含む6曲のセットで、観客の熱狂的な拍手も収録された臨場感あふれる貴重なライヴ作品となっている。

8月には、Verve/UMeの定評あるオーディオファイル・レコード再発シリーズ「Acoustic Sounds」から1966年のスタジオ・アルバム『Wild Is The Wind』、10月には、キャリアで最も重要な時期の一つである1964～67年にかけてフィリップス・レーベルに録音された7枚の全アルバムが収録されるLPコレクション・ボックス『Four Women: The Nina Simone Complete Recordings 1964-1967』がリリースされる予定。

 
「ニーナ・シモンが音楽と文化に与え続けている影響を適切に表現する術はありません。2023年に彼女の人生と遺産を祝い、彼女の音楽が世界中の新しいリスナーを見つける手助けをし続けることにワクワクしています。」/ Verve Records 社長、ジェイミー・クレンツ

「ニーナ・シモンの音楽とメッセージは、今日も変わらず、おそらくこれまで以上に極めて重要であり、我々は彼女の才能と影響を一年を通して祝うことを楽しみにしています。」/ UMe社長兼CEO、ルース・レスニコフ

「長年にわたり、私たちは、誰かが初めてニーナ・シモンを聴いた途端に、ニーナ・シモンのファンになることを学びました。この節目の誕生日を祝うことを通して、より多くの人々にミス・シモンの音楽のすべてを享受する機会を提供したいと願っています。」/ Verve Records ジャズ開発担当、ケン・ドラッカー