スタジオジブリ最新作『思い出のマーニー』の音楽に参加決定!

2014.05.31 TOPICS

最新アルバム『アランフエス協奏曲/アルハンブラの想い出』も7月16日発売!

ミロシュが初めて映画音楽に参加することになった。日本が世界に誇るアニメーション会社「スタジオジブリ」の最新作、『思い出のマーニー』だ。

今回、ミロシュが『思い出のマーニー』の音楽に参加するきっかけとなったのは、『思い出のマーニー』の音楽を作曲した村松崇継氏。
村松氏は、以前から自身の作品に合うギタリストを探していたが、そんな折、ミロシュのデビュー盤『ミロシュ・デビュー!~地中海の情熱』に収録されていた「アルハンブラの想い出」を聴き、その美しい音色と鮮やかなトレモロにとても感銘を受けた。ミロシュの起用を製作スタッフに提案したところスタッフも賛同し、今回の音楽への参加をミロシュに打診。ミロシュも快諾し、海外クラシック・アーティストとして初めてスタジオジブリ作品の音楽に参加することが実現した。ミロシュも世界的なアニメーション映画制作会社として知られるジブリの事は良く知っており、「ジブリ映画への参加は大変光栄なこと」と語っている。

こうして村松氏によるサントラ音楽に登場するギター・パート全編にミロシュが参加することになった。ミロシュは5月末に急遽来日し、23日と26日の2日間、都内でのサントラ音楽のレコーディングに参加し、9曲を録音した。これはミロシュにとっては日本での初めてのレコーディングとなった。

そして最新アルバムの発売も決定!
タイトルは『アランフエス協奏曲/アルハンブラの想い出』で、7月16日に発売する。
国内盤ボーナス・トラックには、ミロシュ起用のきっかけとなった「アルハンブラの想い出」が新録音で収録される。スタジオジブリからのオファーに至った経緯を知ったミロシュが、日本だけのために特別にロンドンのアビー・ロード・スタジオで録音したものだ。

●リリース情報
ミロシュ(Miloš)
『アランフエス協奏曲/アルハンブラの想い出』(Rodrigo: Concierto de Aranjuez, etc.)
ミロシュ(ギター)
2014年7月16日(水)発売 
初回限定盤 [SHM-CD+DVD] UCCG-9997 ¥3,500+税
通常盤 UCCG-1660 ¥2,800+税

【収録曲】
①ロドリーゴ:アランフエス協奏曲 
②ファリャ:クロード・ドビュッシーの墓碑銘のための讃歌
③ファリャ:粉屋の踊り(《三角帽子》から)
④ロドリーゴ:祈りと踊り
⑤ロドリーゴ:ある貴神のための幻想曲
【国内盤のみのボーナス・トラック】
⑥タレガ:アルハンブラの想い出 dedicated to 『思い出のマーニー』(新録音)

【限定盤ボーナスDVD】
「アランフエス協奏曲」トレイラー(インタビュー、録音風景)/ビデオ・クリップ(粉屋の踊り)/アルハンブラの想い出(録音風景)
約11分

ミロシュ(ギター)
ヤニック・ネゼ=セガン指揮/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団(①⑤)
録音:2013年8月31-9月2日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(①⑤)
9月25-26日 ベルリン、ニコデムス教会(②-④)
2014年2月24日 ロンドン、アビー・ロード・スタジオ(⑥)


■ミロシュから『思い出のマーニー』の音楽参加についてのコメント
ジブリ作品「思い出のマーニー」に参加させていただき、とっても興奮しています。最初にお声をかけていただいたときは非常に光栄に思いました。ジブリは欧米でも有名ですし、『千と千尋の神隠し』を僕もテレビで見たことがありましたので。ジブリ作品を通じて、日本の美意識や文化を感じていました。村松崇継さんの楽曲は、感情豊かで、雰囲気があって、色鮮やかで、素晴らしい音楽です。ギターにぴったりに作っていただいており、理解しやすく、弾いていてとても楽しかったです。
音色豊かなこのギターという楽器にとって、この楽曲はピッタリだと思いました。スタジオでお会いした村松さんはとても才能があって、優しい方でした。今回サントラへの参加は僕にとって初めての経験で、これまでと全く違う録音作業は興味深いことばかりでしたが、スタッフの皆さんから手取り足取りサポートいただき感激でした。映像に合わせて演奏する経験も初めてで、とても面白かったです。すごくきれいなものになるだろうな、ということが想像できます。ジブリという素晴らしい文化作品に、クラシック・ギターがフィーチャーされるということも心から嬉しいです。映画の完成がいまからとても楽しみです!
ミロシュ

■音楽担当・村松崇継氏からミロシュ起用についてのコメント

スタジオジブリから『思い出のマーニー』の音楽のお話しを頂いてすぐに、音楽の基本的な方針を決めていく中で、「クラシック・ギター」のサウンドが重要ということになりました。どこにどんな音楽をつけるかという具体的なことがまだ決まらない中でしたが、どのような音楽の内容になっても安心して任せられるテクニック、音楽性を持ったギタリストを探していました。そんな中、ミロシュの演奏するアルバムをたまたま耳にしました。そのアルバムのテクニックや音楽性に惹かれて、今回オファーさせていただきました。CDでミロシュの魅力は知っていたつもりでしたが、レコーディングで初めてミロシュのギター演奏を目の前で聴かせていただき、そのつややかで深く温かい音色に、まず感動しました。そして、柔らかく抒情的な演奏に、ミロシュの新たな魅力に出会えた気がして、とても嬉しくなりました。
オケ録音も劇伴録音もベストを尽くしてくれたと思います。これまでとはまた違ったミロシュの魅力や音楽性を、『思い出のマーニー』の音楽でお聴きいただけると思います。 
『思い出のマーニー』音楽担当 村松崇継

●スタジオジブリ最新作 『思い出のマーニー』
7月19日(土)全国ロードショー