後期ロマン派文学をコンセプトにした新作リリース決定!

2022.06.17 TOPICS

トップ・ヴァイオリニスト、リサ・バティアシュヴィリの新作『シークレット・ラヴ・レター』が発売されることが決定、本日より「フランク:ヴァイオリン・ソナタ イ長調 第1楽章」が先行配信されている。

DG第7作目となる今作は、後期ロマン派文学にインスパイアされた作品がコンセプトになっている。アルバムの中心となる作品は、20世紀前半のポーランド音楽界の中心人物、シマノフスキが、詩人タドイ・ミチンスキーの詩『5月の夜』にインスパイアされ作曲したヴァイオリン協奏曲第1番。
その他、ロシアの作家イワン・ツルゲーネフの小説『愛の勝利の歌』を題材にして、フランスの作曲家、エルネスト・ショーソンが1896年に書いたヴァイオリンと管弦楽のための交響詩《詩曲》や、フランク作曲のヴァイオリン・ソナタ、ドビュッシーの〈美しき夕暮れ〉などが収録されている。
ドビュッシーの〈美しき夕暮れ〉は、フランスの小説家・評論家のポール・ブルジェの歌詞による歌曲として構想され、後にヴァイオリニスト、ヤッシャ・ハイフェッツがヴァイオリンとピアノのために編曲した作品で、今作では、フィラデルフィア管弦楽団の音楽監督を務めるヤニック・ネゼ=セガンがピアノ伴奏として参加している。

「音楽には、言葉では言い表せないような、たくさんのメッセージが隠されています。このアルバムのために選んだショーソン、ドビュッシー、フランク、シマノフスキの4つの曲に共通しているのは、音楽の中にある秘密で親密な愛のメッセージがあることです。」- リサ・バティアシュヴィリ

「私が好きな言葉のひとつに、『言葉が止むとき、音楽が始まる』というものがあります。時には自分でも表現できないようなことを言えるようになるのが音楽です。」- ネゼ=セガン

 

『シークレット・ラヴ・レター』
2022年8月19日(金)発売
MQA/UHQCD UCCG-45057 定価\3,080

>> LISTEN / BUY

[曲目]
セザール・フランク(1822-1890):ヴァイオリン・ソナタ イ長調 *
カロル・シマノフスキ(1882–1937):ヴァイオリン協奏曲 第1番 作品35 **
エルネスト・ショーソン(1855–1899):詩曲 作品25 **
クロード・ドビュッシー:美しき夕暮れ(編曲:J.ハイフェッツ) ***

リサ・バティアシュヴィリ(ヴァイオリン)
ギオルギ・ギガシヴィリ(ピアノ*)
フィラデルフィア管弦楽団**
ヤニック・ネゼ=セガン(指揮**&ピアノ***)

録音:2022年4月 ベルリン(*)、2022年1月 フィラデルフィア(** & ***)