ジョン・レノンとオノ・ヨーコの新作『パワー・トゥ・ザ・ピープル』発売を記念して公式Tシャツとステッカーが発売

2025.09.05 TOPICS

10月10日に発売されることが先日発表されたジョン&ヨーコ名義による新作アルバム『パワー・トゥ・ザ・ピープル』。ジョン・レノンにとってザ・ビートルズの脱退後に行った唯一のフル・ライヴである、ニューヨークのマディソン・スクエア・ガーデンで行ったライヴ「ワン・トゥ・ワン・コンサート」が収録されるこの作品の発売を記念して、公式Tシャツとステッカーが日本でも発売されることになった。

今回発売されるのはTシャツが2種類、ステッカーが1種類となる。

Tシャツは、今回のアルバム・ジャケットがジョンとヨーコの顔が3Dレンチキュラー仕様となっていることにあわせて、二人の顔をバックプリントにフィーチャーした黒のTシャツ、もう一つのTシャツはアルバムタイトルである『Power To The People』のロゴをフィーチャーしたものとなっており、それぞれサイズはS、M、L、XLでの展開となる。ステッカーは 『Power To The People』の文字を使用して4色のものとなっている。

それぞれ現在UNIVERSAL MUSIC STOREで予約が受付中。発売日はジョン・レノンの生誕85周年である10月9日に予定されている。
それぞれの予約はこちら >>

10月10日に発売される新作『パワー・トゥ・ザ・ピープル』の発売にあわせて、4Kで修復されたライヴ映像や当時のインタビューといった貴重な映像がジョン・レノンの公式YouTubeに公開されているが、先日公開された映像でジョンは「パワー・トゥ・ザ・ピープル」について次のように語っている。

「今すぐ平和が欲しい、平和は手に入る、今すぐ望むなら。左翼は権力を民衆に委ねると語るが、誰もが知っている、民衆こそが権力を持っていると。我々がすべきは民衆の中の力を目覚めさせることだけだ。民衆は気づいていない、まるで教育を受けていないかのように、自分たちに力があることに気づいていない。政治家に権力を与えているのは民衆だ。地方の市長に投票するのは民衆自身だ。だがシステムは巧妙に仕組まれていて、誰もが“父”が全てを解決すると信じ込んでいる。その“父”とは政府のことだ。政府が全てを解決する、全ては政府のせいだと信じ込んでいる。だが政府に向かって拳を振り上げたとしても、我々こそが政府なのだ、民衆こそが政府なんだ。そして民衆には力がある、ただこの事実を皆に気づかせねばならない」

We can get peace now if we want it now. All we have to do is awaken the power in the people.

また、オノ・ヨーコが平和と戦争の産業について2007年に語ったインタビューも公開された。ここで彼女は次のように語っている。

「音楽や芸術や映画、あるいは花屋も、平和産業に関わるあらゆる芸術的努力が世界をより良くしていると思います。戦争産業に関わる者は、世界を悪化させています。だからこそ、平和産業に携わる者同士はお互いに批判しすぎず、集い合い、優しく接し合い、慈しみ合い、大きな平和産業を創り上げて、戦争産業よりも大きく成長させなければならないんです」

YOKO ONO: THE WAR INDUSTRY AND THE PEACE INDUSTRY