1985年のブルーノート・レーベル復活から四半世紀にわたって社長として活躍したブルース・ランドヴァル氏が5月19日逝去しました。
享年79歳でした。

10代の頃からジャズに傾倒、除隊後CBSに入社してデクスター・ゴードンの復活やウィントン・マルサリスのデビューに深く関わり、ついでエレクトラでジャズ専門のミュージシャン・レーベルを立ち上げました。

1984年にブルーノートの社長に就任し、5年ぶりに新作の録音・発売を再開します。85年2月22日、歴史に残る復活祭「ワン・ナイト・ウィズ・ブルーノート」を開催し、翌年から10年間に渡りそのアウトドア版であるMt.Fujiジャズ・フェスティヴァル・ウィズ・ブルーノートを日本に運びました。

グラミー賞で8冠を受賞し、全世界で3000万枚を突破した『ノラ・ジョーンズ』を始め、数々のヒット作、話題作を手掛けています。ジャズの現在を伝えるロバート・グラスパーとの契約が、最後の仕事のひとつとなりました。

心からのご冥福をお祈りします。