2026年度グラミー賞ノミニーJ・バルヴィン、故郷メデジン市で歴史的カムバック公演を開催

2025.12.03 TOPICS

コロンビア出身のレゲトン、ラテン・ポップ・レジェンド J・バルヴィンが、自身の故郷であるメデジン市にあるエスタディオ・アタナシオ・ヒラルドットにて満員御礼の凱旋公演を開催した。6年をかけて準備された本公演は、音楽とコミュニティ、そしてメデジン市を世界文化の中心に位置づけ続ける創造力を称える祝祭として展開された。
観客は没入型の演出「Ciudad Primavera(シウダッド・プリマベラ)」の世界へ足を踏み入れながら、バルヴィンの象徴的な時代を称えるインスタレーションに囲まれ、感謝と芸術的革新に根ざした夜を予感させる花々で迎えられた。J ・バルヴィンの音楽的進化の各章を、映画のようなスケールで鮮やかに描き出されたパフォーマンスは、世界最高峰のプロダクション、爆発的なビジュアル、そして70名以上のダンサー(うち56名がコロンビア人)を従えた360度ステージの構成となった。

さらに、ゲスト陣として、ラテン・ミュージックの重鎮であるダディー・ヤンキー、マルーマ、ファルッコ、フェイド、ライアン・カストロから、グローバル・スターでる50セントやDJスネイクまでを迎えた。ステージにはReykon、Nio García、Golpe a Golpe、Rayo y Toby、 Final、Eladio Carrión、Justin Quiles、Lenny Tavarez、Jory Boy、Daelcom、Lennox、Kapo、De La Ghetto、Jowell y Randy、Tito El Bambino、Chencho Corleone、Yandel、Kris Rらが次々と登場し、コロンビアのステージ史上最も豪華なメンバーが揃った。公演を通してバルヴィンは自分をアーティストとして形作った街での原点に立ち返り、メデジンで生まれたレゲトンの自分の物語を観客に語り掛けた。地元のルーツと世界的な広がりの両方を称え、象徴的な「ラティーノ・ギャング」の精神のもと、世代を超えたアーティストたちを一つに結集させた公演であった。
バルヴィンは最新作『Mixteip』で2026年グラミー賞「最優秀ムジカ・ウルバーナ・アルバム」にノミネートされ、2026年5月にはメキシコでの大規模アリーナツアーを控えている。世界的な反響を受け、ラテン音楽の地位をさらに高める中で、彼は音楽とビジョン、そして人々との繋がりを通じて未来を形作る、文化的なリーダーとして活躍し続ける姿に注目していただきたい。