「マイ・スウィート・ロード」公式ミュージック・ビデオが初公開!

2021.12.17 TOPICS

ジョージ・ハリスンの伝説的なヒット曲「マイ・スウィート・ロード」の初の公式ミュージック・ビデオが公開

音楽・映画・コメディの各方面に大きな影響を与えたジョージを称えるために、40人以上のミュージシャン、俳優、コメディアンから成るオールスター・キャストが集結

主演はフレッド・アーミセンとヴァネッサ・ベイヤー。
さらにマーク・ハミル、リンゴ・スター、ジョー・ウォルシュ、ジェフ・リン、ジョン・ハム、ナターシャ・レジェロ、ダレン・クリス、ロザンナ・アークエット、”ウィアード・アル”・ヤンコビック、パットン・オズワルト、レジー・ワッツ、ティム&エリック、タイカ・ワイティティらが出演

『オール・シングス・マスト・パス』50周年記念Uber Deluxe Editionが、第64回グラミー賞の最優秀ボックス/スペシャル限定盤パッケージ部門にノミネート

 
ジョージ・ハリスンの偉業を称えるため、彼の伝説的なヒット曲「マイ・スウィート・ロード」の初の公式ミュージック・ビデオが制作された。このビデオの出演者は、音楽、テレビ、映画、コメディといった各界の有名人が勢揃いしたオールスター・キャストとなっている。ランス・バングスが監督し、ダニー・ハリスンとデヴィッド・ゾンシャインが制作総指揮を務めたこのビデオでは、主演のフレッド・アーミセンとヴァネッサ・ベイヤーが超自然的なものを扱う特別捜査官を演じている。このふたりは、秘密捜査組織のトップ (演じるのはマーク・ハミル) の命令により、「目に見えないものを探す」という任務に取りかかる。

 
「マイ・スウィート・ロード」のミュージック・ビデオ

 
今回のビデオの中では、たくさんの捜査官が力を合わせ、あらゆる場所をくまなく探していく。しかし探しているものは、実はずっと彼らの目の前にあったものかもしれない。ここには、物事を探求する「マイ・スウィート・ロード」という曲のテーマが反映されている。このビデオには、40人以上のミュージシャン、俳優、コメディアン、映画監督、アーティスト、その他のクリエイターたちが顔を見せている。その中には、たとえばジョージの友人であり、かつて同じバンドで一緒に活動していたリンゴ・スターやジェフ・リン、俳優のダレン・クリス、ジョン・ハム、ロザンナ・アークエット、ミュージシャンのジョー・ウォルシュ、”ウィアード・アル”・ヤンコビック、レジー・ワッツ、コメディアンのモシェ・カッシャー、ナターシャ・レジェロ、パットン・オズワルト、ティム&エリック (ティム・ハイデッカー、エリック・ウェアハイム) 、ガーファンクル&オーツ (ケイト・ミッチ、リキ・リンドホーム) 、脚本家/俳優/映画監督のタイカ・ワイティティ (「What We Do In The Shadows (シェアハウス・ウィズ・ヴァンパイア) 」、「Jojo Rabbit」、「Thor (マイティ・ソー) 」) 、ビジュアル・アーティストのシェパード・フェアリーといった面々が含まれている。また、ジョージの妻、オリヴィア・ハリスン、そして息子のダニー・ハリスンもキャストに名連ねており、オリヴィアは俳優のエイミー・マリンズの出演シーン、ダニーはルパート・フレンドの出演シーンにそれぞれ登場している。キャスト全員の一覧は下に纏められている通りだ。

ジョージ・ハリスンは、ザ・ビートルズのメンバーとして、また大きな成功を収めたソロ・アーティストとして、ポピュラー・ミュージックに多大なる影響を与えてきた。伝説的なソングライターであり、ミュージシャンであり、映画のプロデューサーであり、また平和活動にも携わってきたジョージは、自ら設立した画期的な映画スタジオ、ハンドメイド・フィルムズを通してコメディの世界にも大きな影響を残している。ハンドメイド・フィルムズは、モンティ・パイソンの『Life Of Brian』、『Time Bandits (バンデットQ) 』、カルト映画『Withnail and I (ウィズネイルと僕) 』といった数々の傑作を世に送り出してきた。新たに制作された「My Sweet Lord」のミュージック・ビデオは、ジョージが持っていたユーモアのセンスと音楽界/コメディ界の双方に与えた影響に対するトリビュートになっている。

「今回のビデオの制作は、私の人生の中でもとりわけやりがいのある仕事のひとつだった」と監督のランス・バングスは語っている。「ここでは、自らの周りにある超自然的な素晴らしさを見逃し続ける捜査官たちを描写しつつ、曲を視覚的に表現するというアプローチを採った。映像は、ヴォーカルのメロディー、ギターの弦を弾く音、ドラムズのパターン、コード進行といったサウンドに合わせて振り付けている。ジョージはビデオを作るときに、いつもユーモアのセンスを作品中に織り込んでいた。だから私たちもそんな彼の精神を受け継ぎながら、彼の友人や、彼の音楽を尊敬している人たちを大勢キャスティングした。特に、現在コメディ界で活躍中の人たちをたくさん起用している。また今回は、ジョージのハンドメイド・フィルムズの作品で使われていたビンテージもののレンズを探し出して使った。このビデオを観た方には、驚きと探求心を感じてもらいたいと願っている。さらには、この曲がこれからも私たちの生活に何かを加えてくれる曲であってほしいと思っている」。

「マイ・スウィート・ロード」のビデオには、これまでにグラミー賞を3度受賞しているエンジニア、ポール・ヒックス (近年の、ザ・ビートルズ、ザ・ローリング・ストーンズ、ジョン・レノンのリイシュー・プロジェクトに携わってきた) による2020年ニュー・ミックスが採用している。このリミックス音源は、今年8月6日に発売されたジョージの名盤『オール・シングス・マスト・パス』の50周年記念エディションで発表された。『オール・シングス・マスト・パス』は、リリース50周年を記念してさまざまなフォーマットでリイシューされている。その中には、豪華パッケージ仕様の限定版”Uber Deluxe Edition “や膨大な量の音源を収録した”Super Deluxe Edition”、さまざまな形態のCDやLP、さらにはストリーミングやダウンロードといったデジタル・フォーマットも含まれている。この50周年記念エディションはオリジナル・マスターテープから完全にリミックスされており、加えて47トラック (このうち42トラックはこれまで未発表だった音源) のデモやアウトテイクを収録している。その結果、このジョージの傑作アルバムとレコーディング・セッションをかつてないかたちで楽しむことができる。ハリスン・ファミリーが20年かけて愛情たっぷりに準備したこの『オール・シングス・マスト・パス』の50周年記念エディションでは、ジョージの長年の願いであったアルバム全曲のオリジナル・マスターテープからのリミックスが遂に実現した。エグゼクティヴ・プロデューサーはダニー・ハリスンが、またプロダクト・プロデューサーはデヴィッド・ゾンシャインがそれぞれ担当。このニュー・ミックスによって音質は向上し、アルバムがより明るく、より豊かで、より素晴らしいものに仕上げられている。

リリースから半世紀が経過した今も、『オール・シングス・マスト・パス』の影響力と名声は高まるばかりだ。このアルバムは7xプラチナ・アルバムに認定されており、ジョージ・ハリスンや彼の不朽の作品が深く愛され続けていることがよくわかる。最近「マイ・スウィート・ロード」はプラチナ・ディスクに認定された。また『オール・シングス・マスト・パス』50周年記念Uber Deluxe Editionは第64回グラミー賞の最優秀ボックス/スペシャル限定盤パッケージ部門にノミネートされている (授賞式は2022年1月31日に開催される予定) 。