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第67回グラミー賞受賞!
フィンランドの現代作曲家によるオペラの世界初録音
この録音は第67回グラミー賞の「最優秀オペラ・レコーディング賞」を受賞、サーリアホは「最優秀現代クラシック作曲家」にもノミネートされました。
サーリアホと同郷で生涯の友人でもあったエサ=ペッカ・サロネンがサンフランシスコ交響楽団を指揮。ソリストはタイトルロールのフルール・バロンの他、アクセル・ファニョ、ニコラス・ファン、クリストファー・パーヴスが務め、演出をやはりサーリアホの友人であったピーター・セラーズが行っています。
録音は2023年6月にサンフランシスコのデービス・シンフォニーホールで行われましたが、それはこの作曲家の早すぎる死からわずか数日後のことでした。
サーリアホはヘルシンキ、フライブルク、パリで作曲を学び、1982年からパリを拠点に活動していた、同世代を代表する世界的な作曲家の一人でした。パリのフランス国立音響音楽研究所(IRCAM)で学び、研究したことが彼女の音楽に大きな影響を与え、ライヴ演奏と電子音響を融合し、彼女独特の豊かで神秘的なテクスチュアを創り出しました。
歌劇《アドリアナ・マーテル》は、サーリアホの2作目のオペラで、戦争で引き裂かれた国を舞台に、過去と現在を支配し、未来をも奪いそうになる暴力を乗り越えた母と息子の関係を描いた感動的な作品です。
2006年4月にパリ国立オペラでこの作品の世界初演を行ったエサ=ペッカ・サロネンは、「それから18年後、私は以前よりも年を重ね、より経験を積んだ音楽家として、サンフランシスコでのこの素晴らしいスコアに戻って来ました。この録音に収められたサンフランシスコ交響楽団との公演のリハーサル中にカイヤの訃報が届きました。この作品を世界と共有できることは、それこそが慰めであり、それは私の人生において最も重要な存在の一人であり続ける友人のお陰です」とライナーノーツに書いています。
曲目
[CD 1]
カイヤ・サーリアホ:歌劇《アドリアナ・マーテル》 第1幕
1
第1場: 明かり
Adriana Mater, Act I Tableau 1: Clartés
2
第2場: 闇
Adriana Mater, Act I Tableau 2: Ténèbres
3
第3場: 二つの心
Adriana Mater, Act I Tableau 3: Deux cœurs
[CD 2]
カイヤ・サーリアホ:歌劇《アドリアナ・マーテル》 第2幕
1
第4場: 告白
Adriana Mater, Act II Tableau 4: Aveux
2
第5場: 激怒
Adriana Mater, Act II Tableau 5: Rages
3
第6場: 決闘
Adriana Mater, Act II Tableau 6: Duel
4
第7場: アドリアナ
Adriana Mater, Act II Tableau 7: Adriana