1973年モントルー・ジャズ・フェスティバルのライヴ音源が初商品化!

2022.11.07 TOPICS

2013年に亡くなり、今年生誕90周年を迎える伝説のジャズ・トランペッター、ドナルド・バードが1973年にモントルー・ジャズ・フェスティバルに出演した際のライヴ音源がリリースされることが決定。先行sg「ブラック・バード」の配信がスタートしている。

本音源の商品化は今回が初となり、オリジナルのアナログ・マスター・テープからマスタリングされている。

 

『ライヴ:クッキン・ウィズ・ブルーノート・アット・モントルー』
2022年12月9日リリース
UCCQ-1181 SHM-CD ¥2,860(tax in)

>> LISTEN / BUY

1. ブラック・バード
Black Byrd
2. ユーヴ・ガット・イット・バッド・ガール
You’ve Got It Bad Girl
3. ジ・イースト
The East
4. イントロダクションズ
Introductions
5. クワメ
Kwame
6. ポコ・マニア
Poco-Mania

パーソネル:
ドナルド・バード (tp, fl-horn, vo)、フォンス・マイゼル (tp, vo)、アラン・バーンズ (ts, fl)、ネイサン・デイヴィス (ts, ss)、ケヴィン・トニー (el-p)、ラリー・マイゼル (synths)、バーニー・ペリー (eg)、ヘンリー・フランクリン (eb)、キース・キルゴ (ds, vo)、レイ・アルマンド (congas, per)

録音:1973年7月5日、モントルー・ジャズ・フェスティバル

 


1973年7月、ブルーノートはスイスのモントルーに向かい、モントルー・ジャズ・フェスティバルで同レーベル在籍のスターたちを紹介した。
当時の社長ジョージ・バトラーによってプロデュースされたライヴ・アルバムはすべて『ライヴ:クッキン・ウィズ・ブルーノート・アット・モントルー』と題されており、ロニー・フォスター、マリーナ・ショウ、ボビー・ハッチャーソンなど、当時ブルーノートに在籍していた他のアーティストも同名アルバムをリリースしている。

同年バードはマイゼル・ブラザーズと作り上げた傑作アルバム『ブラック・バード』で大きな成功を収めていたが、今回のライヴ音源にはその勢いをそのままパッケージしたような凄まじい熱量によるパフォーマンスが収録されている。
マイゼル・ブラザーズやネイサン・デイヴィスなど10人編成によるバンドによる「ブラック・バード」のほか、「ザ・イースト」「クワミ」「ポコ・マニア」などの未録音のバード・オリジナル、そしてスティーヴィー・ワンダーの「ユーヴ・ガット・イット・バッド・ガール」の素晴らしいカバーも含まれている。

本作について、当時バードの作品に大きな役割を果たしていたラリー・マイゼルは、「兄のフォンスと私は、ブルーノートの招待で1973年のモントルー・ジャズ・フェスティバルに参加して演奏するための旅に出た。当時、ドナルド・バードのアルバム『ブラック・バード』は、ボビー・ハンフリーの『ブラックス・アンド・ブルース』とともにブルーノートにとって大きな成功を収めていた。アメリカン航空の飛行機では、機内音楽として『ブラック・バード』から様々な曲が流れていたよ」と語っている。

「2013年にバードが亡くなった直後、私たちはイギリスの著名な音楽アイコン、ジャイルズ・ピーターソンから、1973年のモントルー・ジャズ・フェスティバルでの伝説的な演奏について問い合わせのメールを受け取った。なんと、そのテープはブルーノートの保管庫にしまわれていたのだ。16トラック、2インチのアナログ・マスター・テープは、ドナルド・バードの70年代の音楽がより生々しく、よりハードなものであることを明らかにしてくれた。このジャズ界の不滅のレジェンドへの特別なトリビュートとして、またブルーノートの社員と同じように、彼が残した音楽を大切にしている多くの愛好家への贈り物として、我々は誇りをもって、1973年7月5日のモントルーでのライヴ音源である本作をお届けする。」- ブルーノート社長ドン・ウォズ