<イベントレポート>3/21(水・祝)「レッツ・ディスコ」発売記念3世代ディスコ in DIANA

2018.03.23 TOPICS

日本にディスコが上陸して50年。学生時代に初期のディスコを体験した世代は今や還暦超え。年配層の来場も考慮し、この日のイベントには無料のマッサージ・ブースに酸素ボンベも用意。さらに孫世代にも備えて託児所まで設けた。日本のディスコ史上初の3世代に跨るイベントという事もあって運営側も並々ならぬ配慮で臨んだイベントだ。

ゲート前にはボディコン衣装に身を包んだ元・ディスコ娘(?!)が大挙して並ぶ姿は圧巻。Boat Houseのトレーナーに正ちゃん帽という元・ポパイ少年もいて、男性だってオシャレに余念がなく、ここはいつの時代?と見紛うばかり。
お昼の12時に開場すると先ずはフリー・フードタイム。70~80年代のディスコには必ず、このフリー・フードのブースがあり、ここで体力を充電するのがお約束。各々のお腹が落ち着いた頃の13時。日本のバブリー・ディスコシーンを牽引してきたDJ OSSHYがブースにスタンバイ。『史上初の親子3世代ディスコへようこそ!』と声をかけDJがスタート。ABBAの「ダンシング・クイーン」、ビレッジ・ピープルの「Y.M.C.A.」、ビー・ジーズの「ナイト・フィーバー」やボーイズ・タウン・ギャングの「君の瞳に恋してる」といった鉄板ディスコ・ナンバーが次々にプレイされると、集まったボディコン姿の元・ディスコ娘たちは、早くも大フィーバー。この時代のディスコは曲ごとに振り付けやステップが決まっている。驚くべきは、みんながそのステップを完璧に覚えていること。一方、20~30代の若い世代にとってはカルチャーショック級。その振り付けを見よう見まねで参加しているところなどは、微笑ましくもあり。イベントタイトル通り、3つの世代が違和感なく一緒になって楽しんでいた。

DJパートの合間には真っ赤なワンピースにゴールドやシルバーのホットパンツ姿で会場を悩殺した女子4人組のナイト・フィーバー・ダンサーズ。ジョン・トラボルタ風の白のスーツに身を包んだイケメン男性トリオのトラボル隊といったダンサーがゲストに登場しフロアーを沸かせる。
後半にはLiLiCoが、紫のド派手なラメ入りミニ・ワンピース姿でお立ち台に登場。『ディスコ好きっ?』と声をかけ、なんとドナ・サマーの「ホット・スタッフ」を生歌で披露。そのままエンディングに向けて怒涛の鉄板曲連打のダンスタイムに突入。LiLiCoもセクシーなダンスを披露して会場を沸かせに沸かせ180分に渡った昼ディスコが終了した。この日集まったのは生後11ヵ月の乳児から70歳までの300人と、3世代が集結したイベントとなった。

終演後には同会場で、プレス会見が開かれDJ OSSHYとLiLiCoのふたりが参加。この日に三世代ディスコについての感想を訊かれるとDJ OSSHYは『こんなスペシャルなディスコ・パーティは今まで見た事がない!』と興奮気味。

LiLiCoは『(こんなイベントは)もっともっと昼間にやるべき!そうしたら日本ももっと元気になりますよ』と話す。
又、ふたりにとってのディスコとはの問いにDJ OSSHYは『今の自分には職場ですが、当時は音楽を体験する場。チークタイムでは何度もアタックして玉砕しましたが、それが生きるバネになりました』と笑いながら話す。話題がチークタイムになったのを受け『昔、浜松のディスコでTさんという好きな方がいて…』と切り出し、ここでLiLiCoの恋バナに及ぶ。チークタイムでは浜松の名物に例え『アタシが皮なら、Tさんが具。餃子の皮が具を包み込むようにして踊ってました(笑)』と爆笑の恋愛トークで記者を翻弄。
又、この日にリリースされたCD「レッツ・ディスコ~ザ・ベスト・オブ・ディスコ・ヒッツ」についてDJ OSSHYは『ほんとに踊れる名曲が多く、長時間聴いてても全然飽きないし、疲れない!』と絶賛し会見を締めた。