8月にリリースする新作『Wishbone』より新曲「Vodka Cranberry」をMVと共にリリース
コナン・グレイが8月15日(金)にリリースするニュー・アルバム『Wishbone(ウィッシュボーン)』より、ニュー・シングル「Vodka Cranberry(ウォッカ・クランベリー)」をリリースした。
コナンが自身で作詞作曲し、ダン・ナイグロがプロデュースを務めた「Vodka Cranberry」は、洗練された歌詞とヴォーカルを通じて、長きに渡る別れの苦しさを描いている。コナンの故郷である米・テキサスにてKodak 35mm 500t のカメラで撮影されたミュージック・ビデオも併せて公開されており、先立ってリリースされていたアルバムからのシングル「This Song(ディス・ソング)」のミュージック・ビデオの続編となっている。前編の愛の物語に引き続き、ミギー(Mk. Gee)ことダニカ・クラインネクトが監督を務めており、俳優のコーリー・フォーゲルマニスが出演している。
ミュージック・ビデオは、コナンとコーリーが演じるWilsonとBrandonという2人の心の距離が少しずつ離れていく様子を描いている。この愛が終わると知りながらも、お互いに平気なフリで過ごしている、静かで苦しい描写が見どころとなっている。
「Vodka Cranberry」に先立ってリリースされていたアルバムのリード・シングル「This Song」はファンや批評家から好評を得ており、米Rolling Stoneは同曲についてコナンにとって「新たな進化」と評しているほか、米Cosmopolitanは「繊細なベッドルーム・ポップのソングライティングの原点」に立ち返っていると評している。
コナンについては、7月2日にデンマークにて開催されたロスキレ・フェスティバルで、チャーリーXCXの「Apple」のパフォーマンス中に、ウォッカ・クランベリーを片手にしている姿がスクリーンに映し出され、大きな注目を集めていた。7月5日には、ポーランドのオープナー・フェスティバルのステージで「Vodka Cranberry」をサプライズで披露していた。
最初の2枚のアルバム(『Kid Krow(キッド・クロウ)』、『Superache(スーパーエイク)』)と同様に、全曲がベッドルームで書かれたアルバム『Wishbone』で、コナンは長年のコラボレーターであるグラミー賞受賞プロデューサーのダン・ナイグロと再びタッグを組み、彼をエグゼクティヴ・プロデューサーに迎えている。ダンは2018年にリリースされたコナンのデビューEP『Sunset Season(サンセット・シーズン)』や、2020年リリースの『Kid Krow』、2022年リリースの『Superache』の2枚のアルバムでプロデュースを手がけている。
また、コナンは<The Wishbone Pajama Show>と銘打ったツアーを2025年9月11日からスタートすることも発表している。ツアーは北米を回ったあとで、メキシコでも公演を行なう予定となっている。
8月15日にリリースされる『Wishbone』で、コナンは初めての恋愛を経て、自身のソングライターとしてのルーツに立ち返っている。これまでにないほどにクリエイティブな才能を発揮した彼の新しいフェーズに期待だ。
