すでにアメリカでは”ハリウッド女優”という確立されたポジションにいるタリン。そんな彼女が日本にやってくる!!
 でもきっとお兄さんのケリンは素朴な感じの気さくな青年だろうな・・・とユニバーサル・スタッフはこの2人についての想像をあらゆる妄想と共にめぐらせていた。

そしていざ到着! 2人ともなんと小さいこと!多分タリンは153センチぐらい。ケリンも160そこそこ・・・。片手で担げそうな細いタリン・・・。そし て心配とは裏腹に、非常にナイスな性格!とにかくスタッフに気を使い、いち早く我々の名前を覚えようとする。ここから下積みの長い、苦労人のタリンの顔が 見えた。そして一安心だ。

3月9日日本到着。それでは日を追って2人の行動をお伝えしよう。



9日(日)
  夕方成田到着!日本初めて!大興奮!!が、タリンは飛行機の中で太ったオヤジ二人の間に挟まれて、チョー苦しい思いをしたとのこと。そういえば前日までカナダでハード・スケジュールのプロモーション活動をしていた二人。ゆったりと休みたかったに違いない機内だたろうに、カワイソウ・・・。ホテル到着後はまさにバタンQだったとのこと。

10日(月)
  朝10時、タリン、ヘア・メイク開始!パキパキと行い即終了。機敏です。この日は雑誌の取材と撮影が多いので、大きなスーツ・ケースに着替えをたっぷり詰め込んでいざ出陣。ケリンはなんと婚約者を連れてきていました!タリンとも昔から大親友だったという女の子。タリンによく似た小柄でキュートな女の子。タリン、ケリンに、きょうの私は黒いジャケット着るから、ケリンも黒のジャージにして!とコーディネーションをアドヴァイス。タリンはその大きなスーツケースを全部自分で運んでましたね。ハリウッド女優だっていうのに、逞しかったです!11:00から19:00までビッシリ取材。途中車で移動し、路上で撮影。寒い中でもへこたれずにお腹出してました。この兄妹のコンビでの取材は最高!とにかく仲良くって、息もぴったり。妹をサポートするケリンとアニキを必ず会話に参加させるタリン。うらやましい兄妹でした。夕食は大好きなピザをみんなでシェア。そしてカクテルも相当好きそうでした。明日は絶対買い物に行きたいわー!と叫んでました。

11日(火)
  今日も眼の下の星がバッチリとキマッってご機嫌なタリン。朝早くからオープンしているサンリオ・ショップやカメラ屋さんに出かけて来たそう。ライカのスッゴイ小さいデジカメ(4万円相当)を購入し、パチパチ取りまくってました。一方ケリンは比較的ポピュラーなスタイルのデジカメを購入。そしてコンピューター(Mac)につなげさっそくできあがった作品をコンピューター画面で披露してました。この日は風が強く、空気も冷たかったのですが、タリンはビキニに近いファッションで撮影。ケリンもクールなスニーカーを雑誌のスタイリストさんに履かせてもらって上機嫌!にしてもこの人、やはり洋服よりはコンピューター・・・って感じで一瞬の休憩時間を見つけてはMacとにらめっこ、という感じ。そんな中で、古いファイルに幼い頃のタリンと行った水族館のビデオ映像を発見!みんなでその映像を画面で鑑賞。タリンはスッゴクかわいくて、そしてその妹を撮ったケリンの愛も十二分に感じられ涙が出るほどの家族愛を見せつけられました。両親の離婚後に余計に絆を強くした2人。今日も感動。取材終了後、ケリンはホテルの部屋でコンピューターで遊ぶと言って戻り、タリンは願望通りおかいもの。LAで一緒に働いている日本人のスタイリストさんに薦められた「ヒステリック・グラマー」のショップに行く。ここでは何も買わなかったが、その近くのパンク系ファッションの店でリスト・バンドとジャージ上着を購入。ジャージの背中にかかれたWorld Peace という文字に惹かれて、とのこと。それから、今日しか時間がないからメチャメチャ買い物する!と宣言し、その近所のファッション・ビルで星型のブレスレットやキャップを購入。「私は迷わないの。何が欲しいかよくわかっているし、何が自分のスタイルかってこと、知ってるから」と言いながら、キビキビと店を回りました。お腹が減ったタリン。ベジタリアンなので、豆腐が食べたいといい、ホテル近くの高層ビルのペントハウスでディナー。夜景に感動しながらおいしい豆腐料理に舌鼓を打ってました。

12日(水)
  朝イチで受けた取材で、イラク戦争について聞かれた二人。ケリンがコメントし、タリンも意見を言おうとした瞬間に突然タリンが号泣!「こんなのばかげているわ。こんなことにお金を掛けないで、世界の恵まれていない子供達を救えばいいのに」と訴えました。「戦争は本当に怖いし、悲しいわ」と。優しく慰めるケリンに励まされ、インタビューと撮影は続行。さすがプロ、気持ちの切り替えも早い!午後のスタジオ撮影の前に駅地下の薬屋でお買い物。コギャル風のマニキュアや口紅を籠いっぱいに入れてレジに向ったのですが、タリンのクレジットカードが使えず、結局オジャン!とっても残念そうなタリン。一方ケリンもDVDを買ったが、「どうしよう、オレのプレステで見れないかも!」と不安の様子・・・。この日は二人そろって買い物運無し。撮影で着せてもらったピンク・ドラゴンのスカジャンをメチャメチャ気に入ったタリン。でも今日は買いものする時間ないわと言って寂しそうでした。彼等2人、日本のラジオ局や人の名前を覚え、発音するのが異常に早くて正確!IDを撮るときもパンパン息を揃えて行ってました。これはなかなかのものです。この日は日本滞在最後の夜。クラブに行こう!と張り切っていたようですが、結局疲れちゃって、寝ちゃったそうです。



こんな風にBoomkatの滞在は終わっていきましたが、2人とも日本が大好きになり、「こんなクールな街見たこと無い!」といって、ここに住みたい、と言って帰っていきました。
彼等のキュートっぷりは会う人会う人を魅了し、まさにBoomkat旋風を起していきました。

ケリンは本当に優しい少年。タリンは物凄くプロ意識のあるカッコイイ女の子。「私はメディアに出きるだけ沢山出たいの!みんなに知ってもらいたいの」、こ う言いながらハードなスケジュールをこなしていったタリン。これはハリウッドのプロ根性だと感心。明日生き残れるか、というぐらい生存競争の激しいハリ ウッド事情。このくらいの魂が無ければ成功はつかめない。

タリンは『8マイル』でエミネムと共演し、今後も多くの映画に出演する。今やファッション・アイコンとしても確立されたタリンのイメージは日本の女の子には特に憧れの対象となること間違いない。
ひとまず今年はBoomkatに集中するとのことなので、是非シンガー・タリンをCHECKして!ビデオもゴダールっぽくってカッコイイ!!

今はヨーロッパをプロモーション中。再び日本に来てくれるようご声援をお願いします。