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finch フィンチ

フィンチが結成されたのは90年代後半のこと。カリフォルニア州テミキュラをベースに活動していた当時は「NUMB」と名乗っており今とは掛け離れたデフトーンズタイプの音楽をやっていた。その後ガレージで練習に明け暮れる日々を経て、Drive- Thruとの契約に漕ぎつけるわけだが、それにはギタリストのランディが大きな役割を果たしていた。Drive-Thruのファンだったランディは以前よりファンレターを送るなど、Drive-Thruのオーナー、リチャードと連絡を取り続けており、フィンチの準備が整うと、ランディはすぐにリチャードをスタジオに呼び寄せた。当時を振り返ってランディはこう話している。「その時リチャードはちょっとした親切心でOkしてくれたって感じだったんだよね。おそらく何も期待してなかったはずだよ。でも、オレらの演奏を見て彼はぶっとんでたね!」衝撃を受けたリチャードはバンドをチェックさせるべく、レーベルの共同経営者である妹のステファニーを呼び寄せると、彼女もフィンチに打ちのめされ、その場で契約を申し出た。2001年の10月にEP『FALLING INTO PLACE』でレコード・デビューを飾る一方で、彼らは既に8月からジミー・イート・ワールド、blink182、ミッドタウンらをプロデュースしたマーク・トロンビーノの下でデビュー・アルバムのレコーディングを開始していた。13曲(日本盤はボーナストラック2曲を含めた15曲)からなるこのデビュー・アルバムは『ホワット・イット・イズ・トゥ・バーン』と名付けられ、2002年の3月(日本盤は8月)にリリースされると、一気にビルボードのトップ200にチャートインし、さらにBillboardのHeatseekersで5週連続1位という快挙を成し遂げた(Billboard全体では最高位99位)。結果的に全米で40万枚という驚異のセールスを叩き出し、フィンチに寄せる音楽ファンの期待の高さを伺わせた。この現象を各国メディアも看過することは出来ず、KERRANG!が表紙で取り上げたのを筆頭に各メディアがこぞって「時代を担うバンド」「次作が最も期待されるバンド」という触れ込みで扱っており、そのような爆発前夜という状況でリリースとなる本作はシーンに大きな衝撃をもたらし、また音楽ファンからは熱烈な支持で迎え入れられることは間違いない。