平安と純粋なエネルギーに満ち溢れたアルバム。神聖なるマントラが、世界共通の言語である音楽と組み合わされ、融合しています。健康と肯定的なエネルギーが、アルバムから溢れ出ています。
10年前、尊きラマ・ジャムヤン・タシ・ドルジェ師をリーダーと仰ぐ人々のグループが、ガラフ自然公園(バルセロナ)の中に、できる限り多くの人々の手助けとなりたいというただそれだけの動機で、カタロニアにはじめての仏教の修道院を設立しました。このようなことを彼らが行ったのは、聖ダライ・ラマや聖サキャ・ティンのような偉大なる師匠たちの助言に従った上でのことであり、また、長年様々な仏教技法を集中的に実践し、それを用いることにより非常に優れた効果を彼らが自ら確信してきた末のことでありました。
この共同体は、ガーペー(独身の誓いをたてていない僧と尼僧たち)から成っており、かなりのエネルギーと資源を社会的・人道的な事業や文化活動に注いでいます。
この僧院の主要な目的のひとつは、肯定的なエネルギー(幸福)を発展させ、否定的なエネルギー(不安や不幸)からの解放を助けることです。この目的を達するために、僧院では、瞑想や祈祷、儀式やカルマ・ヨガ、教団活動を集中して行うなどの方法をとり入れて用い、教えています。
多くの人々がー仏教徒である人々もそうでない人々もー肉体的、精神的、霊的な不安を癒され、自らもより幸福となり、他の人々の平穏を手助けできるような能力を発展させる、そのような学びのレッスンをスタートさせる場所、サキャ・タシ・リンがそのような場であることには疑いがありません。
このように絶え間なく社会とかかわり相互に影響を与え合う中で、教団メンバーが唱和するマントラや儀式をおさめたCDを録音しようというアイデアが生まれました。多くの方々はすでにご存知のように、マントラとは神秘的な言葉で、これを唱えることで、人は、特別なエネルギーと完全なる精神の境地、すなわち仏教徒の精神に結びつけられるのです。
マントラの力は、私たちをより高次の覚醒の状態へと誘い、内的に満ち足りた境地の感覚に導いてくれます。そこでは私たちは身近な周囲のものたちとその感覚を分かち合うことができ、そのため、真の幸福を周囲に放つことができるのです。これは、外部的な要因には一切左右されません。そのため、誰にもどんなものにもこの幸福感を破壊することはできないのです。
この点において、チベット語でマントラと表現されてきた術語の次の翻訳は、その真の意味を伝えています。すなわち、それは精神を保護するものなのです。
『サキャ・タシ・リン〜癒される場所』は、僧院において10時間ぶっ通しで唱和されたものを録音した中から、13篇を抜粋して、収録したものです。このアルバムは、スペインのVale
Musicから発売され、何週間もの間ヒットチャート一位となり、プラチナ・ディスクとなりました。最初のシングル、「心はあなたのもとに」もまたi-Tunesチャートの一位となっています。
「サキャ・タシ・リン」とは、よい前兆の場所あるいはよい前兆の島=吉祥園、という意味です。(一語一語の意味をとると: 「サキャ(Sakya)」=関連する仏教の学派の名称;
「タシ(Tashi)」=よい前兆、吉祥 「リン(Ling)」=場所あるいは島)