<海外プレスリリース>ビートルズのツアー時代を追った新たな長編ドキュメンタリー映画を制作決定!!監督にはあのロン・ハワード。

アップル・コア・リミテッドの依頼を受け、イマジン・エンタテインメントとホワイト・ホース・ピクチャーズが、ビートルズのツアー時代を追った新たな長編ドキュメンタリー映画を制作。監督にはロン・ハワードが。

ロスアンジェルス、2014年7月16日—

アップル・コア・リミテッド、イマジン・エンタテインメントおよびホワイト・ホース・ピクチャーズは、ビートルズのキャリアの第1期——ツアー時代をもとにした、新たな公認ドキュメンタリーをアップルで制作すると発表した。映画はアカデミー賞を受賞したロン・ハワードが監督し、ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ヨーコ・オノ・レノン、オリヴィア・ハリスンの全面的な協力の下で制作される。グラミー賞を受賞したホワイト・ホースのナイジェル・シンクレア、スコット・パスクッチ、そしてアカデミー賞を受賞し、ノミネートも数回されているイマジン・エンタテインメントのブライアン・グレイザーがハワードとともにプロデュースを手がけ、イマジンのマイケル・ローゼンバーグとホワイト・ホースのガイ・イーストがエグゼクティヴ・プロデューサーを務める予定だ。
 ハワードはこう語っている——「1964年に世界を席巻した4人の若者の驚くべき物語を描くこの映画で、アップルやホワイト・ホースのチームと仕事ができることになって、大いにワクワクすると同時に、とても光栄に思っています。彼らが大衆文化や人々の人生におよぼした影響は、いくら強調してもし足りないでしょう」
 この映画では、リヴァプールのキャヴァーン・クラブやハンブルクでライヴに勤しんでいた初期の時代から、1966年にサンフランシスコのキャンドルスティック・パークでおこなわれた最後の公演にいたる、ビートルズの旅路に焦点が当てられる。
 1961年から62年にかけて、イギリスの音楽シーンに華々しい登場を果たしたビートルズは、1963年の終わりごろにヨーロッパをツアーしはじめた。しかしビートルズの人気を爆発させたのは、大々的に話題となった、1964年2月9日の「エド・サリヴァン・ショー」への出演だった。6月に入るとバンドは初のワールド・ツアーを開始し、以後2年間は過酷なスケジュールをこなしつづけた。ツアー活動を停止した1966年8月の時点で、バンドは世界中の15の国、90の都市で、166回のコンサートをおこなっていた。こうしたツアーに促されて生まれた「ビートルマニア」と呼ばれる社会現象は、世界がそれまで一度も目にしたことのなかったもので、文化のグローバル化がはじまるきっかけともなっている。
 ビートルマニアは単なる現象ではなかった。それは世界中で大衆文化に対する見方と、その消費のかたちを変えた、文化的変革の触媒だったのである。この映画は、いったいなぜあの特定の時点に、文化的な回転軸が生じることになったのかを説明しようとするものだ。映画はあの時代の社会的、政治的コンテクストを説明し、テクノロジーとマスコミの衝突を引き起こした、特異な時代状況を明らかにする。さらに音楽を運動に——日常的な経験を崇高ななにかに——変えた、演者と聴衆の比類がない共鳴現象も探究されることになる。
 1968年にロンドンで設立されたアップル・コア・リミテッドは、ビートルズに代わって実務をおこなう会社だ。ポール・マッカートニー、リンゴ・スター、ヨーコ・オノ・レノン、オリヴィア・ハリスンの指揮の下で、この会社はビートルズの業務を管理し、同時にクリエイティヴな新プロジェクトも展開させて、ビートルズの音楽的、文化的な遺産の継承や保全に大きく貢献してきた。ジェフ・ジョーンズとジョナサン・クライドが、アップル・コア側のエグゼクティヴ・プロデューサーを務める予定だ。
 パートナーシップを結んで30年近くになるハワードとグレイザーは、『アポロ13』、『フロスト×ニクソン』、『ビューティフル・マインド』——この作品でハワードはアカデミーの最優秀監督賞を受け、グレイザーと2人で最優秀作品賞を受賞した——そして最新作の『ラッシュ/プライドと友情』や音楽を主軸にした『8マイル』など、評論家筋の評価も高いヒット作を数多く生み出してきた。この映画はハワードにとって、2作目となるドキュメンタリー映画——1作目は2013年の『Made in America』——だ。
 長年ドキュメンタリーに携わってきたシンクレアは、数々の作品で賞に輝き、その中には2部門でエミー賞を獲得し、BAFTA(英国映画テレビ芸術アカデミー)にもノミネートされたマーティン・スコセッシ監督の『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』、シンクレアがグラミー賞を獲得した『ボブ・ディラン/ノー・ディレクション・ホーム』、『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』、『ザ・ラスト・プレイ・アット・シェイ』、『伝説のレーサーたち—命をかけた戦い—』、そしてアカデミーを獲得した『アンディフィーテッド 栄光の勝利』やグラミーを獲得した『フー・ファイターズ:バック・アンド・フォース』などが含まれている。
 コンコード・ミュージック・グループの代表取締役社長で、以前はワーナー傘下のライノ・エンタテインメントを率いていたパスクッチは、『ジョージ・ハリスン』でイグゼクティヴ・プロデューサーを務め、最近ではエリック・クラプトンの『クロスロード・ギター・フェスティヴァル 2013』やジミ・ヘンドリクスの『ヒア・マイ・トレイン・Aカミン』に関わっている。
 最初にこのプロジェクトをアップル・コアに持ちこんだのは、ワン・ヴォイス・ワン・ワールド(OVOW)だった。彼らは世界中で大規模なリサーチをおこない、各地のファンに、この並はずれた時期に撮影されたビートルズのホーム・ムーヴィーや写真を提供してほしいと呼びかけた。OVOWのマシュー・ホワイト、シュツアート・サムエルズ、ブルース・ハイアムは、共同プロデューサーとして、制作チームに加わる予定だ。
 この映画の編集を手がけるのは、受賞経験のある高名な編集者、ポール・クロウダー。クロウダーはグラミーにノミネートされた『ザ・フー:アメイジング・ジャーニー』、『ザ・ラスト・プレイ・アット・シェイ』、そしてF1のドキュメンタリー『伝説のレーサーたち—命をかけた戦い—』を監督、編集している。脚本を担当するのは、長年にわたるクロウダーの協力者、マーク・モンローで、彼は前述の映画に加え、『サウンド・シティ』、『Chasing Ice』、そしてアカデミーを獲得した『ザ・コーヴ』などの映画に関わっている。
 ホワイト・ホース・ピクチャーズ側の制作担当重役にはニコラス・フェラルが就任し、エグゼクティヴのジーニー・エルファント・フェスタとキャシディ・ハートマンが彼をアシストする。このビートルズのドキュメンタリーは、長年のビジネス・パートナー、ガイ・イーストとともにナイジェル・シンクレアが2014年に設立した新会社、ホワイト・ホース・ピクチャーズが最初に手がけるプロジェクトのひとつだ。
 シンクレアはこう語っている。「ビートルズがいきなりイギリスのシーンに躍り出たことは、社会的、文化的、音楽的な一大現象だったけれど、それですらアメリカのシーン、そしてひいては世界中で起こった爆発的なブームに比べると影が霞んでしまう。幸運にもわたしは1964年、ビートルズがはじめて『エド・サリヴァン・ショー』に出た直後に、グラスゴーで彼らのステージを見ることができた。このビートルズのプロジェクトに携わり、非凡な才能を持つロン・ハワードとブライアン・グレイザー、そして親友のスコット・パスクッチとまた仕事ができるのは、わたしにとって大きな名誉だ」


イマジン・エンタテインメントについて

イマジン・エンタテインメントは、独立制作の長編映画やTV番組ほかのオリジナル作品をつくり出す目的で、1986年にロン・ハワードとブライアン・グレイザーが創立した会社だ。イマジン・エンタテインメントは10のアカデミー賞と36のエミー賞を含む、60以上の名誉ある賞に輝いている。これまでに手がけてきた映画は、アカデミーの最優秀作品賞を獲得した『ビューティフル・マインド』、『アポロ13』、『アメリカン・ギャングスター』、『ダ・ヴィンチ・コード』、『8マイル』、『ライアー ライアー』、『バックドラフト』、そして『バックマン家の人々』など、それこそ枚挙に暇がない。公開予定の作品には『Get on Up』と『In The Heart of the Sea』がある。彼らが手がけてきたTV番組には、NBCの「Parenthood」、 NBCの「Friday Night Lights」、フォックスの「24 and 24: Live Another Day」、フォックスとネットフリックスの「Arrested Development」、そしてハワードとグレイザーが「傑出したミニシリーズ」部門でエミーを獲得したHBOの「From the Earth to the Moon」などがあり、今後予定されているTV番組には、フォックスの「Gang Related」と「Empire」がある。ロン・ハワードとブライアン・グレイザーは、1985年のヒット・コメディ『ラブ IN ニューヨーク』と『スプラッシュ』ではじめて手を組んで以来、取締役として、ずっとイマジン・エンタテインメントを経営しつづけている。


ホワイト・ホース・ピクチャーズについて

ホワイト・ホース・ピクチャーズはメディアを問わず——映画、TV、ドキュメンタリー、デジタル——高品質でコマーシャルなコンテンツの創造に特化した制作会社だ。ロスアンジェルスにベースを置く会社は、独立系映画の制作にまつわるナイジェル・シンクレアとガイ・イーストの広範な経験を基盤にして築かれ、ストーリー構成や作品の配給には、デジタル世代的なアプローチを取っている。これまでもインターメディアとイクスクルーシヴ・メディアでパートナーを組んでいたシンクレアとイーストは、トップクラスのタレントと組み、多数のヒット映画——ダニエル・ラドクリフとの『ウーマン・イン・ブラック 亡霊の館』、ドウェイン・ジョンソンとの『オーバードライブ』、ジェイク・ジレンホールとの『エンド・オブ・ウォッチ』、ロン・ハワード、クリス・ヘムズワースとの『ラッシュ/プライドと友情』、ジョージ・クルーニーとの『スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜』、『ターミネーター3』、『スライディング・ドア』、『ウェディング・プランナー』、『光の旅人 K-PAX』、『ライフ・オブ・デビッド・ゲイル』など——を生み出してきた。  ナイジェル・ソンクレアは『ボブ・ディラン/ノー・ディレクション・ホーム』と『フー・ファイターズ:バック・アンド・フォース』で2度グラミーを受賞し、マーティン・スコセッシの『ジョージ・ハリスン/リヴィング・イン・ザ・マテリアル・ワールド』でエミー賞を獲得した、高名な長編映画とドキュメンタリーの制作者だ。近年中に手がけた映画には、クリス・へムズワースとダニエル・ブリュールが主演し、ゴールデン・グローブ賞とBAFTAにノミネートされたロン・ハワード監督の『ラッシュ/プライドと友情』、ライアン・ゴズリングが主演し、ゴールデン・グローブ賞にノミネートされたジョージ・クルーニー監督の『スーパー・チューズデー〜正義を売った日〜』、そしてジェイク・ジレンホールとマイケル・ペーニャが主演した『エンド・オブ・ウォッチ』がある。


Ron Howard To Direct New Beatles Documentary Feature Film About The Band’s Touring Years

http://youtu.be/55ssSDV9LWc