MONSTA X (モンスタ エックス)

韓国でK.willやSISTARやなどの実力派アーティストを輩出したSTARSHIP ENTERTAINMENT。
彼らが次世代を担うアーティストを誕生させるべく、人気アーティストやプロデューサーを審査員とし、参加者に過酷な競争を課したサバイバルオーディション番組 『NO.MERCY』。
ここでバトルを勝ち抜いた7人で結成された実力派グループ!
2015年5月に 『Trespass』 で韓国デビューを果たし、これまでにミニアルバムを4枚リリース。
2017年1月には、韓国『第31回Golden Disk Awards』音盤部門で本賞を受賞、さらに3月にリリースされた初のフルアルバムが ビルボードワールドアルバムチャートで1位を獲得、そのタイトル曲「Beautiful」でも日本とアメリカのiTunes K-POPチャート1位を記録するなど、着実に成長を遂げている “未知の可能性” を秘めたグループ。

5/17日本デビュー!オフィシャルインタビュー掲載!

――まずは「MONSTA X」という名前の由来について教えてください。

【ショヌ】 グループ名は、「MON」=フランス語で「私の」、「STA」=「星」、の二つから『私(ファン)の星になる』という思いと、「MONSTA」=音楽界を平らげる「怪物」、さらに「X」に「可能性に満ちた未知なる存在」という意味が込められています。

――2015年に韓国でデビューした皆さんですが、どのようなグループか教えてください。

【キヒョン】 2015年の5月に僕たちは韓国でデビューしました。ステージ上では、爆発的なエネルギで観客の皆さんの心を掴むことができるグループだと思います!
【ジュホン】 迫力があり、カリスマ性もあると思います。でも、ステージを下りるとビーグルのように親しみやすくて、可愛くなります。そのキャラクターの変化が一番の魅力だと思います。

――ギャップが魅力のグループなんですね。一番ギャップがあるメンバーは?

【キヒョン】 ジュホンくんです。
【ウォノ】 1時間前まではとてもカッコ良かったのに、今は乱れた髪もそのままにしているヒョンウォンくんも激しいギャップが魅力のメンバーだと思います(笑)。

――それぞれキャラクターをひと言で表すと?

【キヒョン】 僕は、グループのお母さん的な存在です。メンバーの面倒をよく見ています。
【ジュホン】 僕はメンバーのエネルギーをMAXまで引き上げることができます。
【ミニョク】 ジュホンくんがメンバーをMAXに引き上げるなら、僕はみんなをハッピーな気持ちにさせます。
【ヒョンウォン】 僕はいつでも優雅に振る舞う貴族のような立ち位置を目指しています。
【アイエム】 僕は末っ子だけど、長男のような存在です。
【ミニョク】 しっかりしているのが顔に出ているよ(笑)。
【ショヌ】 僕はリーダーなので、みんなの話を聞いてあげます。
【ウォノ】 僕は年を重ねてもピーターパンのように、若くありたいと思っています。大人になることを拒んでいるわけではなくて、内面も外見も老けないんです。毎日が思春期です!(笑)
【ジュホン】 ALWAYSドキドキ (笑)
【ウォノ】 僕が話しているんだから、みんな聞いてよ!

――そしていよいよ日本デビューが決まりました。今の心境を教えてください。

【ヒョンウォン】 すごくうれしくて、しばらくドキドキが止まらなかったです。
【ミニョク】 日本のファンの皆さんから「日本でもデビューして活動して欲しい」という声をたくさんいただいていたので、実現できた喜びは大きかったです。
【ウォノ】 韓国でデビューした当初から日本の方も応援してくれたんです。
【ショヌ】 日本のファンの方は熱狂的です。昨年の『KCON』に出演した時も、熱い声援を送ってくれたので、とても印象に残っています。

――1月に行ったショーケースも大きな歓声があがっていましたが、その声援は自分たちのパワーになっている実感はありますか?

【ミニョク】 100%パフォーマンスするエネルギーになっています。
【ジュホン】 『KCON』では僕とI.Mくんが日本語で「ありがとう」と言ったんですけど、たったひと言でもすごく喜んでくれて。日本のファンの皆さんは、僕たちにエネルギーを与えてくれようとしている。そんなところがいいなと思いますし、感謝しています。

――5月17日にリリースするデビューシングル『HERO(Japanese ver.)』について伺えますか? この曲はリフレインするサックスの音が印象的な曲ですね。

【ジュホン】 トラックは韓国で発表しているものと同じだけど日本語ver.ということで、メロディに乗せる言語が違うと響く印象も変わるんだな、と思いました。これは感覚なのでうまく言葉にできないんですけど、その変化が新鮮に感じました。初めての日本語でのラップは、面白かったです。日本語には一文字一文字に母音があるので、きちんと発音しなければならない。そこは、難しいと思いました。
【アイエム】 僕もはっきり発音するのが難しかったです。
【ウォノ】 歌詞が日本語になったことで少しだけ意味合いが変わったところもあるんですけど、僕は再解釈するのではなく、オリジナルに忠実に表現しようと心がけました。日本語になっただけで、十分に新しさを感じてもらえると思ったから。
【ショヌ】 聴きどころではないですが、この曲のダンスでは、腹筋を見せようとする振り付けがあるので、ミュージックビデオも見どころのひとつになっています。

――オリジナルのラップのリリックはジュホンさんとI.Mさんが書かれていますが、こだわったところとは?

【アイエム】 聴きやすくて楽しいラップにしたいと思ったので、あえて少し幼いと感じる言葉を入れてみたり、ヒーローの名前を入れるなどしながら、韻を踏む工夫をしました。
【ジュホン】 僕はI.Mくんの言ったことに加えて、銃を撃つ“ bang bang bang bang”や風の音“シュンシュン”など、アドリブを入れられるようなパフォーマンスを考えたリリックにしました。聴くラップもあれば、見るラップもあると思うので。

――タイトルにちなんで、なりたいヒーロー像をあげてください。

【ウォノ】 僕たちのファン=MONBEBEのヒーローになりたい。MONBEBEのために歌い、踊る。楽しい時間を一緒に過ごす。そんなヒーローでありたいです。もしもMONBEBEが心に痛みを抱え込んでいたら、それを分かち合い、僕たちを見ることで忘れさせてあげられたらいいですね。
【ショヌ】 僕は孫悟空。ものすごい力を持っていながらも、世界平和に尽くす。そんなヒーローになりたいです。
【アイエム】 僕は大勢の方に希望を伝えられるようなヒーローになりたい。そして、癒しを与えられるようにもなりたいです。
【ミニョク】 ウォノくんと似てしまいますが、ステージを下りてもファンの方と話したり共有するものができるようになりたいです。
【ジュホン】 僕は小さい頃からロールモデルがマイケル・ジャクソンでした。彼は音楽をもって世界を一つにしてくれた。その音楽を聴いて幸せを感じた人がたくさんいたと思うんです。だから、僕にとってのヒーローはマイケルで、彼のようなヒーローになれるよう頑張ります。
【キヒョン】 僕は大それたものじゃなくて、隣に住んでいるお兄さんのような親近感があって、いざという時に頼りになるヒーローになりたい。
【ヒョンウォン】 僕はアイアンマンになりたかったんです。映画が好きというのもあったけれど、誰もが一度は憧れる“空を飛ぶ”ことができるじゃないですか。
【ミニョク】 力も強いしね。
【ヒョンウォン】 うん。アイアンマンのように、世界中の困った人を助けることができたらいいなと思います。

――カップリングの「STUCK (Japanese ver.)」はどのような印象がありましたか? 聴きどころも教えてください。

【ウォノ】 初めて聴いた時、リードヴォーカルのキヒョンくんにとても似合う曲だと感じました。なぜなら、トラックは明るいんですけど、歌詞に目を向けると女性に夢中になっている男性の恋心が描かれているので、キヒョンくんが歌うと、切ない気持ちが増長されるんです。だから、この曲はヴォーカルが聴きどころだと思います。

――2曲ともに日本語の発音がとてもきれいだと感じましたが、どのくらい練習しましたか?

【ミニョク】 各自で日本語の勉強はしていますが、曲自体をうまく表現したいと思ったので、繰り返し歌って練習しました。
【ショヌ】 初めての経験でしたから、やっぱり難しいと感じることはありました。
【キヒョン】 ヴォーカル担当のメンバーはなんとかできたけれど、ラップのふたりはだいぶ苦労したと思います。
【ジュホン】 韓国語だとはっきり発音せずに流すラップの仕方があるので、日本語でもやってみようと思ったんです。でも、「日本語は区切らないと」と言われて。

――最後に、日本の活動で目標にしていることを教えてください。

【ミニョク】 東方神起先輩が大好きで、日本でのライヴもDVDで観たことがあるんですけど、日本語でコミュニケーションをとっている姿を観て、僕らもそうなりたい、そうならなければいけないと思いました。
【ショヌ】 ドームツアーをしたいな。
【キヒョン】 以前、ONE OK ROCKのライヴを観に行ったことがあるんですけど、その時に観客とハイタッチをしていたり、音楽を通して触れ合っている感じがとてもしたので、僕らもファンの皆さんと一つになれるような活動をしていけたらと思います。
【ウォノ】 個人的なことになりますが、 僕は日本の文化に触れてみたいです。例えば日本の住宅がどんな感じなのかも知りたいし、冬に使うこたつも経験したい。友達も作ったりしてみたい。