| 1.Moon(月)
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| 渡辺 |
「この曲は自分の中にあるギターという楽器のプリミティブな響きを表現したかったんです。夢の中で聴こえてくるようなギターの音があって、その音に乗ってみんなでどこかに行こうという"船出"のイメージですね」
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| 2.Mars(火星) |
| 渡辺 |
「月が安堵感のある曲とするならば、このMarsは未知の感覚と響きをを持った音楽を演奏しようと思ったんです。エアーズロックというスチール弦のフォーク・ギターで、後半はコンバットというソリッド・ギターを使ってます」
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| 3.Mercury(水星)
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| 谷川 |
「これは共作なんです。流れる水みたいに変貌するような音楽にしたいって私がコンセプトを出したら、香津美さんがかつて現代音楽にインスパイアーされて書いたって曲をさがして来たんです。それを手直しして、限りなく掴み所のない美しさを表現できる曲にしました。これは完全同時録音のスポンテイニアスな演奏です」
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| 4.Jupiter(木星)
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| 渡辺 |
「ひとつの音形が互いにずれながら重なっていく曲ですね。主なるものが分からないうちに自然にまとまるといったニュアンスですかね。ベースの吉野いわく"破れキリシタンっていうイメージの曲だなあ"」
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| 5.Venus(金星) |
| 谷川 |
「これは私が書きました。いろんな男の仕業に対するヴィーナスなんです。リアルで美しくて、怖いくらいにスペースのあるものっていうのをイメージしてますね。ノラさんの姿がヴィーナスをイメージさせる具体的な曲です」 |
| 渡辺 |
「このCDのなかで、唯一の名曲(笑)」 |
| 6.Saturn(土星)
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| 渡辺 |
「ここではギターの持っているデモーニッシュさっていうか、凶暴さを表現したかったんです。(谷川「ギタリストの本能として歪ませたかったのよね(笑)」)音楽がパルスとして押し寄せてくるでしょ」
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| 7.Sun(太陽)
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| 谷川 |
「総合調和に導かれるという強いテーマのもとに合作しました。吸引力のあるメロディが最後にまとまっていくための、壮大なオーケストレーションなんです」 |
| 渡辺 |
「ノアの箱舟みたいな曲想ですね。さらなる船出かな」 |
8.NekovitanX−Red Pill(ネコビタンX・赤玉)
9.NekovitanX−Blue Pill(ネコビタンX・青玉) |
| 渡辺 |
「これは弦カルの形として斎藤ネコカルテットに書いたことがあるんですが、新しくアレンジしました。青球は弦楽四重奏だけの演奏。赤球ではアコースティック・ギターによるインプロビゼーションをお聴かせしてます」 |
| 谷川 |
「最後の曲ってなってるけど、これは最初に聴いていただいてもいいんです。赤球、青球どちらかの錠剤を飲んで、このギター組曲を聴いていただくとおもしろいですよ」 |
| 渡辺 |
「あ、それはいいアイデアだね」 |
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text by 池上比沙之 |