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五嶋龍にとって実に2年ぶりとなるサード・アルバム(ヴィヴァルディ:ヴァイオリン協奏曲集《四季》他)のレコーディングが2009年早々に実現した。
場所はポーランバの首都ワルシャワ。1月10日、私はミュンヘンで飛行機を乗り継ぎ、最高気温が零下2 度(そのときの最低気温は零下20度!)のワルシャワに辿り着いた。寒い、寒い!
ホテルの部屋の暖房を最高にしてもベッドにもぐりこんでいなければ寒くていられないほどで、明日からのレコーディングに不安がよぎった。
翌日は日曜日にもかかわらず、オーケストラのメンバーとリハーサル。今回のレコーディングで使用したホールは、ワルシャ放送局の中にある公開放送などにも使われている立派なホールである。1月12日レコーディング開始。前日にハノーヴァーから運び込まれた最新機材は、すでにセッティング済み。今回一緒にレコーディングに臨んだオーケストラは、日本でもおなじみのシンフォニア・ヴァルソヴィアで、コンサートマスターのヤコブは若くて英語も達者。龍とのコミュニケーションもスムーズだ。
午前のセッションが終わって、放送局の社員食堂でランチ。ポーランドはまだユーロが導入されていなくて、ズロチというお金がまだピンとこなかったが、とにかく物価は安く、豚肉とジャガイモが凄くうまい。
連日のレコーディングは夕方まで続き、オーケストラのメンバーが引き上げたあとも、龍は居残りでソロ(パガニーニ)のレコーディングに励む。最終日の1月15日は、オーケストラのメンバーも参加してプロモーション・ビデオ用の撮影。いま振り返ると、かなり集中したレコーディングであり、さすがの空手2
段の腕前の龍もくたびれた様子だったが、清々しい表情が印象的だった。
ワルシャワ放送局のスタジオ・ホールでのレコーディング風景
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