BIOGRAPHY

BLACKMORE’S NIGHT / ブラックモアズ・ナイト



リッチー・ブラックモア/Ritchie Blackmore
(Guitars , Renaissance Drum , Nyckelharpa ,Hurdy Gurdy , Mandola , Mandorin)
キャンディス・ナイト/Candice Night
(Vocals , Harmonies , Pennywhistle , Gemshorn ,Rauchepfife ,Shawms , Bombards , Chanters , Recorders)
バード・デヴィッド・オブ・ラークモント/Bard David Of Larchmont
(Keyboards , Backing Vocals)
ジプシー・ローズ/Gypsy Rose
(Violin , Harmony Vocals)
アール・グレイ・オブ・チメイ/Earl Grey Of Chimay
(Bass and Rhythm Guitar)
スクイア・マルコム・オブ・ラムレイ/Squire Malcolm Of Lumley
(Percussion and Drums)
アルバート・ダンマン/Albert Danneman
(Renaissance woodwinds and Vocals)

 

Bio  デュオの始まりは1989年、キャンディス・ナイトがニューヨークのローカルラジオ局で働いていた頃だ。彼女が当時ディープ・パープルにいたリッチー・ブラックモアと最初に出会ったのは彼が出たアメフトの試合だ。2人は恋人となり、ルネッサンスに対して共通の熱い思いを抱いていることを知る。

再結成したレインボーの1995年のアルバム「Stranger in Us All」でナイトはバック・ヴォーカルと作詞の一部で携わり、このレコーディング中、ブラックモアはルネッサンス期の音楽を現在の視聴者へ届けるというアイデアに興味を抱いたのだ。ナイトがフロントウーマンになることは、その個性と歌手としての才能を考えてもごく自然なことであった。1997年、デュオでの活動開始準備が整った。バンド名は2人の名前からとり、セッション・ミュージシャンのみで構成されて始まった。
デビューアルバム「Shadow of the Moon」はヒットし、ヨーロッパでの人気は特に高かった。特に「Fires at Midnight」などその後のアルバムではロック・ギターの要素がさらに多く取り込まれながら、フォーク・ロックとしての方向性は維持し続けられた。やがてキャンディス・ナイトはヴォーカルのほか、楽器の演奏でも多く参加するようになった。彼女は幅広いルネッサンス楽器の扱いが非常にうまかったのである。

グループはルネッサンス期を祝うお祭りやフェスティバルなどでパフォーマンスを行うほか、ヨーロッパでは当時の衣装に身を包んだ観客を前に歴史的建造物で”古城ツアー”を開催するなど、雰囲気ある様々な場所をコンサートの場として使ってきた。またルネッサンス・ナイトやイタリアン・モーニング・スターなど海外の同じようなバンドを多くインスパイしてきた。

2人は体感型ゲームのマジ・クエストの音楽も演奏した。
2006年にキャンディス・ナイトはハロウィンの”Light the Universe”でアンディ・デリスとデュエットをしている。この曲は限られた国でのみシングルとしてリリースされ、同じ年にリリースされたアルバム「Keeper of the Seven Keys: The Legacy」にも含まれている。

2008年6月27日、2人は7枚目となるスタジオ・アルバム「Secret Voyage」をリリース。これは中世のサウンド・トラックと現代の音楽がミックスされたものだ。伝統的なフォーク音楽のカバー(”Locked Within the Crystal Ball”は14世紀からの作品)のほか、オリジナル曲も含まれている。またレインボーの曲”Rainbow Eyes”や”Can’t Help Falling in Love”などもカバーしている。

2008年10月5日、19年間の恋人期間を経て、キャンディス・ナイトとリッチー・ブラックモアはハドソンにあるお城で結婚した。リッチー・ブラックモアにとっては4回目の結婚であった。2010年5月、夫妻に長女オータム・エスメラルダ・ブラックモアが誕生。

恐らく2人の作品の中ではもっとも魅力的で多彩なアルバムであろう「Autumn Sky」が娘の誕生を祝して出来上がった。感情豊かで魅惑的、そして昔をほんの少し感じる15曲の新曲がアルバムには収められている。旅心いっぱいの”Highland”から甘い”Strawberry Girl”、そして刺激的なエネルギーにあふれる”Journeyman”やスウェーデンのモダン・フォーク・アーティストであるNordmanの曲、心温まる美しい”Believe In Me”などアルバムはブラックモアズ・ナイトの多彩さと才能を力強く証明した作品だ。
ブラックモアズ・ナイトはワインのように時と共に益々素晴らしくなっていく。




<アルバム>
* Shadow of the Moon (1997)
* Under a Violet Moon (1999)
* Fires at Midnight (2001)
* Ghost of a Rose (2003)
* The Village Lanterne (2006)
* Winter Carols (2006) - Christmas-inspired album
* Secret Voyage (2008)
* Autumn Sky (2010)

<ライブ・アルバム>
* Past Times with Good Company (2002)
* Paris Moon (2007, bonus disc on Paris Moon DVD)

<コンピレーション・アルバム>
* Minstrels and Ballads (2001)
* The Best of Blackmore’s Night (2003)
* Beyond the Sunset: The Romantic Collection (2004)

<ライブVHS / DVD>
* Shadow of the Moon (1997)
* Live in Germany ’99 (2000)
* Castles and Dreams (2005)
* Paris Moon (2007)

<ミュージック・ビデオ>
* Shadow of the Moon (1997)
* The Times They Are-A-Changin’ (2001)
* Way To Mandalay (2003)
* The Village Lanterne (2006)
* Locked Within the Crystal Ball (2008)