ルドヴィコ・エイナウディ

ルドヴィコ・エイナウディ

Einaudi

ルドヴィコ・エイナウディ

1955年11月23日トリノ生まれ。祖父はイタリア共和国第2代大統領、父は老舗出版社創業者という名門一家に育つ。ジュゼッペ・ヴェルディ音楽院で現代音楽の作曲を学ぶが、姉の影響で聴き始めたビートルズの『リボルバー』を通じてロックに興味を持ち始め、エレキギターをこよなく愛するようになる。また大学院で作曲を学んだルチアーノ・ベリオの影響を受け、クラシック、ポップスからアルメニアの民俗音楽(ベリオの元妻キャシー・バーベリアンはアルメニア出身)まで、ありとあらゆる音楽ジャンルに関心を寄せていった。80年代に前衛的な舞台音楽を手がけた後、ヴァージニア・ウルフの小説「波」の実験的手法を作曲に応用したアルバム『Le Onde』(1996)やアルメニアの民俗楽器ドゥドゥクとコラボしたアルバム『Eden Roc』(1999)が英国を中心に大きな注目を集め、アルバム『I Giorni』(2001)収録のピアノ曲「彩りの日々」がヨーロッパのテレビ・CMでヘビーローテーションされて急速に知名度が高まった。英国クラシック・アルバム・チャート第1位に輝いた『Una Mattina』(2004)、初のオーケストラ作品を収めた『Divernier』(2006)を経て、ピンク・フロイドの『狂気』にインスパイアされたアルバム『Nightbook』(2009)以降はベルリンのエレクトロ・ユニット「To Rococo Rot」のロバート・リポックと頻繁に共演するなど、近年はエレクトロ的な要素も積極的に採り入れている。2013年にリリースされたアルバム『時の移ろいの中で』は、クラシック・アルバム史上初めてダウンロード販売がCD販売を上回る新記録を樹立。ミニマリスティックなピアノにロック、ワールドミュージック、エレクトロの要素が加わり、ヴィジュアル性豊かなサウンドスケープを展開していく独自の音楽スタイルが欧米を中心に高く評価され、近年は多くのクラシック演奏家がエイナウディの作品を積極的にレパートリー化している。映画音楽の分野ではジュゼッペ・ピッチオーニ監督とコンビを組んだ『もうひとつの世界』(1999)や『ぼくの瞳の光』(2001)、アヴィニオン映画祭最優秀作曲賞を受賞した『そして、デブノーの森へ』(2003)が高く評価されており、2011年にはエリック・トレダノ&オリヴィエ・ナカシュ監督の強い希望で『最強のふたり』(2011)のスコアを作曲した。最新アルバムはロバート・リポック、ダニエル・ホープらが演奏に参加した『Elements』(2015)。2008年の初来日以降、ほぼ3年おきに来日公演を開催している。

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