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  ▼ ジャンル別 TOP20


 

〜交響曲編〜



 

1位.ベートーヴェン:交響曲 第9番 ニ短調 作品125《合唱》


「「クラシック史上最大のヒット曲は年末の風物詩」」
 
ドイツの文豪シラーの頌歌「歓喜に寄す」を題材に、ベートーヴェンが書きあげた9番目にして最後の交響曲は、「第九」として親しまれるクラシック史上最大のヒット曲の一つだ。オーケストラと一体になった人間の声の力、合唱の魅力が、最高の形で表現されたこの作品は、日本においては“年末の風物詩”という位置づけで集中的に演奏される特別な曲。その背景には、戦後の貧しい時代に、オーケストラの年越し費用稼ぎがきっかけだったとの逸話あり。

2位.ブラームス:交響曲 第4番 ホ短調 作品98


「枯淡の境地をしぶ~く描いた最後の傑作交響曲」
 
ドイツ・ロマン派を代表する作曲家ブラームスが52歳で作曲した最後の交響曲は、まさに完成させた4曲の交響曲の集大成といった趣がある。内面の孤独や人生の中で親しんできた音楽や心の安住を見出してきた古い音楽の語法などを駆使した作風を貫くものは「憂愁」。噛めば噛むほど味が出る音楽とは、この手の作品を言うのだろう。初演は1885年10月25日。マイニンゲン領主公の宮廷劇場でブラームス自身の指揮によって行われた。

3位.ベートーヴェン:交響曲 第7番 イ長調 作品92


「映像作品との相性抜群の優雅なメロディ」
 
優雅な第2楽章のメロディが、2009年の映画『ノウイング』や2010年の映画『英国王のスピーチ』などに使われたこの曲は、個性的な「リズム」が印象的なベートーヴェンの傑作だ。リストは「リズムの神化」、ワーグナーは「舞踏の聖化」と讃えた一方、クララ・シューマンの父ヴィークは、「ベートーヴェンが酔っ払った時に作曲したのではないだろうか」と語っていることからも、時代を超越した斬新な音楽であったことが想像できる。

4位.ドヴォルザーク:交響曲 第9番 ホ短調 作品95《新世界より》


「“鉄道オタク”ならではの発車シーンに注目!」
 
「3大交響曲」の一つに数えられる人気曲、交響曲第9番《新世界より》は、「ニューヨーク・ナショナル音楽院」院長就任要請を受けたドヴォルザークが、アメリカ滞在中に生み出した名曲だ。日本では〈家路〉の名で親しまれている哀愁に満ちたな第2楽章が人気だが、鉄道オタクとして有名なドヴォルザークが新大陸を走る機関車の発車シーンを描いたと言われる第4楽章冒頭の重厚なメロディにも注目したい。鉄道好きもここまで来ると本物だ。

5位.チャイコフスキー:交響曲 第6番 ロ短調 作品74《悲愴》


「作曲者の運命を予告したかのような絶望感」
 
交響曲第4番&第5番の成功によって名声を勝ち得たチャイコフスキーが「創作の最後を飾るような雄大な交響曲を作りたい」という想いのもとに書き上げられたこの曲は、初演後に弟モデストの発案によって《悲愴》と命名。その直後にチャイコフスキーが急死するという数奇な運命のもとに生まれた名曲だ。一般的な交響曲ならば華やかさの中で終わる終曲が、極めて重く、絶望感を思わせる響きの中に消えていくあたりも《悲愴》ならでは。

6位.ベートーヴェン:交響曲 第3番 変ホ長調 作品55《英雄》


「ベートーヴェンからナポレオンへの絶縁状」
 
この作品について弟子のシントラーは「ナポレオンに献呈しようとした矢先にナポレオンが皇帝になったとの知らせが届き、怒ったベートーヴェンは表紙を破り、楽譜を床に叩きつけた」と伝えている。同じく弟子のリースも「あの男も要するに俗人であった…」と大声で叫んだと記していることからも、“楽聖”の怒りは相当だったようだ。後に《英雄》と呼ばれるようになったこの作品は、その力強さと規模の大きさによって時代を超越している。

7位.ベートーヴェン:交響曲 第5番 ハ短調 作品67《運命》


「贅肉を削ぎ落とした全身ムキムキの超名曲」
 
クラシック史上最も有名な作品の一つ《運命》。名前の由来は、第1楽章冒頭の印象的なメロディについて、「運命はこのように扉を叩くのだ」とベートーヴェンが語ったという弟子のシントラーの言い伝えが発信源。小学校の音楽室に飾られていた厳しい肖像画ともあいまって、「じゃじゃじゃ・じゃ~ん」というメロディは一度聴いたら耳について離れないほど強烈無比。有名な第1楽章だけでなく、終わりそうで終わらないエンディングも必聴!

8位.ブラームス:交響曲 第1番 ハ短調 作品68


「着想から完成までに20年を要した傑作」
 
偉大なるベートーヴェンの後継者を自認していたブラームスが、悩みに悩んで作り上げた「交響曲第1番」は、着想から完成までになんと20年あまりの歳月を要した労作だ。その甲斐あって評価は高く、同時代の高名な指揮者ハンス・フォン・ビューローが「ベートーヴェンの9曲の交響曲に続く“第10番”」とコメントしたことも有名だ。着想時22歳だった若者は43歳となってようやく肩の力が抜けたのか、翌年「第2番」を一気に書き上げる。

9位.マーラー:交響曲 第9番 ニ長調


「“第九の呪い”に挑んだマーラーによる辞世の句」
 
「交響曲第9番を作曲すると死ぬ」というジンクスは、ベートーヴェンが「第九」を作曲した後、第10番を完成できずに亡くなったことに端を発する。この呪いを恐れたマーラーが、《大地の歌》に「9番」の名称を与えなかったことは意味深だ。そして臨んだ「第9番」を完成させたマーラーは、遂に「10番」を完成させずにこの世を去ってしまう。指揮者としての多忙な生活の合間を縫って書き続けた「第9番」はマーラーの祈りにも似ている。

10位.モーツァルト:交響曲 第41番 ハ長調 K.551《ジュピター》


「アマデウス最晩年の天国的なメロディがここに」
 
モーツァルトの死の3年前にあたる1788年に相次いで作曲された「交響曲第40番」と「第41番」の素晴らしさはいったい何を意味するのだろう。同時代の音楽家ヨハン・ペーター・ザロモンが名付けたとされる《ジュピター》の名にこれほどふさわしい作品は他にない。特に最後を飾る第4楽章についてR.シュトラウスは、「私が聴いた音楽の中で最も偉大なもの。終曲のフーガを聴いて私は天国にいるのかと思うほどだ」と語った逸話にも納得だ。

11位.ブルックナー:交響曲 第8番 ハ短調


「メロディよりもハーモニーがお好き?」
 
ブルックナー作品ほど、好き嫌いがはっきりしている音楽は他にない。熱烈なファンには男性が多いことからコンサート会場は何やら黒っぽく、普段は混み合う女性トイレがスカスカで、男性トイレは大行列という分かりやすさだ。そのブルックナーによる10曲目の交響曲「第8番」は、演奏時間80分を超える大作だ。重厚なハーモニーで構成される音楽は、それ自体がまさに巨大な建造物。壮大な音のシャワーに身を浸す快感をご体験あれ。

12位.ベートーヴェン:交響曲 第6番 ヘ長調 作品68《田園》


「ベートーヴェンが自ら名付けた唯一の交響曲」
 
ベートーヴェンが遺した9曲の交響曲の中で、自ら「田園交響曲」と名付けた唯一の作品が、交響曲第6番《田園》だ。交響曲第5番《運命》と同時に初演されたこの曲は、1808年の夏、ベートーヴェンがこよなく愛したウィーン郊外の町ハイリゲンシュタットで作曲されている。“自然”を描写した5つの楽章にはすべて表題が付けられ、後に続くベルリオーズやリストが手掛けた「標題音楽」の“さきがけ”となった作品としても高く評価されている。

13位.ベルリオーズ:幻想交響曲 作品14


「自らの失恋体験を音楽に託した支離滅裂の美」
 
ベルリオーズ自身の失恋体験を音楽によって告白したこの作品は、各楽章ごとに標題が付けられた、いわゆる「標題音楽」を先取りした画期的な作品だ。第1楽章〈夢、情熱〉、第2楽章〈舞踏会〉、第3楽章〈野の風景〉、第4楽章〈断頭台への行進〉、第5楽章〈魔女の夜宴の夢〉といった形で繰り広げられる“テーマと音楽の饗宴”について指揮者・作曲家のレナード・バーンスタインが「史上初のサイケデリックな作品」と評しているのも興味深い。

14位.チャイコフスキー:交響曲 第5番 ホ短調 作品64


「ロシアからモーツァルトへの愛を込めて」
 
前作「交響曲第4番」の完成後、ロシアを離れて西ヨーロッパで生活していたチャイコフスキーの作風には「西欧派」と呼ばれる特色が出始めてきていた。この生活に区切りをつけ、再びロシアに腰を据えて作曲に専念した成果が「交響曲第5番」に結実している。その内容には、敬愛するモーツァルトへの思いが込められていることにも注目したい。初演は1888年11月17日、ペテルブルクでチャイコフスキー自身の指揮によって行われている。

15位.シューベルト:交響曲 第8番 ロ短調 D759《未完成》


「未完成ゆえの美しさと儚さが心に沁みる」
 
《運命》《新世界より》と共に「3大交響曲」の一つとして名高い《未完成》が作曲され始めたのは、シューベルト25歳の年である1822年。それがいつ(なぜ)中断されたのかは今も永遠の謎に包まれている。作品の特徴は史上初の抒情詩としての交響曲であること。まさにロマン派の特質である文学や詩との交流を旨とする音楽のはしりだ。現存する2楽章で全てを表現し尽くしたとされるこの作品からは、孤独な詩人シューベルトの面影が垣間見れる。

16位.マーラー:交響曲 第5番 嬰ハ短調


「名高いアダージェットは音楽による愛の告白」
 
マーラーが遺した「交響曲」の中でもとりわけ人気の高い「第5番」は、愛する妻アルマとの出会いの前に着手され、その翌年結婚した後に完成するという、マーラーにとって極めて実り豊かな時期の作品だ。ハープと弦楽器のみで奏でられる第4楽章〈アダージェット〉の美しさは、1971年の映画『ベニスに死す』のテーマ曲としてもお馴染み。マーラー夫妻と親交のあった指揮者メンゲルベルクは「これはアルマへの音楽による愛の告白だ」という言葉を遺している。

17位.モーツァルト:交響曲 第40番 ト短調 K.550


「悲しみは疾走する、涙は追いつけない…」
 
モーツァルトが遺した41曲の交響曲のなかで、短調の作品は「第25番」とこの「第40番」の2曲だけ。共にト短調であることも宿命的だ。まさにモーツァルトの悲しみを体現したかのようなあまりにも美しい音楽は、“神が人間の愚かさを思い知らすために地上に送り込んだ”とも言われる“アマデウス(神に選ばれしもの)”の素晴らしさを改めて実感するに相応しい。小林秀雄の記した「モオツァルトのかなしさは疾走する 涙は追いつけない」 が心に沁みる。

18位.ブルックナー:交響曲 第9番 ニ短調


「ブルックナーが到達した崇高な世界に浸る」
 
ブルックナーが死の直前まで完成を目指しながら叶わなかったこの作品は、完成された第3楽章までの崇高な美しさによって、ブルックナー作品全体の中でも際立つ個性と魅力に包まれている。まさに“晩成の大器”ブルックナーを象徴した音楽だ。未完の「第4楽章補筆完成版」が存在するとともに、自らの死によって未完となることを予知していたブルックナーからの指示という説から、自作の《テ・デウム》を添えるコンサートも存在する。

19位.ラフマニノフ:交響曲 第2番 ホ短調 作品27


「“ロシア人のハート”と称される哀愁のメロディ」
 
「交響曲第1番」の手痛い失敗によって受けた精神的ショックから立ち直り、再び創作活動を開始したラフマニノフ。その結果「ピアノ協奏曲第2番」の成功によって自信を取り戻し、充実期を迎える。その時期に生み出された「交響曲第2番」は、遺された3曲の交響曲の中でも特に親しまれている傑作だ。スラヴ風のはかない美しさに満ちたこの作品の第3楽章は、ラフマニノフの“哀愁の美“が最も強く反映された作品だとも言われている。

20位.ショスタコーヴィチ:交響曲 第5番 ニ短調 作品47


「ソ連体制下での危機から作曲者を救った名曲」
 
ショスタコーヴィチが遺した15の交響曲の中でも、最も人気が高く頻繁に演奏される作品が「交響曲第5番」だ。スターリン体制下のソ連で、オペラ《ムツェンスク郡のマクベス夫人》などが批判され、窮地に陥ったショスタコーヴィチが「逞しい精神力と、闘争から勝利へ」という思想を込めて世に送り出した「交響曲第5番」は、ショスタコーヴィチの危機を救うと共に、その名を全世界に広めるきっかけとなった名作だ。


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