BIOGRAPHY

VOODOO SIX


Bio

ダーティー・ディーズの元メンバー、トニー率いるヴードゥー・シックス:
ヘンリー・ランデル / Henry Rundell-Vocals
リッチー・フォークナー / Richie Faulkner-Guitars
トニー・ニュートン / Tony Newton-Bass
デイヴ・キャビル / Dave “Grav” Cavill-Drums
マット・ペアス / Matt Pearce-Guitars

 

 

 

 

 




=Voodoo Six UKプレスのインタビューより=

— バンド・メンバーは5人しかいないのに、どうしてVoodoo Sixなんですか?
ああ、そのことね。よくある話さ。イギリスの若い新人バンドが活動を開始して、話題だけはものすごくて、それで現実は・・・っていうと、どうしようもない駄目バンドだってことがよくある。だから、Voodoo Sixもそういうバンドの一つなんじゃないかって思うわけだ。このバンドには、特に目立った主張があるわけじゃないからな。でも、彼らはただ自分たちのやっている音楽に代弁してもらえばいいと思っているわけさ(ロックン・ロールの月並みな考え:♯87a)- いや、訂正。自分たちの音楽に”代叫”してもらえばいいと思っているわけだ。だから、君たちも聴いてみた方がいいぜ。さもなければ、とんでもなくいいバンド、まあ、俺たちの知っているロックを変えるわけじゃないかもしれないが、21世紀のロックに新しい特色を与えようとしているバンド、タイムリーでありながらもタイムレスなバンドを聴き逃すことになる。

— Voodoo Sixってバンド名の由来は?
それで、轟音バンドの模範とも言えるこの期待の新人バンドが誰かってというと、ベーシストはTony Newton、ギタリストはRichie Faulknerだ。この2人が2003年の夏にこの夢を追いかけ始めたメンバーだ。そのきっかけは、Newtonがロサンゼルスに短期間滞在したときに、プロダクション会社で一流の業界人と働いたことにある。そこで彼は、うわべだけの称賛に安易に満足するようなバンドではなく、宇宙級のインパクトを与えるような価値のあるバンドをやっていこうと決心したんだ。
そして、NewtonとFaulknerは、チラチラと明滅するのではなく、激しく燃え上がるような仲間を集めた。ドラムはDave “Grav” Cavillだ。ヴォーカルはHenry Rundellで、彼を見つけることで、とんでもなく苦労したこのバンドの将来を担うシンガー探しも終わりを迎えたわけだ。例によって、このロンドン出身の若者たちは、標準に達しないフロントマンで満足するようなことはなかったってことさ。完璧でなければなかった。現代の若者でそんな忍耐と集中力と自信を持っている奴らなんてそういるもんじゃない。そして、バンドのラインナップはセカンド・ギタリストが加入することで完結した。Matt Pearce、彼が最後に参加したことで、(誰かがかつて言っていたように)この青年たちが得意とするVoodooを遂行できるようになったんだ。

— 6番目のメンバーは居るのでしょうか?(笑)
すべてが整ったその後も、この5人組がぐうたらと怠けるようなことはなかった。例えば、昨年は、ロンドンの有名なハマースミス・アポロで伝説的なバンド、Iron Maidenと一緒に演奏するチャンスを得た。彼らはその重大性にも動じることなく、見事な演奏を披露した。それ以外にもクラブ・ツアーも何度となくこなし、この世で最も要求のうるさいファンであるハード・ロック愛好家たちの前で健康的な汗をかいて、自分たちの技を磨いてきたんだ。
この6月にも、格式高い試練が待ち受けている。彼らは、ヨーロッパで最も大規模なフェスティヴァルの幾つかに出演する予定だ。6月11日には、Guns n’ Roses(以下GNR)がヘッドライナーを務めるドニントンの『Download Festival』で演奏をし、6月9日は、ダブリンで開催される、これまたGNRがヘッドライナーの『Download Festival』に出演。その前の6月3日には『Rock am Ring』、そして、翌日の4日にはドイツでの『Rock im Park』といったフェスティヴァルに出演し、MetallicaやRammstein、In Flames、Soulflyといった大物バンドと共演する。こういったチャレンジを引き受けるからには、会場全体を興奮の渦に巻くようなワールドクラスのミュージシャンシップに引けを取らない演奏を見せつけなければならないが、Voodoo Sixは喜んでその勝負に挑み、これまで以上の自分たちを見せつけるつもりだ。
8月21日には、デビュー・アルバム「Feed My Soul」がWhite Knuckle/Filthy Lucre Recordingsからリリースされる。それに先立って、7月10日に(CDとデジタル・ダウンロードで)”Crawl”がシングルとしてリリースされる。その前には、”Feed My Soul”が6月6日(6 / 6 / 6!)から2週間ダウンロード可能となるから、それも要チェックだ。悪魔と仲良くしてるってわけだな。まあ、奴はいつでも最高のチューンを持ってるからな。それと、アルバムからの別曲である”Century”が、バンドのウェブサイト(www.voodoosix.com)で(これもまた6月6日に)メール・リストに登録されているファン全員によってダウンロード可能になる。

— 結局Voodoo Sixは5人だということなのですね?
そろそろ、君の質問に答えるときがきたな。スタイル的には、彼らはAudioslave、Alice In Chains、GNR、Nirvana、AC/DCといったバンドと比較されている。でも、だからどうだっていうんだ? 誰かが初めて飲んだビールの味やセックスで得られるセンセーションを説明したとしたら、君はその言葉をそのまま鵜呑みにしてそれで満足するのか? そうじゃないだろう。誰もが自分で実際に体験したいと思うわけだ。ここでも同じことだ。もちろん、君も今年になって既に1,038回と、このバンドのすばらしい噂は耳にしているはずだ。しかし、それは単なる噂に終わっているわけだ。だからといって、1,039回目もそれで終わらせるのか? いや、そんなことはないはずだ! Voodoo Sixの音楽を聴いて、自分で判断することがそんなに大変なことなのか? もしかすると、ことによると、ロックン・ロールの歴史において画期的な瞬間を経験することになるかもしれないんだ。それでも面倒くさがって聴かないというのか? 君が必要なのは・・・
— Voodoo Sixの6番目のメンバーのことは?(しつこい!)
答えは君、君の友達、そして、一流のハード・ロックに夢中になっている人全員のことだ。それだけのことさ。

By マルコム・ドーム(TotalRock Radio/Classic Rock magazine)