BIOGRAPHY

Unklejam

マイアミ出身のアドニスター、イギリス出身のタイソン、ハワイ出身のボビーからなるアンクルジャム。ジャスティン・ティンバーレイクのUKツアーのサポートを努めたり、“UK版アウトキャスト”と賞されるなど、今一番話題の新人3人組。P-ファンク、エレクトロ・ポップ、クラシック・ソウルから色濃く影響を受けた彼らのサウンドは、今時なエッジーさに溢れながらジャンルの特定は難しい。3人はそんな自分たちのスタイルを“エレクトロソウル”と名づけた。リード・ヴォーカルとソング・ライティングを担当するのはタイソン。一見おちゃらけているが音楽を作らせたら天才。父親はレゲエ・バンド、ミスティー・イン・ルーツのヴォーカル。物心付いた頃からゲイリー・ニューマンのコピーをしたり、サム・クックを4つ打ちに乗っけて楽曲制作を開始。白人で埋め尽くされたフェスで同じく浮いていたボビーと出会い意気投合。「デカイことをやる奴だってピンときた」とタイソン。「彼に会ってまるで家に戻ってきた感じがした」とボビー。そして2人は3人目のメンバーを探し始め、遂にアドニスターをロンドンのクラヴで発見しバンドを結成。バンド名はファンカデリックの1979年のアルバム『Uncle Jam Wants You』に由来する。ジョージ・クリントンは3人にとって大きなインスピレーションとなった。その他にも、プリンス、ゲイリー・ニューマン、ユーリズミックス、ダニー・ハザウェイ、ボブ・マーリー、サム・クック、スライ&ザ・ファミリー・ストーンといったアーティストにも影響を受けている。こういったビッグ・ネームから影響を受けながらも彼らの最大の魅力は、決まったカテゴリーに収まることなく、自分たちの感じるままに音楽を作る姿勢、誇りをもって個性を発揮させていることである。「ハワイ、ノースロット、マイアミからの男が終結したグループなんてそうそういないだろ、イギリスには!」