*BIOGRAPHY
【モンティ・パイソンとは?】
その始まりは、1969年10月5日、イギリス国営放送BBCで、ほとんど無名だった6人の若者がスタートさせた30分のコメディ番組『空飛ぶモンティ・パイソン(Monty Python's Flying Circus)』。その時点では視聴率を度外視した実験的な深夜番組だったが、その画期的なスタイルを持つスケッチ・ショー(コント番組)は予想外の大人気を博し、1974年12月5日まで計4シリーズ全45本が放映される長寿番組となった。途中、ドイツのバーバリアンTV用の特別編2本、更には劇場用のリメイク作品『モンティ・パイソン・アンド・ナウ』も制作している。

コントには不可欠とされていたオチの廃止、コントとコントを繋ぐ特徴的なアニメーション、神様、女王陛下、貴族、芸術など、TV界のタブーとされてきたあらゆるものを皮肉ったブラックユーモアの数々...。保守的な大英帝国を風刺するカウンターカルチャーの申し子、"コメディ界のビートルズ"とも称されたモンティ・パイソンは、イギリスのコメディ界を"パイソン前""パイソン後"に分割する革命的かつ王道的な存在として、『サタデー・ナイト・ライヴ』『ミスター・ビーン』等、後の作品に大きな影響を与えた。

  TV放映終了後には、それぞれの個人活動と並行して本格的にスクリーンに進出。『モンティ・パイソン・アンド・ホーリー・グレイル』(1975)『ライフ・オブ・ブライアン』(1979)『人生狂騒曲』(1983)と、大ヒット作を連発させた。また、ライヴ活動も積極的に続け、特に1980年に行われたハリウッド・ボウル公演は、その集大成として評価が高い。その他、レコードや書籍なども含め、現在に至るまで世界各地に熱心なマニアを生み続けるモンティ・パイソン、日本では1976年に東京12チャンネル(現テレビ東京)でTVシリーズが放映され、大きな反響を呼んだ。

  パイソンズはメンバー6人中、5人がオックスブリッジ卒というエリート集団。 横柄な権力者や、気の触れた役を得意とし、1989年に息を引き取ったグレアム・チャップマン、 数々のスーパーギャグを披露、後に名作『フォールティ・タワーズ』や『ワンダとダイヤと優しい奴ら』も生んだジョン・クリーズ 、アニメーションを担当、後に『未来世紀ブラジル』『12モンキーズ』等、映画監督として名を馳せたテリー・ギリアム、 しゃべくり芸の権化でビートルズのパロディ"ラトルズ"でも有名なエリック・アイドル、 演出も手がける"脱ぎまくる男"、おばさん役も得意なテリー・ジョーンズ 、"イッツ・マン"として有名、幅広い役柄をこなす演技力を誇るマイケル・ペイリン、 という個性溢れるメンバーで構成。1998年にはアメリカのアスペンでトーク・ショーを実施、99年には結成30周年を記念して、BBCで特別番組『パイソン・ナイト』を制作、新作コントを披露するなど健在ぶりを発揮している
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