BIOGRAPHY

TWILIGHTNING / トワイライトニング


Twilightningヘイキ・ポイヒア (ヴォーカル)
ウィラ・ウォールニアス(ギター)
トミー・サーテナン(ギター)
ヨッセ・カイニューライナン(ベース)
ユハ・レスキーナン(ドラムス)

今から6年前トワイライトニングは1998年、フィンランドのイマトラで結成された。当初のラインナップはトミー・サーテナン(G, Vo)、ウィラ・ウォールニアス(G)、ヨッセ・カイニューライナン(B)、ユハ・レスキーナン(Dr)の4人。1999年2月、ラペーンランタのアスティア・スタジオで初のデモ作りを開始。地元でライヴもこなすようになる。数ヶ月後、ミッコ・ナウカリーナンがキーボーディストとして加入。楽曲に新たな雰囲気が備わる。2000年4月、2枚目のデモCD『Affection Seeker』を制作。この頃になると現在のサウンドも確立。このCDは主にフィンランドで販売されたが、目ざとい日本人にもすぐ伝わり、ディスク・ヘヴンが残りの200枚をすべて買い上げた。バンドとしてはライヴ活動に精を出し、2000年のヌッミロック・フェスティヴァルをはじめ、地元フィンランドのイヴェント参加など着々と実績を残す。 2001年、バンドに大きな変革が訪れる。リードシンガー、ヘイキ・ポイヒアの加入である。すぐに、3枚目のデモを作るためスタジオ入り。『Return to Innocence』は高い評価を受け、多くのレコード会社の目にとまる。ダイナミックなギターワークにキャッチーなメロディー、耳に残るシンセのサウンド、ハードなドラミング、そして80年代を彷彿させる雰囲気、そのすべてにますます磨きがかかった。2001年11月、スパインファームと正式契約。トミーとウィラがデビュー・アルバム用の曲作りを続ける中、ライヴ活動は続く。2002年9月、アスティア・スタジオでレコーディング開始。プロデューサーはアンシ・キッポ。そしてミキシングはストラトヴァリウスのティモ・トルキが2003年1月に手掛け、デビュー・アルバム『Delirium Veil』を完成させた。本国デビューから約半年、2003年8月21日にアルバムアートワークを日本仕様に変更し尚且つボーナス・トラックも収録したデビュー・アルバムは瞬く間に新人らしからぬ売り上げを伸ばし初来日公演が望まれた。そのチャンスは日本のファンそしてバンドも考える以上に早く訪れ2004年1月にジャーマンメタルの雄”ハロウィン”のオープニング・アクトとして初来日を果たす。予想以上に日本のファンに暖かく迎え入れた彼らは帰国後、早くもセカンドアルバムの作成に取り掛かることとなる。レコーディングの合間ではヨーロッパ各地のロックフェスティヴァルに出演を果たしバンド自身の実力を確実に自分のモノにしていくこととなる。前作『Plague House ,Puppet Show』の成功から目覚めて、トワイライトニングは、最新ミニ・アルバム『Bedlam』と共に戻ってきた。フィンランド東部が生んだ最高のハードロッキング・バンドがどんな風に5曲を持ってどんな作品かをみせつけてくれる。ミキシング・デスクの裏側のアンシ・キッポとバンド共に極点に達したプロフェッショナリズム、それはトワイライトニングが何年もの間種をまいてきた80年代メタルとコンテンポラリーサウンドの邪悪同盟の信憑性を疑う奴に皆けりを入れることは確実なのだ。『Bedlam』は、観衆の家に火をつけるように落として行くに違いない。8年間のバンド存続の中で、トワイライトニングは、2枚のアルバムを収録し、2000年のデモCD『Affection Seeker』での来日以来とてもエンジョイしていた日本にまで遠征してギグを行っていた。2002年のアルバム『Delirium Veil』と2003年『Plague House ,Puppet Show』はスパインファームレコードから共に発売し、ファン・ベースで結束されており、これは日本だけではなく、ユニバーサルミュージックにとって、トワイライトニングが、国際的に彼らのアルバムをリリースすることがかなり強く認識されたようだった。メタリック・エッジのハイオクのハード・ロックは、単にトワイライトニングより素晴らしい演奏にはなりえないと言える。古き良きロックン・ロールへの姿勢とヘルシーなミュージシャン・シップとの融合は、どんなリスナーをも冷めたままにはしない。ちょっとしたひねりにある信頼できる手法は、トワイライトニングの基本的な持ち味だ。いまここでは(彼らは)世界的に名の通っていることを言っているのだ。そして時は2007年、ミニ・アルバム『Bedlam』リリース1年後にトワイライトニングの若き大物たちがまたやってくれた。しかし今回のキーワードは”change”である。デビューアルバム『Delirium Veil』は ハロウィンやドラゴンフォースといった重鎮との日本でのツアー後、トワイライトニングは意図的に少しずつパワーメタルチャンプから距離を置いてきた。最近あった出来事といえば、キーボード奏者が脱退したが代わりの必要はないとした。その結果、より生に近い音になった。彼らのサウンドとソウルにもっと突き進み、今や彼らはメロディアスなハードロックとトミー・サーテナンと ウィラ・ウォールニアスにデュオによる、ヘヴィ・メタルとプログレッシブロック、ポップのめまいがしそうなギターが融合したメタルのスタイルのるつぼをマスターした。音楽的に簡単に成せる物ではないようだが、深く探求したことで今まで以上に得るものが多かったようである。彼らのことを一言で言えばなんと言えるだろう?正直言ってなんの見当もつかない。しかしトワイライトニングにおいてはコンスタントな変化が毎回良くなっていくのを聴いてとれるだろう。トワイライトニングの音楽がこれからどんな道をたどっていくのか予測もつかない。しかし今やユニークで、しかも少し風変わりな今や彼らのホームとも言えるメロディアスハードロックのブランドになりつつある。ヘイキ・ポイヒアの空に舞い上がるようなボーカルに皮肉に観察力のある詩が相まって、『Swinelords』はMTVなどで恰好の話題となった。消費主義と宗教。彼らの舌のごとくシャープに、『Swinelords』で彼らは戦うべき音楽を届けてくれた。