BIOGRAPHY

THE O’JAYS


0110111958年オハイオ州キャントンで結成された5人組のマスコッツというグループが母体になっているが、フィラデルフィア・サウンドの代表的なボーカル・グループとして活躍。
当時のオリジナル・メンバーはエディ・リバード、ウィリアム・パウエル、ウォルター・ウィリアムスの3人。マスコッツからオージェイズに改名したのは60 年代になり、デトロイトに移ってから、その後63年にはロサンジェルスに移り、インペリアルから何曲か中ヒットを出したものの決定的な人気をつかむところ までいかず、67年にベル・レコード、69年にネプチューン、71年にギャンブル&ハフのフィラデルフィア・インターナショナルに移籍して、ようやく人気 グループへの足がかりをつかんだ。
72年に発表した<裏切り者のテーマ>のビッグ・ヒットがそれである。その後87年までに、8曲のR&Bチャート1位を記録、中でも 彼らの代表曲<ラヴ・トレイン>は73年のポップ・チャートでも1位を記録して大ヒット。ポップス界にも多大な影響を及ぼし、まさに黄金時代を築く。(ち なみに80年代の大人気SOULグループ=リバート(LEVERT)のソロ兼リーダーであるスーパースター、ジェラルド・リバート(LSGとしても有名) は、エディ・リバートの実息子である。)
87年EMIに移籍しコンスタントにアルバムをリリース。93年には古巣EPICに戻って数枚アルバムを出すが、97年にはインディのヴォルケーノと契約 し、1枚アルバム(日本ではBMG)をリリース。ここではエリック・グラント(ジェラルドのバック・ボーカルとしてキャリア・スタートし、 Nathaniel Best, The Deltonesに所属)が新メンバーとして加わり、エディ、ウォルターとの新星トリオとなる。その後メンバーは世紀を跨ぎ、2001年再びメジャーの MCAレーベルと契約に至る。キャリア約40年、オリジナル・アルバムとしては通算28作目。