Mops | BIOGRAPHY

メンバー:
鈴木ヒロミツ (1946年~2007年没、ボーカル)
星勝 (1948年~、ギター、ボーカル)
三幸太郎 (1950年~、ベース)
スズキ幹治 (1948年~ 、ドラムス)

1967年11月、ビクターよりシングル「朝まで待てない / ブラインド・バード」でデビュー。 いわゆる人気グループサウンズ(GS)とは異なり主としてジャズ喫茶、米軍キャンプなどでの演奏で活躍。

デビューに際しては“日本最初のサイケデリック・サウンド”を標榜。ヒッピーを意識した各人ばらばらの奇抜な衣装、サイケデリック・パーティの開催やライト・ショーなど、サイケのイメージを徹底して演出した。 また1968年4月には、現代音楽の一柳慧の公演に加わるなど、先進的な活動を繰り広げている。 1968年の暮れには、本来のシンプルなR&B、ロックンロール志向に回帰する。

1968年、東芝レコード(現:ユニバーサル ミュージック)に移籍。

1969年には、ベース担当の村上が脱退。メンバーの補充はせずに三幸の担当をそれまでのギターからベースへ変えて四人のまま活動を続ける。

1970年に入り日本のロック草創期、いわゆる “ニューロック”のバンドの1つとして活躍し、「御意見無用」(1971)、ヒット曲「月光仮面」(1971)などをリリース。

1972年の「たどりついたらいつも雨ふり」はラジオでさかんにオンエアされ、若者に支持された。 また、星勝はグループ在籍中から編曲家・作曲家としても大活躍し、ザ・ピーナッツなどの良質な和製ポップスや、井上陽水らフォーク勢に楽曲を提供し、ヒットさせた。

1974年5月、解散。