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「ピアソラモール」ツアー2017の千秋楽、東京公演が大盛況で終了。

アルゼンチン・タンゴの巨匠、アストル・ピアソラの没後25年の今年。3月にピアソラにオマージュを捧げたアルバム『ピアソラモール』をリリースしたジャズ・ヴァイオリニスト寺井尚子が、5月20日(土)に東京・中央区の日本橋三井ホールにて、4月からスタートした全国ツアーの千秋楽を迎えた。

チケットは事前に完売し、超満員の観客でホール内は開演前から熱気に包まれていた。16時、コンサートはアルバムの冒頭を飾る「アディオス・ノニーノ」で幕を開けた。1曲目から寺井尚子のヴァイオリンはパワー全開、スリリングなアドリブで観客を一気“寺井尚子ワールド”に引き込んでいく。「キャラバンの到着」を演奏した後、寺井はMCで「『ピアソラモール』はピアソラに敬意と愛を込めたアルバムです。そして今までに私が3回レコーディングしているピアソラの代表曲と言えば、この曲。今回はピアニスト、北島直樹のニュー・アレンジで蘇りました」と話した後に「リベルタンゴ」を演奏し、場内は早くも興奮のピークに。そして続くMCでは「アストル・ピアソラ。この人の楽曲を通じて素晴らしい出会いがたくさんありました。本当にピアソラさん(の音楽)に出会えて良かった。そんな気持ちでメロディーが下りてきました」と話し、自身のオリジナル曲「ピアソラモール(Piazzollamor)」を演奏した。アルバム名でもある同楽曲タイトルは、Piazzolla(ピアソラ)とamor(アモール=愛)を合わせた“ピアソラへ愛を込めて”という意味の、寺井尚子による造語だ。続いてピアソラの楽曲「天使のミロンガ」「フーガと神秘」を演奏し、ここでチック・コリアの名曲「スペイン」に。楽曲途中のヴァイオリンとドラムだけで延々と続いたソロの掛け合いは、まさに息もつかせぬ圧巻の場面だった。コンサート本編のラストはピアニスト北島直樹によるオリジナル曲「プラットフォーム」「まだ見ぬブエノス・アイレス」の2曲。寺井尚子は「ツアーの千秋楽、この日を目標に今日までやってきました。本日は来ていただきましてありがとうございました」と満員の客席に向けて感謝を伝えた。アンコールではヴァイオリンのピチカートによるアドリブが軽快な「オルフェのサンバ」、ビートの効いたグルーヴ感のある「サマータイム」を披露。更に、2回目のアンコールでは「マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ」をしっとりと聞かせて、コンサートは終了した。

ピアソラの音楽への愛情と、現在の寺井尚子クインテットの円熟を伝える熱いライブだった。コンサート中には、「ジャズ100周年」の今年にちなみ、スタンダード・ジャズ・アルバムのレコーディングを8月から行う事も寺井尚子から発表され、これからも彼女の活躍から目が離せなそうだ。

■寺井尚子 “ピアソラモール”ツアー2017 東京公演
2017年5月20日(土)日本橋三井ホール 16:00開演
(セットリスト)
1.アディオス・ノニーノ(アストル・ピアソラ)
2.キャラバンの到着(ミシェル・ルグラン)
3.リベルタンゴ(アストル・ピアソラ)
4.ピアソラモール(寺井尚子)
5.天使のミロンガ(アストル・ピアソラ)
6.フーガと神秘(アストル・ピアソラ)
7.スペイン(チック・コリア)
8.プラットフォーム(北島直樹)
9.まだ見ぬブエノスアイレス(北島直樹)
アンコール1
10.オルフェのサンバ(ルイス・ボンファ)
11.サマータイム(ガーシュウィン)
アンコール2
12.マイ・ワン・アンド・オンリー・ラヴ(ガイ・ウッド)

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