Biography

 

Totally Enormous Extinct Dinosaurs Official Photo By Stephanie Sian Smith

僕は決して詩人ではないし、歌手でもない

ただ恐竜の格好をして歌うプロデューサーなんだ...”

 

そのヘンテコな格好をした彼の名前はオーランド:独特な名前が特徴的なTotally Enormous Extinct Dinosaursのプロデューサー、そしてパフォーマーである。

 

もともとはグレコ・ローマン(*レーベル)出身のオーランドは、デビューEPを2009年にリリースし注目を浴びるようになってから徐々にトップへとつながる階段を登ってきた。激しいベースが特徴のネオンっぽいダンスフロア・リズムと、一瞬にして人を惹き付けるポップの感性の間をそっと行き来する彼のむき出しの才能は、聴いた者を興奮させた。その混合とバランスは非常にユニークである。オックスフォード大学の音楽教授の息子であるにも関わらず、ティーンの頃にはジャングルに夢中になった。だからこそ、その音楽スタイルが興味深いものになることは予想できる。

“それは124bpmから140bpmへと加速する。色んなジャンルと、ダンスミュージックのサブジャンルを取り入れているんだ。でも僕はそういったジャンルはどうでもいいと思ってる。無意味だし、必要ないと思ってるから。結局のところ、それはダンスミュージックに変わりないんだ。” (2009)

それはその時の話。そして今は2012年。オーランドと彼の音楽は大きな成長を遂げてきた。広範囲のテンポとサウンドには最初の頃の感覚が残っているものの、すべてが全く新しいレベルへと上昇している。

グレコ・ローマンからリリースされたEP『All In Two Sixty Dancehalls』の収録曲「Garden」が Totally Enormous Extinct Dinosaurs にスポットライトを当てた。男女のボーカル(オーランド本人とLulu and the Lampshadesのルイサ)をフィーチャリングした素晴らしいミニ・ハウス・トラックは、去年の10月に Polydorからリリースされると同時にRadio 1からの多大なる支持を得て、ノキアLumiaの広告キャンペーンに使用され、再び注目を浴びるようになった。近年で最も聞き覚えのあるエレクトロニック・ポップ・トラックとなり、 YouTubeではすでに250万回以上再生されている。

その他にも非常に人気のあるトラックとして野心的なサウンドの「Househould Goods」、そしてPolydorからのデビュー・トラックとなるメランコリックな「Trouble」などがあり、オーランドの初のフルボーカル・トラックとなる「 Trouble」はライヴを代表する曲となっている。レディー・ガガ、プロフェッサー・グリーン、そして2011年のベスティバルでコラボレーションを行ったフレンドリー・ファイアーズなどの素晴らしいリミックスも手掛けている。一番大きな冒険となったのは、デーモン・アルバーンとオックスファムとの共同プロジェクト DRC LPにアフリカのコンゴへと招かれ、現地のミュージシャンたちとコラボレーションを行ったことだ。

Totally Enormous Extinct Dinosaurs はステージ上でその才能を発揮する。あからさまな音楽的才能と、恐ろしいほど素晴らしいダンスフロアーでの直感力の間を揺れ動きながら、世界中でその奇妙な楽器、グリッター大砲、そして...あの踊る恐竜たちと共にステージを盛り上げている。そこには彼の同年輩のアーチストにはない遊び心、巧みな技、そして楽しさがある。アメリカ、ヨーロッパ、そして完売となった UKでのツアーを終え、注目されているサマー・フェスティバルに過去2年間すべて参加してきた。今年の6月にデビュー・アルバムをリリースするのは Totally Enormous Extinct Dinosaursにとって最高のタイミングと言えるだろう。

ニュー・シングル「 Tapes & Money 」(4月リリース)のラジオからの支持が手助けをし、アルバムへの更なる期待が予想される。ようこそ、『2000 and TEED』。エキサイティングな年になること間違いなし。

www.totallyenormousextinctdinosaurs.com