BIOGRAPHY

宗次郎 Sojiro

 陶製の笛オカリナの第一人者。群馬県館林市の出身。
 1975年、生まれて初めて聞くオカリナの音色、響きに魅せられる。その年から、自分の目指した音のために本格的にオカリナ作りを始め、1985年までの10年間に 約一万個のオカリナを作る。その中から自分の曲にあう、自分だけの音を求めて選りすぐった10数個のオカリナを使って、現在も演奏を行っている。

 1985年にレコードデビューし、1986年のNHK特集「大黄河」の音楽で一躍脚光を浴び、人気 アーティストとしての地位を得る。その後、現在までに毎年オリジナル・アルバムをリリースし、数えきれない程のコンサートやイベントを実施。1993年には、アルバム『木道』『風人』 『水心』の3部作で、第35回日本レコード大賞<企画賞>を受賞。

  常に自然や土との関わりの中で、コンサート、作曲、創作活動を続けたいと考え、現在茨城県の 山村で暮らし、土とのふれ合いを大切にしている。そんな大自然に根差した宗次郎のオカリナは、 世代や国境を越えて多くの人の共感と高い評価を得ている。