BIOGRAPHY

SISQO


 本名マーク・アンドリュース。1978年11月9日生まれ、メリーランド州バルチモア出身。 ドゥルー・ヒルの各メンバーによるソロ・プロジェクト、その名も[Dru World Order]の先陣を切る格好で、 1999年に『アンリーシュ・ザ・ドラゴン』でソロ・デビュー。 そのポップかつカラフルなキャラクターとゴスペル仕込みのダイナミックなヴォーカルとが絶妙なブレンドを遂げたアルバムは、 フックで叫ばれる「トーントトントントーン」なるフレーズが大流行したティム&ボブのプロデュースによるTバック賛歌”Thong Song”や、 モンテル・ジョーンダンのペンによるドラマティック・バラード”Incomplete”といったシングルをチャートの首位へと送り込むことにより、 トータルで500万枚をも越えるセールスを記録した。結果として、ビルボード・アワードでの6部門を筆頭に、 グラミーアワードやMTVミュージック・アワード、THE SOURCEアワードなど、2000年の各音楽賞では他のアーティストを圧倒した。

 シスコの快進撃はとどまることを知らず、MTVでは彼を司会に抜擢したダンス番組『Sisqo’s Shakedown』がスタート。 続いてペプシコーラやマクドナルドのCMに出演し、さらにはスクリーン・デビューも果たすなど、 アルバムの大ヒットに乗じてそのスター性が全面的に開花、全米を代表するアイドルとしての地位を確立するに至っている。

 ウィル・スミス”Wild Wild West”やリル・キム”How Many Licks?”などの客演を経て、 2001年にはソングライター/プロデューサーとしても躍進を遂げた2ndソロ・アルバム『リターン・オブ・ドラゴン』を発表。 “Can I Live”や”Dance For Me”のヒット・シングルを放つ。アルバム・リリース時期に来日した際には、『笑っていいとも』や 『HEY! HEY! HEY!』などのTV番組に出演し、特異な存在感で日本のお茶の間でも話題に。 今後は自身のアーティスト活動と平行して、自ら設立したドラゴン・レコーズの展開も注目されるところだ。