BIOGRAPHY

ペダル・スティール・ギターの名手、ロバート・ランドルフが率いるファンク・ジャム・バンド。ランドルフは1978年生まれ。教会で働く両親のもと、ニュージャージーで育ち、その教会ではパイプ・オルガンの代わりにペダル・スティール・ギターが使用されていたため、幼少のころからゴスペルと共にこの楽器に魅せられていった。16歳からスティール・ギターを演奏し始め、いとこのダニエル・モーカンやマーカス・ランドルフとともに、ライヴ活動を初めていく。その後、ジョン・メデスキ(メデスキ・マーティン&ウッド)とノース・ミシシッピー・オールスターズとザ・ワードというユニットを結成、アルバムもリリースし、大きな話題となった。2001年に自ら主宰するDARE RECORDSから発表した『ライヴ・アット・ザ・ウエットランズ』が評判となり、ワーナーとメジャー契約する。WC HANDY ブルーズ・アワーズで新人賞を獲得、その強烈なライヴ・パフォーマンスは毎年6月に行われるジャム・バンドの祭典、ボナルー・フェスティバルを初め、世界のライヴ会場で証明されている。03年にはスタジオ・アルバム「アンクラシファイド」を発表。04年のグラミー賞でアルバムは“ベスト・ロック・ゴスペル・アルバム”にノミネートされ、その中の曲「スクイーズ」が“ベスト・ロック・インストゥルメンタル・パフォーマンス”にもノミネートされている。06年発表の『カラーブラインド』では、エリック・クラプトンと熱いギター・バトルを披露し注目を集める。また、ローリング・ストーン誌が選出した”グレイテスト・ギタリスト100”の中で、唯一ペダル・スティール・ギタリストとして選ばれた。10年には、ベン・ハーパーやレオン・ラッセルをゲストに迎えたアルバム「ウィ・ウォーク・ディス・ロード」を発表。そして13年、ブルーノート・レーベルへ移籍し最新作「リケティ・スプリット」を発表する。