限りなくシンプルな音展開。このループが耳から離れなくなる。歩いていても、このループが頭の中でぐるぐる回り、同時にJESSEの思いと願いのがじんわり胸に広がっていることにも気づくこととなる。

JESSEはここで、いつものように叫んだりはしない。「語りかける」のだ。どこか、自身でもその思いを確かめるかのように。彼にとっての新しいアプローチであろう。やり方を一歩踏み間違えれば「くさい」とか「青い」などと揶揄されかねない領域のメッセージかもしれない。

思いと願いの、その純度の高さがRIZEを突き動かし、聞き手の心をも動かす。