BIOGRAPHY

 

NIKKI YANOFSKY / ニッキー


Bio

カナダ、モントリオール出身の20歳のシンガー。

生まれた時から音楽が大好きで、本人曰く「言葉を覚えた2才のときから歌っていた」というニッキーは、両親が「4才なのに、音程をまったく外さないから不思議だ」と思うほどの才能に恵まれ、4才の時には既に歌手になると決心。5才の時には周りのお友達が童謡やアニメ・ソングを聴いている横で、ザ・ビートルズやスティーヴィー・ワンダー、アレサ・フランクリンに夢中になり、ポータブルCDプレイヤーでいつも聴いていたとか。そして2006年、12才のときiTunesでエラ・フィッツジェラルドの曲をダウンロードしてから、すっかり彼女の歌の虜になり、ジャズ・ヴォーカルの魅力にはまると、何とその年の地元モントリオール・ジャズ・フェスティヴァルにて10万人の観客を前に、史上最年少で鮮烈な歌手デビューを果たしました!

13才になった2007年には、アメリカのジャズの名門レーベル「ヴァーヴ」史上最年少の歌手として、尊敬するジャズ・ヴォーカルの女王エラ・フィッツジェラルドのトリビュート・アルバム『ウィ・ラヴ・エラ』に参加。その若さからは想像も付かないほどの歌唱力だけでなく、ニッキーが歌った「エアメイル・スペシャル」を巨匠トミー・リピューマ(マイルス・デイヴィスや、ジョージ・ベンソン、ダイアナ・クラール等、数多のアーティストのプロデュースでグラミー賞も多数獲得している大御所プロデューサー)が自ら進んでプロデュースした事がジャズ界で大きな話題を呼びました。

2008年9月には、2007年のエラ・フィッツジェラルドに捧げたコンサートを収録したライヴ盤『ニッキ・デビュー~エラへ捧げるスウィング(原題:Ella… of Thee I Swings)』(日本発売は2009年7月)をインディーズから発売。これは、2007年のジャズ・ヴォーカルの女王エラ・フィッツジェラルドに捧げたコンサートを収録したアルバムで、ビッグ・バンドをバックに当時13才とは信じられないほど堂々としたパフォーマンスを繰り広げています。このアルバムはカナダで3万枚のセールスを記録し、史上最も若い候補者としてカナダ版グラミー賞“ジュノー賞”に、2部門でノミネート!更にカナダ版アカデミー賞ジェミニ賞を受賞しました。以後ワイクリフ・ジョンやハービー・ハンコック、will.i.amなどと共演しながら自身の存在を大きくアピールし、現在ではホール・ツアーを完売させるなどカナダで国民的な人気を獲得。

日本へは、2009年8月の札幌シティ・ジャズと10月末のギンザ・インターナショナル・ジャズ・フェスティヴァル(渡辺貞夫と共演)への出演のため2度来日。各メディアから絶賛されました。

2010年には、世界デビュー・アルバムとなる『ニッキー~フォー・アナザー・デイ』がリリース。そして世界デビューに先駆け2月12日に開幕したバンクーバー・オリンピックでは開会式と閉会式の両方でパフォーマンス! 開会式では選手団入場の直前、国旗掲揚の際にカナダの全シンガーの代表として、カナダ国歌「オー・カナダ」を堂々と歌いきり、閉会式では、会のために書き下ろされた「レッツ・ハヴ・ア・パーティ」を熱唱し、全世界32億人の注目を集めました。

また、ニッキーはカナダで最大の民放テレビ局CTVのバンクーバー・オリンピック・キャンペーン・ソング「アイ・ビリーヴ」も手掛けました。この曲は、ニッキーの世界デビュー・アルバム『ニッキー~フォー・アナザー・デイ( 原題:NIKKI)』のリリースに先駆け、シングルとしてリリースされ、カナダのiTunesでは全ジャンルのTOP SONGチャートで1位に輝き、カナダのビルボード・シングル・チャートでも堂々の1位を獲得!アルバムもカナダでプラチナ・ディスク、フランスでゴールド・ディスクに認定され、全米ジャズ・チャート1位も獲得!世界的なヒットに後押しされ、様々なアーティストのライヴに招待され、客演を重ねるうちに、2011年マイケル・ジャクソンを手掛けたことでも知られる大御所プロデューサー=クインシー・ジョーンズのツアーに抜擢され、スティーヴィー・ワンダーやブルーノ・マーズといった超人気アーティストと共演。更に今年開催されたクインシー80歳記念の日本ツアーでも、あまたのシンガーを差し置き、唯一クインシーが指揮するビッグ・バンドをバックにパフォーマンスを披露するなど、今やクインシーから絶大な信頼を得ています。

そして2014年、クインシー・ジョーンズがプロデュースする2ndスタジオ・アルバム『リトル・シークレット』のリリースが決定。クインシーがマイケル・ジャクソンのプロジェクトを手掛けた際に右腕として活躍したロッド・テンパートンを呼び寄せ、不朽の名作『スリラー』のプロデューサー・コンビが復活し、早くも耳目を集めています!