BIOGRAPHY

ミロシュ(ギター) | MILOŠ, guitar

 
ミロシュは1983年モンテネグロに生まれ、バルカン半島の内戦(ユーゴスラビア紛争)のさなかに育つ。8歳でギターを始め、間もなく国内で注目を集めるようになり、16歳でロンドンの英国王立音楽院への奨学金を得て入学し、以後ロンドンに在住。現在では「メイヤー・オブ・ロンドン・ファンド・フォー・ヤング・ミュージシャン」および「アワード・フォー・ヤング・ミュージシャン」というチャリティー基金の会員となり、才能ある若い音楽家を支援する立場に回っている。

2011年にリリースしたデビュー・アルバム『ミロシュ・デビュー!~地中海の情熱』(日本は2012年4月発売)でセンセーションを巻き起こし、2012年には2ndアルバム『ミロシュ~ラテンの哀愁』(日本は2013年6月発売)をリリース、クラシック・ブリット・アワードとエコー・クラシック賞を受賞した。
2012/13シーズンは世界各国で開催したコンサート・ツアーで高い評価を受け、中でもロンドンのロイヤル・アルバート・ホールでの初リサイタルは大盛況のうちに終演し、「ギター界のスターが今、ここに誕生した。ミロシュ・マジックは、彼をマジシャンにしただけではなく、真摯で完全なる音楽家を創り上げたのである」(インディペンデント紙)等、各紙で絶賛された。
伝統的なコンサートホールでの活動以外でも成功を収めており、ニューヨークのル・ポアソン・ルージュやロンドンのカムデン・ラウンドハウスでのiTunesフェスティバル、また欧米各都市で開催されたドイツ・グラモフォンのイエロー・ラウンジに出演し、いずれも盛況を博している。
3rdアルバム『アランフエス協奏曲/アルハンブラの想い出』は、ドイツ・グラモフォン/マーキュリー・クラシックスよりリリースされており、ヤニック・ネゼ=セガン指揮ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団との共演である。
ニューヨーク・タイムズ紙では、「現代の最もエキサイティングで身近なクラシック・ギタリストである」と評された。
2014年、スタジオジブリの映画『思い出のマーニー』の音楽に起用され、初めて映画音楽の参加が実現した。
同年秋には、スイスの高級腕時計レイモンド・ウイルからミロシュがデザインしたスペシャル・エディションの腕時計が発売され、大きな話題を呼んだ。