BIOGRAPHY

MASON JENNINGS / メイソン・ジェニングス


Bio

メイソン・ジェニングスはポップ・ミュージックにおける秘密のひとつである。第2の故郷ミネアポリスでは、彼のライヴには3,000人ものファンが押し寄せる。ランドール・ポスターの勧めで、ボブ・ディランの「時代は変わる」、「ハッティ・キャロルの寂しい死」をパフォーマンスしていて見出された。

そして、チャート1位に輝くジャック・ジョンソンが誘ったので、今作『イン・ザ・エヴァー』が彼のレーベル=ブラッシュファイアーからリリースされることになった。

ジャックは言う。
「メイソンのアルバムは、聴く度に世界に対する僕の視点を変えてしまうんだ」。

「ジャックとは随分長い付き合いだよ」
ホノルル生まれ、2歳のときにピッツバーグに移住して、16歳で高校をドロップ・アウトしたメイソンは物腰柔らかく言う。
「僕らは6年前に、ミネソタのカレッジの野外ライヴで共演したんだ。それでジャックが、レコードを出すなら是非彼のレーベルからと誘ってくれたんだ。これはいいチャンスかなと思ってね。」

2006年発表の『Boneclouds』の後、森の中のスタジオにこもって、コンピュータとマイク2本で新作を作り始めた。アルバムのタイトル彼の息子が”Ya know dad, when I was in the Ever?”と話たことに由来する。

「ザラついているけど楽しい感じ、まさにそれがこれまでの僕だからね」
新作のレコーディング過程についてメイソンは語る。
「子供っぽいけど、素早く仕上げたかったんだ。朝に作曲、午後に録音して、夜に完成ってな感じで」。

新作でも彼の大好きなLeadbelly, Mississippi John Hurt, Hank Williams, Johnny Cash, Led Zeppelinといったアーティストへの愛情が溢れている。それでも彼は言う。
「レトロなアーティストになりたいわけじゃない。過去を理解してそこから出てくるもの、しかし同時前進していくそうした姿勢なんだ。」

” サムシング・アバウト・ユア・ラヴ” という曲はニール・ヤング『アフター・ザ・ゴールド・ラッシュ』のアウトテイクになれたような作品。 ジャック・ジョンソンがゲスト・ボーカルで参加している” アイ・ラヴ・ユー・アンド・ブッタ・トゥー” は宗教の調和の考えに基づいてる。「誰かだけ特別なんて信じないな。僕らは大きな仲間の部分部分なんだ」。

2人の子供を含む家族と、ツアーとのバランスをとりながら、新作を携え、メイソンは彼のカルト的な人気を開拓している。特にジャック・ジョンソンと共にツアーをし始めてからは。メイソンは言う。「ゆっくりした成長だけど、すごく楽しんでいるよ。自分のすることを楽しんで、新たな面白く新しいアートを作っていけたら、全てが最高にまわっていくと思うよ」