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A Song For You / Akiko Kobayashi
〜カーペンターズ・アンソロジー〜
2003/3/5 RELEASE!
UPCH-1222 \3,059 (tax in)
全曲モスクワレコーディング
演奏:モスクワ・インターナショナル・シンフォニック・オーケストラ
指揮:藤原いくろう
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01. Medley
(Ticket to ride/We've only just begun/Superstar/A song for you/Desperado)
02. 青春の輝き 〜I need to be in love
03. Good-bye to love
04. 嘘つきさん 〜Somebody's been lying
05. 雨の日と月曜日は 〜Rainy days and Mondays
06. 遠い初恋 〜Make believe it's your first time
07. Love lines
08. Sing
09. Honolulu city lights
10. 二人のラヴ・ソング 〜All you get from love is a love song
11. Close to you
2003年2月4日でカーペンターズのカレンが32歳でこの世を去って20周忌を迎えます。
そこで現在でも不変的ファンを幅広く持つカーペンターズの楽曲を、新しい切り口でカヴァーしたアルバムを企画しました。
ボーカリストはリチャード・カーペンターと親交の深い小林明子。
オリジナルとの差別化を計るため、アレンジは全曲クラシック調に仕上げ、クラシックとポップスの融合による新鮮味を打ち出しました。
小林明子さんがモスクワ・シンフォニーと録音したこのアルバムを聴き終わるやいなや、私は電光石火の如く「すごいすごい!」と国内外のファンに吹聴し、気がつくと本家本元のリチャード・カーペンターにまで「大満足のトリビュート決定版」と言い放っていました。うれしくてうれしくて、どうしてもみんなに早く知らせたかったのです。だって、自らの個性とカーペンターズの音楽をかつてこれほど違和感なく癒合させたアーティストがいたでしょうか。音作りにも、選曲にも、歌唱にも、カーペンターズへの深い敬意と愛情と理解が、これほど感じられるアルバムが今までにあったでしょうか。
心打たれることがたくさん詰まっていました。小林さんのやわらかな歌声がカレンの歌唱に例えられることは言うまでもありませんが、カーペンターズはフルートやオーボエなどのクラシック楽器を要所に用いてきたため、モスクワ交響楽団の演奏は違和感がないどころかカーペンターズ以上にカーペンターズらしい響きがあります。荘厳で華のある演奏を聞くにつれ、たおやかなオーケストラをバックにカレンのアルバムを作ってみたかったというリチャードの言葉が実感を持って思い出されました。また、日本語で歌われる何曲かでは、英語で聞いている時には感じ取れなかったニュアンスを気付かされて、私のようにカーペンターズを知り尽くした者でも新たな発見があることに驚いた次第です。原詩の意味とニュアンスを無理なく上手に日本語化していて、「うそつきさん」や「ホノルル・シティ・ライツ」などのコアなファンしか知らない曲は、まるで小林さんのオリジナルのようにさえ思えます。
作品のここかしこに、うれしい発見を散りばめてくれた小林さんに心からの拍手を贈ると共に、今年はリチャードがクリスマス・アルバムを発表するという噂なので、近い将来オーケストラを従えてリチャード・カーペンター&小林明子のジョイント・コンサートが実現することを今から切に願いたいと思います。
小倉ゆう子
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