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第8回  左衛門佐の陸自撮影日記

第8回  左衛門佐の陸自撮影日記

みなさま、こんにちは! プロデューサーの左衛門佐です(さえもんのすけ、と読みます)

今週も、10月29日に発売されるDVD「車両基地 陸上自衛隊 第2師団 第11旅団」撮影時のエピソードを語っていきたいと思います。

 

今週は師団広報担当官とのちょっとしたお話をお送りしたいと思います。以前の連載回で検閲撮影時のご法度についてふれました。とにかく最も重要なのは「状況をこわさない」こと。広報担当官から一番に注意されたことです。その中でも「移動」のしかたと待機「姿勢」には留意しました。車両等の移動時に横方向への平行移動は厳禁です。また、なるべくスタッフ全員、カメラ周りに集まること、分散しないこと。胸から上に目立った色を見せないこと(着衣注意)、戦車の10m以内に入らないこと、撮影時のカメラには必ずカメラマン以外にも人がつくこと、などなど枚挙に暇がないくらいです。そして、全撮影時には必ず師団広報の方がそばに付きました。

師団広報の方とは毎日必ずブリーフィングを行い、本日の撮影の注意点、明日の撮影のポイントの確認、明後日に実施される検閲の内容とそれにともなう撮影班からのリクエスト等、現在、ちょっと先、かなり先、の内容についての確認を怠らないようにしました。

また、リアルタイムで随時、撮影している、その状況や車両や物について解説をしていただきました。例えば、「擬装」について。陣地構築や車両の擬装ではバラキューダ(擬装網)を張ったり、木枝、葉で隠したりします。その良いやり方についてもレクチャーを受けました。「擬装とは単に相手から見えない、よく作られてる、だけではなく、より見破られない、そして『生きた擬装』をしないと駄目。枝葉は必ず擬装を施そうとしている場所よりも遠い場所から採取してくること。近場から採取すると露見しやすい。そして採取する際は枝葉から切るのではなく、根っこから抜くこと。我々は検閲が終わればすべての状況を復旧しなければならない。勿論、採取した枝葉は元に戻さないといけないし、掘り起こした土砂も元に埋めなおさないといけない。そういうことも考えて行動することが基本」

また、撮影中に随時、NGな場面についても教えていただきました。それは主に、保全上のこと(機密にかかわること)、隊の士気にかかわること、等です。まさに撮影中のカメラがまわっている時には声を拾ってしまうので、そのシーン、カットを取り終えた直後に「このシーンは使わないでください。理由は・・・・・・」というように説明をしてくださいました。非常にわかり易く、また頼もしかったです。ただ、ほぼ私たち撮影班にべったりの同行だったわけですから大変だったと思います。

 

それでは今回はこのへんで。また次回をお楽しみに。

左衛門佐

 20141020                          

※写真は擬装を施した近SAMです。

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