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● 現在、Panasonicの最軽量型パソコン「レッツノート」のCMにおいて木住野佳子のオリジナルCM曲が絶賛オンエア中(2003年4月末まで)。このCM曲、オリジナル・アルバム未収録曲を含む待望の木住野佳子初のベスト・アルバム。 ● スイングジャーナル誌選定ゴールド・ディスクになった1995年の鮮烈デビュー作「フェアリー・テイル」から「フォトグラフ」、「ランデヴー」、「ユー・アーソー・ビューテイフル」(スイングジャーナル誌選定ゴールド・ディスク)、「テンダネス〜マイ・バラード」そして2002年9月の最新作「シエスタ」まで。木住野の魅力を一枚に凝縮した待望の作品。 ● 特典として取り下ろしの最新フォト映像も収録のエンハンストCD仕様。木住野ファン、ジャズ・ファン必携の作品。 |
| 木住野佳子からのコメント
初めてのアルバム「フェアリー・テイル」のNYレコーディングから8年。色々な事があってめまぐるしかった、長いようであっという間の8年間でした。その間に計7枚のアルバムを作り、今回、初めてのベスト・アルバムを出すことになりました。ただ、どのアルバムの中に入っている曲も苦労して生まれた子供の様で、いざ選曲をするとなると、いったいどの曲を選んでいいか、とても迷いました。どの曲も思い出がいっぱい詰まっています。 |
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そしてあれもこれも、と悩んで色々な曲を聞いていくうちに、この8年の自分の変化に気が付きました。
一番驚いたのは、8年間でピアノの音色が変わっていっていること。3枚目の「ランデヴー」までは音色が明るくキラキラしているのに比べて、4枚目の「ユー・アー・ソー・ビューテイフル」からはもっと深い音になっているのです。これは、最初の3枚はスタインウェイを弾いていて、4枚目からはベーゼンドルファーを弾いているので、ピアノの音色比べの面白さも感じますが、それだけではなく、きっと私の内面が変わっていったのだろうと思いました。 もちろん単に音色の好みが変わったのですが、外向的な明るい音から内面へ掘り下げて行く深い音に惹かれるように、自分の性格も変わってきたのでは、と気付いたのです。 そして、ピアノを弾くということは、こんなに人間性がそのまま表現されてしまうものなのか、と改めて驚かされました。人間は変わっていくものだと思います。私もこれから、色々な音楽にトライしていきたいと思っています。 |
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でも、この8年間変わっていないこと、そしてこれからもずっと変わらずに持ち続けたいことがあります。それは、心を込めて、ひとつひとつの音を大切に演奏することです。それだけは忘れずに音楽を続けていきたい、と思っています。このアルバムは、短いけれど私の歴史でありポートレートです。そして、私にとって、これからの音楽への探究に繋がる大切な一枚になると思っています。 私の音楽を聴いてくださった方に心からの愛と感謝の気持ちを込めて、このアルバムを送ります。 木住野佳子
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| 木住野佳子による楽曲解説 01. Fairy Tale フェアリー・テイル -「フェアリー・テイル」より 「おとぎ話」という意味のこの曲は、ファーストアルバムのタイトルにもなった思い出深い曲なので、今でもコンサートやライブで演奏しています。 雄大な優しさの中に力強さがある曲にしたい、と思って作った曲なのですが、マイケル・ブレッカーが見事に色を付けて盛り上げてくれていて、思わずため息が出てしまいます。 02. The Island ジ・アイランド -「フェアリー・テイル」より ブラジルのアーティスト、イヴァン・リンスの代表作で色々なミュージシャンが取り上げて演奏していますが、メロディーの美しさといい、曲の構成といい、完璧なまでの素晴らしい曲だと思います。私もこんな曲が作れたらなあ・・と思いながら演奏した事を覚えています。 03. Only Trust Your Heart オンリー・トラスト・ユア・ハート -「フェアリー・テイル」より この曲は、初めてのNYレコーディングで一曲目に録音した記念すべき曲です。そしてこの曲のマーク・ジョンソンとピーター・アースキンの演奏は、まるでロールスロイスに乗っている様なゆったりとしたスピード感を作り出してくれて、私に至福の時間をくれました。今聴いても、あの時の幸せな演奏を思い出して、思わず顔がほころんでしまいます。 04. Beautiful Love ビューティフル・ラヴ -「フェアリー・テイル」より ビクター・ヤングの名曲で、日本調とも思えるようなマイナーで美しいメロディーが好きで、ジャズを始めた頃からよく演奏していました。今でも、よくライブで演奏しますが、最近ではどんどん自由に演奏できて、トリオでスリリングな演奏を楽しんでいる一曲です。 05. Scarborough Fair スカボロ・フェア -「フォトグラフ」より とても有名な曲なのに、ピアノに向かうと自然にアレンジできた不思議な出会いの曲でした。レコーディングの時のエンジニアが、この演奏を聴いて「なぜか子供が産まれた時を思い出して感動した」と言ってくれていたのが印象に残っています。 06. Manhattan Daylight マンハッタン・デイライト -「ランデヴー」より 本当に好きな曲です。1990年に初めてNYに行った時に作った曲で、たくさんの人がこの曲を気に入ってくれて、私に曲を作る勇気と自信を与えてくれた大切な一曲です。それ以来、コンサートやライブで演奏していますが、これからもずっとピアノを弾いている限り、この曲を演奏し続けていきたいと思っています。 07. Waltz for Debby ワルツ・フォー・デビー -「ユー・アー・ソー・ビューティフル」より ビル・エバンスの名曲ですが、本人の演奏があまりに完成されたものなので、演奏する時にとても悩みました。そしてレコーディングの時に色々考えた末、私らしく、楽しんで演奏できるように5拍子を取り入れて変化をつけてみました。それ以来、トリオで演奏するときの定番曲になりました。 08. You Are So Beautiful ユー・アー・ソー・ビューティフル -「ユー・アー・ソー・ビューティフル」より この曲との出会いも不思議で、レコーディングの前日にパラパラと譜面をめくっていたら、偶然目に付いた曲だったのです。すぐにピアノで弾いてみると、まるで自分の曲のように自然に流れて、録音することを決めました。そして次の日のスタジオで美しい演奏が出来上がり、アルバムのタイトル曲になりました。 09. By The Sea バイ・ザ・シー -「テンダネス」より ライヴでも演奏してるこの曲は、レコーディングでは木管楽器が入って、まるで、違う曲のように生まれ変わっています。特に、中間のサビの部分は、木管が一緒にメロディーを弾いてくれたことによって、とても知的になったような気がします。ピアノトリオ、プラス木管という、この編成での演奏は、またぜひトライしてみたいと思います。 10. Tenderness テンダネス -「テンダネス」より ハーモニカの音色があまりにピュアで、演奏しながら涙が出そうになったのを覚えています。無口だったハーモニカのおじいさんも、演奏が終わったあとに、「今まで色々なセッションをしてきたけど、僕はこういう音楽を演奏したかったんだ。」と言ってくれて、とても感動しました。音楽をやっていて本当に良かった、と思えた瞬間でした。日本に帰ってから、「テンダネス」という曲名をつけました。 11. Air-Sur G G線上のアリア -「テンダネス」より さすがにクラシックの曲には、美しいメロディーを持つ名曲が数多くあります。バッハは、子供の頃から好きで、よく弾いていたのですが、この曲は、最初のメロディーの音が延びているので、減衰するピアノの音では表現するのが難しい、と思い、8分の6拍子で演奏してみました。ピアノトリオ・プラス・ストリングスと木管、というオーケストラとの演奏で、さらに壮大なイメージを作り出すことができました。 12. Danny Boy ダニー・ボーイ -「テンダネス」より レコーディングの時に、ピアノを弾きながら涙が出る程、感動的な演奏になりました。ピアノソロとストリングスという構成のこの曲は、演奏者全員が、作り出す音楽の中で一つになることができて、本当に感激しました。あの時の感動を、聴いてくださる皆さんと共有できたら、嬉しいです。 13. Primavera プリマヴェーラ -「シエスタ」より イタリア語で春という意味。美しいシンバルと優しいベースが織りなす軽快なリズムは私が最も好きな世界なのです。 は新しい出発の季節。そんな新しい予感や希望を感じながら作った曲です。 14. Red Note レッド・ノート (Panasonic "レッツノート" CMソング) - 新録音 パナソニックのノートパソコンのCM用に作った曲です。現代的でスピード感がある演奏にしたかったので、リズムはすべて打ち込みを使用して、それに生ベースとピアノを入れました。都会的な雰囲気がしませんか? 15. Peace Piece ピース・ピース -「メモリーズ・オブ・ビル・エヴァンス」より - オリジナル・アルバム未収録曲 ビル・エヴァンスの名演で知られる、静かな曲です。ほとんどがアドリブで構成されている曲なので、私も深く祈りを込めるようにピアノを弾きました。 |
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