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収録楽曲ライナーノーツ楽曲解説

@ Jazz Cafe


アット・ジャズ・カフェ
2002/3/21 RELEASE UCCV-4048 \2,548 (tax in) VERVE


音楽の魔法であなたの部屋がカフェに変わる。
とびきりオシャレで、心地よくて、開放感にあふれた 
ジャズとボサ・ノヴァの名曲・名演奏をセレクトした 
初めてのアルバムです。



収 録 楽 曲

01)オールド・レース / ラロ・シフリン
02)昨夜の二人は若かった / ケニー・バレル
03)いそしぎ / デクスター・ゴードン
04)セサミ・ストリート / シンガーズ・アンリミテッド&オスカー・ピーターソン
05)フォー・レナ・アンド・レニー / クインシー・ジョーンズ
06)世界は愛を求めてる / ウェス・モンゴメリー 
07)おもいでの夏 / アート・ファーマー
08)コール・ミー / ワルター・ワンダレー
09)カタリナ・キッス / アコースティック・アルケミー
10)おいしい水 / アストラッド・ジルベルト 
11)ザ・ルック・オブ・ラヴ / スタンゲッツ
12)モダージ / デイヴ・グルージン
13)ワン・ノート・サンバ / アントニオ・カルロス・ジョビン
14)ミス・ファイン / オリヴァー・ネルソン
15)ミッシェル / カウント・ベイシー
16)ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ / ジョン・コルトレーン
17)ダニー・ボーイ / ビル・エヴァンス


  




ライナーノーツ

生きて行く上では、リラックスする時間を持つというのは大切なことです。大好きな仕事をしていても、知らず知らずのうちに、心の中にオリのようなものが出来ていたりする。それを取り除き、本来ののびやかな自分にリセットするのに、音楽はかかせません。

さあ、いつものコーヒーをいれて、お気に入りのワインを開けて、そしてこのCDをスタートさせる。世界のトップ・ジャズ・ミュージシャンたちによる素晴らしいパフォーマンスが、気持ちを解き放してくれます。

一流のものに共通している、自由な精神、高い目標、おおらかさそしてやさしさ。
このCDに収録されている17の名曲そして名演ににふれているうちに、自分の心の中の夢が、さらに大きくふくらんでくるのを、きっと感じるはずです。


  


楽 曲 解 説  TEXT : 吉村 浩二


01) オールド・レース / ラロ・シフリン

映画音楽の世界で幅広く活躍している、ラロ・シフリンの作曲によるもの。ブエノスアイレスで生まれ現在はアメリカで活動しているラロ・シフリンは、マイケル・ジャクソンのプロデュースでも知られるクインシー・ジョーンズのバンドにいたこともあります。彼の音楽の中にあるエンターテインメント性は、そういう経験によるものかもしれません。
  

02) 昨夜の二人は若かった / ケニー・バレル

E.Y.ハーバーグが作詞して、「虹の彼方に」で知られるハロルド・アーレンが作曲したもの。ケニー・バレルのナイロン・ギターによる、センシティブなプレイが素晴らしい。若いということは、素敵なことです。せつない想いの恋をすることはあっても、若いということは素敵なことです。それを乗り越えて行けるパワーを、持っているから。
  

03)いそしぎ / デクスター・ゴードン

1965年に映画「いそしぎ」のテーマ曲として、ポール・フランシス・ウェブスターが作詞して、ジョニー・マンデルが作曲したもの。
“あなたのほほえみの面影が、今でも夢の中にあざやかによみがえる。私の目を見れば、きっとわかるはず。あなたをこんな大切に想っていることが”
曲の中の主人公は、去って行った人のことを、今でもとてもいとおしく想っていて、そこがいい。だって、恋が実らなかったからといって、その人のことを好きでなくなっていては、そのうちに恋なんて誰もしたくなくなってしまうのだもの。 映画「ラウンド・ミッドナイト」に主演したことでも有名なテナー・サックス奏者、デクスター・ゴードンの演奏で、恋の気分にひたってください。
  

04)セサミ・ストリート / シンガーズ・アンリミテッド

おなじみセサミ・ストリートのテーマ曲です。歌っているのは、多重録音によるふくよかなハーモニーで人気の高いコーラス・グループ、シンガーズ・アンリミテッド。ピアノは、ゴージャスな演奏で知られるオスカー・ピーターソン。聴いていると、心が晴れてくる気がする、軽快なパフォーマンスです。
  

05)フォー・レナ・アンド・レニー / クインシー・ジョーンズ

ジャズやポップスという領域を軽々とこえて、素晴らしい活動をつづけているトップ・プロデューサー、クインシー・ジョーンズ。この曲は、彼が若い時期に作曲したもの。聴く人を包み込むような曲調は、後のクインシー・ジョーンズの名プロデュースぶりを予感させます。ちなみに、タイトルのレナは、ショービジネス界で多くの尊敬を集めているシンガー、レナ・ホーンのこと。もちろん、レニーはレナ・ホーンのご主人です。凛とした彼女の生き方は、女性男性の区別なく、誰もが憧れるはず。
  

06)世界は愛を求めている / ウエス・モンゴメリー

60年代を代表する作曲家、バート・バカラックの作品。作詞は、名パートナーのハル・デヴィッドです。ディオンヌ・ワーウィックの名唱で知られるこのメロディを、ギターのウエス・モンゴメリーは、1オクターブ離れている弦を同時に弾く彼得意の奏法で聴かせてくれます。それにつづくアドリブ演奏も、彼ならではの軽やかなものです。
  

07)おもいでの夏 / アート・ファーマー

1971年のアメリカ映画「おもいでの夏」の主題曲として、フランスのミシェル・ルグランが作曲したもの。アラン&マリリン・バーグマンによるポエティックな詞が、のちに書かれています。
“夏はほほえむ。ためらうことなく夏は肌を出す。そして変わりやすい空をなだめ、あなたが横たわる砂をやさしくあたためる。さまざまな経験をあなたにさせて、やがて夏は去って行く。もう一度あなたを抱きしめて、夏は秋にそなえてドレスをはおる”
フリューゲルホーンの名プレイヤー、アート・ファーマーが、過ぎて行く夏と恋の余韻を美しく描き出します。
  

08)コール・ミー / ワルター・ワンダレイ

クリス・モンテスの歌でも知られている、60年代のヒット曲。ブラジル出身でやがて活動の場をアメリカに移したオルガン・プレイヤー、ワルター・ワンダレイによるこのバージョンは、オシャレなカフェやインテリア・ショップなどに欠かせないBGMとなっています。
  

09)カタリナ・キッス / アコースティック・アルケミー

アコースティック・アルケミーは、ライト・フュージョン・タッチの人気グループ。ニック・ウェッブによるスティール弦そしてグレッグ・カーマイケルによるナイロン弦のギター・サウンドが、ちょっと固くなったハートを、自然に解きほぐしてくれます。
  

10)おいしい水 / アストラッド・ジルベルト

ボサノバを代表する作曲家、アントニオ・カロス・ジョビンによる人気曲です。アストラッド・ジルベルトは、コケティッシュな歌い方で知られるシンガー。彼女の歌う「イパネマの娘」で、ボサノバ音楽は世界中に広まりました。
  

11)ザ・ルック・オブ・ラブ / スタン・ゲッツ

これも、「世界は愛を求めている」と同じように、作詞のハル・デヴィッドと作曲のバート・バカラックの名コンビによる60年代のヒット曲です。昨年は、現代の人気ジャズ・シンガー、ダイアナ・クラールもカバーして、また大きな話題になりました。ハスキーなトーンのテナー・サックスで人気の高いスタン・ゲッツは、アストラッド・ジルベルトの「イパネマの娘」にも参加したボサノバ音楽普及の功労者の一人です。ここでのバラード表現も、素晴らしい。
  

12)モダージ / デイヴ・グルーシン

日本ではフュージョン・ミュージックのアーティストとして広く知られているデイヴ・グルーシンは、映画音楽の巨匠でもあります。この曲は、彼自身の作曲によるもの。パフォーマンスの向こうに映像が浮かんでくる気がするのは、デイヴ・グルーシンの音楽の特質によるものです。
  

13)三月の雨 / エリス・レジーナ&アントニオ・カルロス・ジョビン

13 ワン・ノート・サンバ/アントニオ・カルロス・ジョビン
一つの音がリズミカルにつづく、素敵なサンバの名曲です。演奏は、作曲したアントニオ・カルロス・ジョビンのピアノによるもの。
“メロディは、必ずドの音に戻ってくる。私が、あなたのもとに戻って行くように”
という、どこか恋のアドバイスのような、オシャレな詞がついています。
  

14)ミス・ファイン / オリヴァー・ネルソン

オリヴァー・ネルソンは、名サックス・プレイヤーとしても知られる、セントルイス出身の作・編曲家。特に、管楽器のオーケストレーションに優れた手腕を発揮します。この曲は、彼自身の作曲によるもの。スムーズな管楽器のアンサンブルをお楽しみください。ロマンティックなラブ・コメディ映画を思わせる曲調が、何とも言えません。
  

15)ミシェル / カウント・ベイシー

よく知られた、ビートルズの名曲です。ここでのバージョンは、ビッグ・バンド界を代表するカウント・ベイシー・オーケストラによるもの。イントロのピアノは、リーダーのカウント・ベイシー自身。カラフルな色彩感のある管楽器のオーケストレーションが、名曲に新しい魅力をつけ加えています。
  

16)ユー・ドント・ノウ・ホワット・ラヴ・イズ / ジョン・コルトレーン

1941年に、ドン・レイとジーン・デ・ポールが作曲した、せつない想いのラブ・バラードです。
“あなたは、恋というものがわからない。ブルースの意味が、わかるようになるまでは。
失なわなければならなかった恋を、愛するようになるまでは”
テナー・サックスのジョン・コルトレーンによるこのバージョンは、彼ならではの情感あふれる素晴らしいもの。大切な人のイメージがぱっと浮かんでくるような、広がりを感じさせるサビの部分のメロディが、とても印象的です。
  

17)ダニー・ボーイ / ビル・エヴァンス

北アイルランドの港町ロンドンデリーに伝わる民謡が、原曲。「ロンドンデリーの歌」として知られていた曲にフレッド・ウェザリーが新しい詞を書いて、「ダニー・ボーイ」としてさらに広く親しまれるようになりました。繊細な表現で人気の高いビル・エヴァンスによるこのバージョンは、曲の持っている詩的な美しさをくっきりと浮かび上がらせています。
  



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