| 『ビタースウィート シンフォニー』 2008.03.05 RELEASE ! |
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UPCH-1590 ¥2600(税込)
洋題 Jade Valerie/Bittersweet Symphony |
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| SWEETBOXとして全世界で記録的セールスを樹立したヴォーカリストJADEとプロデューサーGEO。 この2人がSWEETBOX脱退後ニューアーティスト「ジェイド」として届ける2nd作品。 彼らの最も得意とする、クラシックとポップスを有機的に結合するスタイルに原点回帰してのニューアルバム! 日本独占先行発売! 歌詞・対訳付 |
| 昨年ジェイドは、初めてのソロ・アルバム
『アウト・オブ・ザ・ボックス』で新たなキャリアのスタートを切った。その作品で、ジェイドとプロデューサーのジオは、これまでのスタイルから解放されて、自由な創作の歓びを満喫した。本人も「前作は私のセラピーになった」と語っている。 そのアルバムからわずか半年という短いタームで、早くも2ndアルバム『Bittersweet Symphony』が届けられた。アルバム全体のテーマは、“傷心と再出発”。収録曲の多くは、ジェイド自身に起きた出来事をもとに書かれており、本人も「この数ヶ月のサントラのようなアルバム」と語っている。 一方で、音楽的にはアルバムの冒頭を飾る『Unbreakable』でベートーヴェンの『月光のソナタ』をフィーチャーしたのをはじめ、再び時空を超えたコラボレーションに取り組んでいる。個人的には続く(2)『Like A Bird』と(3)『Out In The Sea』に思わずニヤリとしまった。おそらくここに辿り着くだろうと期待していたからだ。 昨年あたりからジェイドだけでなく、ジオもたびたび来日するようになった。膨大なレコード・コレクションを保有するジオがエキゾチックな日本の音楽に興味を持たない訳がない。予想どおり(2)『Like A Bird』のイントロで琴や尺八をフィーチャー。この曲は、ジェイドのお気に入りでもある。さらに(3)『Out In The Sea』ではドリーブの歌劇『ラクメ』から有名なアリア『花のデュエット』をモチーフに使っている。オペラにも名曲がたくさんある。引用するのは容易いことではないだろうが、ジオがその宝庫をいつまでも放っておく訳がないと思っていたのだ。 そして、この2曲はポップ・ソングとクラシックのコラボレートの可能性をさらに広げたのと同時に、2人のソングライティングのスキルがますます高まったことを示すものでもある。 もちろんこのスタイルにこだわっているわけではない。それを他の収録曲が雄弁に語っている。作品のテーマは“傷心と再出発”だが、センチメンタルな歌はあっても、アルバム全体にネガティヴな雰囲気はない。むしろ“再出発”に傾ける気持ちがポジティヴな雰囲気を作り上げている。ここに見え隠れするのがジェイドのキャラクターだ。LAで育ち、スカッと晴れた日が少ないドイツでの暮らしは、何よりも天候がつらいと語る彼女の明るい人柄が反映されている。 そして、いつもアルバムのタイトルに頭を悩ますとジェイドは言うけれど、今回もまた『Bittersweet Symphony』とはステキな言葉だ。ジェイドに限らず、人生はいつも“ほろ苦く奏でられる交響曲”のようなもの。翻弄しながらも私達はどこかでそれを楽しんでいるのではないだろうか。 2008年1月 服部のり子 |