BIOGRAPHY

Dru Hill


 高校の同級生だったジャズ、ノキオ、ウッディ、シスコの4名(全員1978年生まれ)からなるドゥルー・ヒルは、 メリーランド州ボルチモアの出身。グループ名は同地にあるドゥルー・ヒル・パークから名付けられたという。 ローカルのタレント・ショウで2度の優勝経験を持ち、その全国大会で最高3位にランクしたこともある彼らは、 1992年に後のマネージャーとなるケヴィン・ペックに見出され、彼の紹介のもと、1995年には 当時アイランド・ブラック・ミュージックの社長だったハイラム・ヒックスと『Rap City』(BETの人気プログラム)の パーティーで引き合わされることになる。ドゥルー・ヒルのパフォーマンスに一目で魅了されたヒックスはすぐさま契約を交わし、 翌1996年、ウーピー・ゴールドバーグ主演の映画『エディー/勝利の天使』のサウンドトラックに提供した"Tell Me"で 念願のレコード・デビューを果たすことになる。

 サウンドトラックからのシングルに選ばれ、見事チャートの首位まで上り詰めた"Tell Me"の大ヒットを受けて、 同年末にはデビュー・アルバム『ドゥルー・ヒル』をリリース。 ジョデシィを彷彿させるヴォーカル・パフォーマンスはもとより、メンバー全員が楽器を演奏できるという音楽的才能の高さを見せつけた。 R&Bチャートを6週連続で制した"In My Bed"を筆頭に、"Never Make A Promise"や"5 Steps"などの シングル・ヒットを生み出したアルバムは、結果としてチャートに18か月もランクされるロングセールスを記録。 「Billboard Music Awards」や「Soul Train Awards」他、数多くの賞にノミネートされた。

 サウンドトラック『Soul Food』収録の"We're Not Making Love No More"(1997年)のヒットを経て、 1998年には映画『燃えよドラゴン(Enter The Dragon)』にインスパイアされたという2ndアルバム『エンター・ザ・ドゥルー』をリリース。 全17曲中13曲の制作にメンバーが関与した意欲作となる同作からは、"How Deep Is Your Love"(初出はサウンドトラック『ラッシュアワー』)や "These Are The Times"をチャートの上位に送り込み、前作に引き続きプラチナム・ディスクを獲得するに至っている。

 その後、ウッディが脱退を表明することでグループの存続が危ぶまれたが、メンバー各自がソロ・アルバムを作った後に グループとしての活動を再開することを発表。その第1弾としてリリースされたのが、 シスコの『アンリーシュ・ザ・ドラゴン』(2000年)だった。

 2002年末、ウッディも自身のソロ・アルバム『Soul Music』にフィーチャーしていたスコラと共にカムバックし、5人組として約4年ぶりに再結集。3rdアルバム『ドゥルー・ワールド・オーダー』をリリースした。