Soundtrack / Rush Hour 2

    Soundtrack / Rush Hour


 

RUSH HOUR 2
RUSH HOUR 2

 

Roc-a-fella Records.com
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1998年夏、全米公開されるや、あの『タイタニック』を抜き去り全世界で大ブームを巻き起こした『ラッシュアワー』。この作品で見事全米進出を成し遂げたジャッキー・チェンと、マシンガントークのクリス・タッカーの名コンビが復活! 今度は香港・ロスアンゼルス・ラスベガスと舞台を移し、再びラッシュアワーを巻き起こす! 監督はもちろんブレット・ラトナー。超大物アーティストのビデオ・クリップを100本以上手掛け、マドンナの"Beatiful Staranger"では MTVの作品賞を受賞。そして共演には、今世界中から出演オファーが殺到している「グリーン・ディスティニー」のチャン・ツィイーが出演! 果たして、どのようにこのスーパー・コンビに絡むのか? 2001年最大のイベント・ムービーに全世界が熱狂すること間違いなし!

各曲解説・文/二木 祟
1. Area Codes
LUDACRIS FEAT. NATE DOGG


 
[デフ・ジャム]が2000年に新設したUS南部=ジョージア州アトランタを拠点とするレーベル=デフ・ジャム・サウスの記念すべき第1号アーティスト。そのセクシャルな歌詩表現と独特な節回し(=フロウ)は、超売れっ子プロデューサー=ティンバランドやネプチューンズでも手放しで絶賛し、初アルバム『バック・フォー・ザ・ファースト・タイム』は見事200万枚を超える大ヒットを記録した。本作からの先行シングルとなるこの曲は、同郷のプロデューサー/アーティスト=ジャジィ・ファーがトラック(BTエキスプレスねた)を手掛け、西海岸を代表する[Gファンク・シンガー]ネイト・ドッグが共演という豪華版。大ヒット間違いナシの一曲である。  

2. Mine, Mine, Mine
MONTELL JORDAN


 
デフ・ジャムのR&B部門=デフ・ソウルを支えるミリオン・ダラー・シンガー。過去4枚のアルバムを手堅くプラチナム/ゴールド・ヒットさせた秘決は、時代の先を読む眼の確かさ(ヒップホップ全盛時にR&Bを[いまのソウル・ミュージックとして]復活させた)にアリ。歌唱力も申し分ないが、それ以上のプロデュース力を持つ、珍しいタイプの歌い手。映画『ナッティ・プロフェッサー』でも歌手役で銀幕に登場した(実は身の丈2メートルの大男)。フォーカスがプロデュースを務めたこの曲でも、その[デフ・ソウル・オリジネイター]としての貫禄が漂っている。

 

3. Party Bulls
METHOD MAN & T.R.


 
90年代前半のヒップホップ・シーンにハードコア革命を起こした最強クルー(=軍団)、ウータン・クランを代表するキャラ立ち/オリジナリティNo.1男=メソッド・マン(ソロとしてデフ・ジャムで2枚のプラチナム・アルバムを発表)と、ガイ、ブラックストリートでのアーティスト活動の他、R&Bプロデューサーとしても10余年もの間、常に前線に立ち続けるシンクタンク=T.R.ことテディ・ライリー(ニュー・ジャック・スウィング生みの親)のコラボレイトが実現! タイトル通りのパーティー・アンセム。シングル・カットが待たれる逸曲。

 

4. No
KANDICE LOVE


 
デフ・ソウルの新星として目下売り出し中の実力派女性R&Bシンガー。モンテル、シスコをはじめ、ケイス、プレイヤ、ラヴハーらレーベル・メイトが結集したケリー・プライス“ラヴ・セッツ・ユー・フリー”(制作はテディ・ライリー)でも新人離れした堂々たる歌いっぷりでド胆を抜き、LLクールのJの『G.O.A.T』へのフィーチャリングや『ナッティ・プロフェッサー2』のサントラでのソロ名義では初となる録音曲“ノー・ユー・ドント・セイ”も記憶に新しい彼女は紛れもなく、いま最もアルバム・デビューが待たれるR&Bシンガーの一人、だろう。プロデュースはメアリーJブライジ、ホイットニー・ヒューストン、ブランディ、ジェニファー・ロペス、デスティニーズ・チャイルド、宇多田ヒカル等の大ヒット・チューンを次々と手掛けた超売れっ子のグラミー・ウィナー=ブラック・チャイルドことロドニー・ジャーキンズ。

 

5. He's Back
KEITH MURRAY


 
ヒップホップ界の大物プロデューサー/アーティスト=エリック・サーモンが率いるユニット=デフ・スクワッドの一員としてデフ・ジャムにアルバムを残している他、ソロMCとしても[ジャイヴ]から2枚のオリジナル・アルバム及びベスト盤をリリースしている彼の、[出所後]初のソロ・チューン。RケリーやLLクールJといったスーパースターを相手にしても一歩も引かなかった、そのアツいヴォーカル・パフォーマンスは伊達じゃない。トラックはLLクールJ、メソッド・マン/レッドマンからジャネット・ジャクソン、デスティニーズ・チャイルドまで(最近では全米No.1ヒット“Lady Marmalade”にも関与)にビートを提供したロックワイルダー(彼を発掘したのは7曲目“キープ・イット・リアル(テル・ミー)”のレッドマン)。

 

6. Lovin' Again
DRU HILL PRESENTS JAZZ FEAT. JILL SCOTT


 
あのシスコを輩出し、またボーイズ・・・メン、ジョデシィに続き90年代のUS R&Bシーンにおいて最大の収穫といわれた、新世代ヴォーカル・グループ=ドゥルー・ヒル(『ラッシュアワー』のサントラ前作にも参加)より、ジャズのソロが到着。『ナッティ・プロフェッサー2』に提供した“ヒアー・ウィズ・ミー”でも安定した歌声を聴かせてくれた彼だが、ここでも卓越したソングライティング・センスを見せつけている(ストリングス・アレンジは大御所ラリー・ゴールド!)。なお、バック・コーラスには、ミュージック・ソウルチャイルドと並びフィラデルフィアのシーンを盛り上げている女性シンガー=ジル・スコットの姿が。

 

7. Keep It Real (Tell Me)
MUSIQ & REDMAN


 
シスコ“ソング・ソング”の大ヒットで沸く2000年夏に、オーガニックなソウル・ミュージックを携えて、かつてのソウルの聖地=フィラデルフィアから現れた大型新人=ミュージック。デフ・ジャム社長=ケヴィン・ライルズ曰く「まるで21世紀のスティーヴィー・ワンダー」という天才ぶりは、『ナッティ・プロフェッサー2』からカットされた“ジャスト・フレンズ”に続く、初アルバム『Aijuswanaseing』で発揮され、多方面で高い評価を受けた後だけに、この新曲にも注目が集まるのは当然の話。feat. MCは、最新作『マルプラクティス』がヒット中のデフ・ジャムになくてはならないキャラ=レッドマン(デフ・スクワッド、メソッド・マン/レッドマン)。前回のドゥルー・ヒルとの共演に続く連続出場である。

 

8. Crazy Girl
LL COOL J FEAT. MASHONDA


 
自他共に認める[ヒップホップ・キング]でありデフ・ジャム契約第1号アーティストでもある[看板アーティスト]LLクールJ。9枚のミリオン・セラー・アルバムを有し、[俳優]としても最近では『ディープ・ブルー』『エニイ・ギブン・サンデー』『チャーリーズ・エンジェル』などに出演した、文字通りのスーパースターが、「また新しいスタイルに挑戦した!」と話題沸騰中のブランニュー。15年以上のキャリアを持つオールド・スクーラーながら勢いでも新人を寄せつけない……。アグレッシヴなビートの作り主は、あのDMXを輩出したラフ・ライダーズの中心人物=スウィズ・ビーツ(初のリーダー・アルバムも待機中)。

 

9. How It's Gonna Be
LOVHER


 
「彼女たちはいままでの女性グループにない[何か]を持ってるんだ! デスチャよりもワイルド……そう、まるで女性版ドゥルー・ヒルさ!」と、後見人であるシスコもベタ惚れの、新人女性R&Bグループ(4人組)の御披露目曲。ドゥルー・ヒル譲りのエモーショナルなソロとバックのコンビネイションは聴きモノ、である。なお、シスコが中心となるドラゴン・ファミリーに数えられる彼女たちは、シスコの最新作『リターン・オブ・ドラゴン』でも、自分たちの存在を強烈にアピールしている。  

10. Paper Trippin'
WC FEAT. NATE DOGG


 
80年代から活動している西の顔役的ラッパー。かつては、あのクーリオも在籍したマッド・サークルを統率し、90年代中盤には役者としても人気のアイス・キューブやマック10(TLCのTボズの夫)と共に、ウェストサイド・コネクションという徒党を組んでいただけあって、[説得力]も並のギャングスタ・ラッパーとは段違い。ソロ新作も待たれる[職人]MC。この曲では1曲目“Area Codes”にも登場したネイト・ドッグをフィーチャーし、西のヴェテラン・トラックメイカー=イースキーと共にウェストサイドをレプリゼント(=代表)したサウンドでアルバムに幅を与えている。

 

11. You Make Me Laugh
CHRISTINA MILIAN


 
デフ・ソウルのニュー・アイドルとして一押しのティーンネイジR&Bシンガー。そのポップで華のあるヴォーカルは、ジャ・ルールのNo.1ヒット“ビトゥイーン・ユー&ミー”でお馴染みだが、新鋭プロデューサー=ブラッドシャイと共にこのサントラのために書き下ろした曲“ユー・メイク・ミー・ラフ”や、シングル・ナンバー“AM To PM”で一大旋風を巻き起こすこと必至、である。[スタア誕生]の瞬間をお見逃しなく。

 

12. Mercedes Benz
SAY YES


 
バックストリート・ボーイズやイン・シンクに続くアイドル・グループとしてデフ・ソウルが自信を持って送り出すオハイオ出身の3人組ボーイズ・グループ。タイトルそのもののハードにドライヴするギター・リフに絡みつく、どこか甘美なメロディーは、プリンスを想わせる部分もあるが、後見人はなんとR&B界のサラブレッド=ジェラルド・レヴァート、だったりする。

 

13. Blow My Whistle
HIKARU UTADA FEAT. FOXY BROWN


 
新人アーティスト、ヒカル・ウタダのデビュー曲。プロデュースを手がけるのはいまやヒップホップ/R&B界の[時代の寵児]であるプロデューサー・ユニット(テディ・ライリー門下生コンビ)=ネプチューンズ。ジェイZ、リュダクリス、フォクシー・ブラウンなどの[デフ・ジャム]アーティストの楽曲や、最近では自分たちのアーティスト・ユニット=ナードや、あのスーパー・プロデューサー=ベイビーフェイスの新曲も手掛けたばかり。feat. MCは最新作『ブロークン・サイレンス』で[ヒップホップ・クイーン]の座を不動のものとしたフォクシー・ブラウン。

 

14. Figadoh
BENZINO FEAT. SCARFACE & SNOOP DOGG


 
旧名オールマイティRSO、現メイドメンのリード・ラッパー=ベンチーノのソロ。メルセデス・フェチのこの渋声ラッパーは、先にもマーティン・ローレンス、ダニー・デビート主演作『What's The Worst That Could Happen?』のサントラに新曲を提供したばかり。今回はデフ・ジャム・サウスの社長でもあるプラチナム・ラッパー=スカーフェィス(元ゲット・ボーイズ)と、西海岸が生んだ最高のラップ・スター=スヌープ・ドッグをフィーチャー。プロデュースはテディ・ライリー、というゴージャスなトラックとなっている。

 

15. I'm Sorry
3RD STOREE


 
ベイビーフェイスの奥方=トレイシー・エドモンズのレーベル[ヤブヤム]より99年にアルバム・デビューするハズだった悲運の4人組ヴォーカル・グループ。ヒップホップ世代らしい佇まいのヴォーカル・ワークは、ラシャッドスミスやヴァダ・ノーブルズ(前回、グレニークのトラックでプロデュース参加)のサウンドで生かされていた印象もあったが、ここではさらに成長した姿を見せている。

 

16. Brollic
FT (F** THAT)


 
97年、“Metal Things”というアンダーグラウンド・スマッシュ一曲で世界中のヒップホップ・へッズにその名を知らしめた、ニューヨークはクイーンズ出身のライム・テクニシャン(MCネームは「Fuck That」の略)。ビートナッツ、バックワイルド、ナシーム・マイリック、フレッド・レックといったプロデューサー陣が脇を固めた初アルバム(本作=映画の配給元であるニューライン・シネマの音楽部門、ニューライン・レコーズからのリリース)に先駆けてのこの曲は、ライヴ時のブレイクDJでもあったKOの新作。マーヴィン・ゲイのサンプリング(エリック・サーモンの“Music”もヒット中)も言えてる感じ。

 

17. The World Is Yours
MACY GRAY & SLICK RICK


 
本国=USのみならず、UKやここ日本でもベストセラーとなった衝撃のデビュー・アルバム『On How Life Is』から早2年……独自のソウル観で確実に時代を変化させている才女(出身はオハイオ州キャントン、現在の活動のベースはLAとなる)=メイシー・グレイと、デフ・ジャムの誇るリヴィング・レジェンド的ラッパー=スリック・リックのコラボ。グールーやコモンとも絡んだ過去のあるこのソウルフル・レディと、誰もが認める稀代のストーリーテラーの邂逅やいかに?