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DJクルーとメアリー・J.ブライジのジョイントによるソウル・II・ソウルの古典カヴァー“Back 2 Life 2001”のヒットで幕を開けた新世紀。同曲を含む強力面子の『ザ・プロフェッショナル2』もリリースされた。 [デフ・ソウル]物では、前年に全米デビューを済ませていたフィリー出身の自作自演シンガー=ミュージック・ソウルチャイルドが1stアルバム『アイジャスウォナシング』の日本盤リリースのためのプロモーションで来日し、大所帯バンドをバックに[21世紀のスティーヴィー・ワンダー]という噂にたがわぬ素晴らしいパフォーマンスを披露。続いて、バラッド・アサシン=ケイスの激シブ3rd『オープン・レター』、日本のお茶の間でもアイドル化したシスコの2ndソロ『リターン・オブ・ドラゴン』(プロモ来日も)がカタログに華を添えた。 そして、レッドマンがよりファンク(馬鹿)度を高めた5th『マルプラクティス 』を引っさげて来日。ちょうど、初となるソロ・アルバム『Platinum Tongue』を完成させたばかりのDABOとのジョイント・ツアーを行い、横浜・東京・大阪のヘッズを大いにロックした。 強力タイトルが一斉にリリースされる[チャート夏の陣]には、あの大ヒット・アクション・コメディー映画『ラッシュアワー2』のサントラが登場。リュダクリス+ネイト・ドッグ、メソッド・マン+テディ・ライリー、メイシー・グレイ+スリック・リック……といったサントラならではの豪華顔合わせが並ぶ中、あのヒカル・ウタダ+フォクシー・ブラウンという異色コラボが実現(ウタダは後に米TIME誌のフロントカヴァーに)。また、その直前に発表された[デフ・ジャム女番長]=フォクシー・ブラウンが数々のゴシップ〜沈黙〜入院、という傷心の日々を赤裸々に綴った入魂の3rd『ブロークン・サイレンス』も『ラッシュアワー2』効果で、ここ日本でも幅広い層に聴かれた。 コンスタントにヒット作を出す[ロッカフェラ]からは、ミスター・リリシスト=ビーニー・シーゲルの2nd『ザ・リーズン』に続き、早くも首領=キング・オブ・NY=ジェイ・Zの6thとなる『ザ・ブループリント』がリリースされる。US時間でなんと「米同時多発テロ事件」と同日の9月11日に店頭に並んだ同作は、発表と同時にまたもポップ・チャートを完全制圧。キング・オブ・ポップことマイケル・ジャクソンとのステージでの共演や、ナズ、プロディジー他とのビーフ、といった宣伝効果もあったが、そのソウルフルな内容度で[2001年を代表するマスターピース]に選出されることに。テロの影響が拭いきれない状況下も[デフ・ジャム]は強気のリリース攻勢をかける。ジャ・ルールの3rd『ペイン・イズ・ラヴ』(ジェニファー・ロペスとの共演曲が驚異のロングラン・ヒット!)、そしてDMXの4th『ザ・グレイト・ディプレッション』も続いてNo.1の座を獲得すると、デフ・ソウルが総力を上げて推す魅惑のティーンエイジャー(実はマルチ・アーティスト)=クリスティーナ・ミリアンがデビュー・シングル“AM To PM”でイキナリのNo.1を獲得という幸先の良いスタートを切った。 また、前作がダブル・プラチナムに輝いた[サウス代表]のリュダクリスは、この1年間の客演引っ張りダコぶりが象徴する人気が本物だったことを2nd『ワード・オブ・マウフ』で証明。[サントラ・ネタ]では、インディー制作ながらも全米興行収益週間チャートでトップを飾った『ワイルド・スピード』が日本公開に合わせて、ダボの4thシングル“レクサスグッチ”を加えた(映画本編のエンドロールで使用)ヴァージョンでリリースされた他、メス・レッドの[ケムリ兄弟]初主演作となる学園コメディー『ハウ・ハイ』(日本未公開)が話題を呼んだ。 文/二木 祟 Text by Takashi Futatsugi | |||||
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