BIOGRAPHY



デヴィッド・サンボーン / DAVID SANBORN



DAVID_SANBORN1945年7月30日フロリダ州タンパ生まれ。

タンパよりセント・ルイスへ移った彼は幼少の頃小児マヒにかかり、医師のすすめでリハビリとしてアルト・サックスを始めるようになる。15才の時に地元のブルース・バンドでプレイし、アルバート・キング等のミュージシャンとの共演歴を持つ。ノース・ウェスタン大学、アイオワ大学で音楽を学び、サンフランシスコに移った時にポール・バター・フィールド・ブルース・バンド、リトル・ミントン・バンドに参加。1971年になるとニューヨークに拠点を移し、スティーヴィー・ワンダー、デヴィッド・ボーイのグループに参加。B.B.キング、ジェイムス・ブラウン、トッド・ラングレン等のレコーディングにも参加し、それ以来トップ・スタジオ・ミュージシャンとして大活躍する。その後ポール・サイモン、ジェイムス・テイラー、マイケル・フランクス、リンダ・ロンシュタット、カーリー・サイモン、チャカ・カーン、イーグルス等のレコーディングにも参加し、そのサンボーンの独特な音色は日々注目されるようになる。そして1975年、ワーナー・ブラザーズと契約。初リーダー作『テイキング・オフ』を発表する。1980年代に入るとスタジオの仕事よりソロ活動が中心となっていく。1980年に発表した『ハイダウェイ』は大ヒットし、ゴールド・ディスクを獲得する。1981年『夢魔』でゴールド・ディスク、そしてグラミー賞最優秀R&Bインストゥルメンタル賞を受賞し、その後トップ・サックス・プレイヤーとして君臨する。また、サンボーンはメル・ギブソン主演の映画『リーサル・ウエポン』の音楽にもエリック・クラプトンと共に参加し、評価を得る。また、テレビでもNBCの『ナイト・ミュージック』のホスト役を1988年より担当し人気を博す。その後もローリング・ストーンズのツアーにも参加し話題を集めた。日本でも、1978年の深町純ニューヨーク・オールスターズの一員として来日してから数多く来日しており、コンサート、ライヴでは常に超満員、ジャズ・フュージョン・シーンの中では一番の人気といっても過言ではない。また、缶コーヒー『ジョージア』のCMやNHK朝のテレビ小説『ひまわり』の主題歌をカバーしたりなど、つねに話題性も振り撒いている。そして、1999年12月、名門VERVE MUSIC GROUPと契約。2003年5月、『タイムアゲイン』リリース。2004年11月『クローサー』リリース。そして2008年6月、活動の場をDECCA USAに移す。

本作品はDECCA USA移籍第2弾。前作より1年8ヶ月ぶりのリリースとなる。

プロデュースはフィル・ラモーン。24枚目のアルバムとなる。