「はじめてのブルース〜MIDNIGHT SIDE〜」

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『はじめてのブルース 〜MIDNIGHT SIDE〜』

【監修・楽曲解説: 鈴木啓志】

2004.09.08 RELEASE
UPCH-1363 \2,520(税込)


 【収録楽曲】
 01. エディ・ボイド/サード・ディグリー
Eddie Boyd/Third Degree (Willie Dixon / Eddie Boyd)


 02. ロウエル・フルスン/リコンシダー・ベイビー
Lowell Fulson/Reconsider Baby (Lowell Fulson)


 03. ハウリン・ウルフ/ザ・レッド・ルースター
Howlin' Wolf/The Red Rooster (Willie Dixon)


 04. マディ・ウォーターズ/スタンディン・ラウンド・クライン
Muddy Waters/Standin' Round Cryin' (McKinley Morganfield)


 05. ボ・ディドリー, マディ・ウォーターズ, リトル・ウォルター/マイ・ベイブ
Bo Diddley, Muddy Waters, Little Walter/My Babe (Willie Dixon)


 06. B.B.キング & ケティ・ウェブスター/シンス・アイ・メット・ユー・ベイビー
B.B. King & Katie Webster/Since I Met You Baby (Ivory Joe Hunter)


 07. ロニー・ブルックス/ワン・サニー・デイ
Lonnie Brooks/One Sunny Day (B. Ford / Tex McGinnis)


 08. ポール・ゲイトン/ナーバス・ブギー
Paul Gayten/Nervous Boogie (Paul Gayten)


 09. ジミー・ロジャース/ザッツ・オール・ライト
Jimmy Rogers/That's All Right (J.A. Lane)


 10. バディ・ガイ/レット・ミー・ラヴ・ユー・ベイビー
Buddy Guy/Let Me Love You Baby (Willie Dixon)


 11. アルバート・キング/ウォント・ビー・ハンギン・アラウンド
Albert King/Won't Be Hangin' Around (Albert King)


 12. ラリー・デイヴィス/テキサス・フラッド
Larry Davis/Texas Flood (Robey / Scott)


 13. ロバート・クレイ・バンド/アップ・アンド・ダウン
Robert Cray Band/Up And Down (Robert Cray / Jim Pugh)


 14. ジョン・リー・フッカー/ランブリン・バイ・マイセルフ
John Lee Hooker/Ramblin' By Myself (John Lee Hooker)


 15. ジミー・リード/カズン・ピーチズ
Jimmy Reed/Cousin Peaches (A. Smith)


 16. ジョー・ヒル・ルイス/フェン・アイ・アム・ゴン
Joe Hill Lewis/When I Am Gone (Joe Hill Lewis)


 17. オーティス・スパン/プリティ・ガールズ・エブリホエア
Otis Spann/Pretty Girls Everywhere (Church / Williams)


 18. サニー・ボーイ・ウィリアムスン/クロス・マイ・ハート
Sonny Boy Williamson/Cross My Heart (Sonny Boy Williamson)


 19. クラレンス"ゲイトマウス"ブラウン/クロス・マイ・ハート
Clarence "Gatemouth" Brown/Cross My Heart (Sonny Boy Williamson)


 20. ボビー"ブルー"ブランド/ラスト・ナイト
Bobby "Blue" Bland/Last Night (Don Robey)



   This compilation compiled by ATSUGHI YOSHIDA for FUJIMI PUBLISHING CO., LTD
   Illustration and sleeve design by KAZUSHIGE SUGANO
   All tracks commented by HIROSHI SUZUKI.






あなたのブルースは天使か? 悪魔か?

 ブルース誕生101周年という今年、憧れでもある鈴木啓志氏監修のもと、『初めてのブルース!! 』というムックの編集をやらせて頂いた。皆さんはもう読んで頂けただろうか。このCDはそのムックとのコラボレーションとして編集・選曲させて頂いたモノである。
 このCDは朝・昼・夜の3つで構成分けされているわけだが、皆さんはどの時間帯が一番好きなのだろうか? 朝からファンキーなブルースを聴いて元気になって欲しいし、夕焼けを浴びながら甘酸っぱいブルースを聴いて、誰かに会いたくなるのもいいだろう。ブルースとは感情を揺さぶるストレートなあなたの魂、あなたの心。聴くブルースによってこちらの感情も変化してしまうのだから面白い。ここまで書いて「ちょっと待てよ、ひょっとしたら自分が単細胞なだけか」とも思ったりもするが、ぜひその"効力"を試してみて欲しい。戦前に活躍したブルースマン、ロバート・ジョンソンが十字路に立ち、ギターを上手く弾けるようになることと引き換えに自分の魂を売ったという伝説があるが、もしかしたらこの感情が左右されてしまうことさえも悪魔の仕業なのかも知れない。  個人的には夜が一番好きである。夜と言ってもいろんな顔を持っていて、その中でも深夜が好きなのだ。誰に何も言われない(「まだ起きてるの? 早く寝ないと朝起きられないよ!」とは言われる…)し、誰の邪魔も入らない(「もう少しボリューム下げて!」とは言われる…)。深夜、まったりとブルースを囓りながらお酒を飲んでいると、嫌なことを忘れてしまうし、収録曲がすべて終わってしまったあとの真夜中の「シーン…」という音が、ブルースになんともよく合うのである。やはり何だかんだ言っても、理屈抜きにブルースのイメージは"夜"だったり"アルコール"だったりである。
 自分なりに夜のイメージを広げて選曲したのだがどうだろう? ぶっちゃけてしまえば、"Morning Side"の曲も"Evening Side"の曲も夜に聴いても違和感なく楽しめる。それはブルースを聴くあなたが、その時どんな思いで聴くかが"キー"となるからだ。友達とパーティーに行く夜と好きだった人と別れる夜が、天国と地獄の差があるように、"夜"もあなたの感情次第。楽しい夜に地獄のブルースを聴いて、わざと墜ちてみるのも楽しいかもしれない。ただ、悪魔との取引だけは絶対にせぬよう…。
よしだあつし















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